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データベース

シドニーに 2 つ目の Bare Metal Solution リージョンを開設

2021年11月29日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 11 月 17 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Bare Metal Solution(BMS)を世界中のお客様にご利用いただくために、このたび Google は、シドニーに 2 つ目の BMS リージョンを開設いたしました。エンタープライズ アプリケーション向けに認定された最先端のハードウェアを使用する BMS は、Google Cloud へのレイテンシを最低限に抑えて Oracle ワークロードを実行するのに最適です。ワークロードを BMS に移行したお客様にお喜びいただいている点としては、わかりやすいこと、一般的なオンプレミス環境に似ていること、そして Oracle RAC、Data Guard、Recovery Manager(RMAN)といった、Oracle の標準テクノロジーを実行できることが挙げられます。BMS がお客様にとって、長期的な Oracle ソリューションであっても、Oracle から移行してマネージド データベース(Cloud SpannerCloud SQL など)にモダナイズするための足掛かりであっても、お客様の現状に応えられるように、Google は引き続き BMS に投資してまいります。2021 年にはアイオワ、ソウル、チューリッヒで BMS をリリースし、世界全体での総リージョン数は 13 か所となりました。

また、新しい BMS リージョンに加えて、El Carro も発表いたしました。この新しくオープンソースとなった Kubernetes オペレータは、Oracle のデプロイと継続的な管理を自動化します。Google は、El Carro をオープンソースにすることで、Oracle の実行場所が BMS やオンプレミス、あるいは別のクラウドであっても、Kubernetes に関する Google のベスト プラクティスを業界でご利用いただけるようにしました。Google は、引き続きオープンソース コミュニティに貢献し、El Carro の開発を通して Oracle データベースの管理を容易にしてまいります。

シドニーに BMS の 2 つ目のリージョンを追加しただけでなく、Google Cloud は最近、オーストラリアで 2 つ目となるクラウド リージョンをメルボルンに開設いたしました。Lendlease はメルボルンの新しいクラウド リージョンとシドニーの新しい BMS リージョンを次のように活用する予定です。「メルボルンの新しいクラウド リージョンは、ミッション クリティカル サービス用の BMS も含めて、当社のグローバル スケールでの運用目標を達成するのに役立ちます。また、ポートフォリオの障害復旧の役割も担うため、ビジネスの継続性の面でもメリットがあります。」- Lendlease 共同グループ CIO Harvey Worton 氏

BMS を足掛かりとして Oracle からマネージド データベース サービスにモダナイズする場合は、Google Cloud Next(こちらから視聴可能)での情報が参考になります。Next ‘21 では、Google がいかにして Cloud データベースに大規模な投資を行い、進歩を遂げているかについて詳しく説明しました。たとえば、最近リリースされた Spanner の PostgreSQL Interface は、お客様から大きな関心を集めました。このインターフェースは、最近利用可能になったきめ細かなインスタンスのサイズ設定機能を備えるとともに、Spanner を民主化しているため、よりアクセスしやすくなり、99.999% の可用性を誇る優れた業界サービスとして確立されています。月額 65 ドルから利用でき、新しい PostgreSQL インターフェースも備えています。もう一つの人気の Oracle BMS 移行ターゲットである Cloud SQL は、Cloud SQL Insights を使用するデベロッパーのために、業界をリードするオブザーバビリティで新しい道を切り開いています。Cloud SQL Insights は、追加料金なしでご利用いただけるうえ、単一のインターフェースで、アプリケーションの視点からデータベースをモニタリングするための強力なツールが使用可能です。

BMS を Oracle の長期的なホームとして使用する場合でも、アプリケーションをご自分のペースでモダナイズするための手段として使用する場合でも、Google Cloud はお客様の移行をサポートいたします。そのため、お客様は中核事業に注力し、Cloud が提供するメリットをすべて活用することができます。ハードウェアの運用やデータセンターの管理は不要です。

BMS の詳細と、Google がクラウドへの移行をどのように支援できるかについては、2021 Next のセッション「Accelerating your move to the cloud with managed databases(マネージド データベースでクラウドへの移行を加速)」(動画スライドホワイトペーパー)をご覧いただくか、BMS プロダクト ページから営業担当者にお問い合わせください。


-プロダクト マネージャー Kyle Meggs
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