BigQuery UI で作業を高速化
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2021 年 1 月 20 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
データ アナリストは、適切な分析情報を得るために、SQL の作成に毎日何時間も費やすことがあります。そのため、Google Cloud Console のツールによって、そうした作業を可能な限り簡単かつ迅速に行えるようにすることが重要です。
このたび、BigQuery の Cloud Console UI が更新され、ユーザビリティが根本的に改善されて作業効率が向上し、必要なデータの検出や適切な SQL の高速作成が簡単になりました。新しい機能は次の 3 つの機能領域にわたる SQL ワークスペース環境全体に及びます。
新しいマルチタブ ナビゲーション
新しいリソースパネル
新しい SQL エディタ
新しいマルチタブ ナビゲーション
BigQuery について特にご要望が多いのはタブのサポートです。一度に複数のクエリを操作し、タブで切り替えて反復処理を高速化できるようになりました。
別のクエリの実行を待っている間に、新しいクエリ時間を処理してマルチタスクを行います。
タブを左右に分割してクエリや結果セットを並べて比較します。
クエリの作成中にテーブル スキーマを参照します。テーブルをクリックするだけでタブが開きます。
ワークスペースの下部にあるパネルで常に履歴を参照できます。
複数のブラウザタブで Cloud Console を開くオーバーヘッドを避けて、ブラウザのメモリ フットプリントを削減します。
新しいリソースパネル
組織で関連データを見つけるのがこれまで以上に容易になりました。
リソースと検索結果は必要に応じて動的に読み込まれるため、ワークスペースの応答性が向上します。
転送、スケジュールされたクエリ、管理のナビゲーション ボタンは、左端の折りたたみ可能パネルに移動され、クエリ作成用のスペースが広くなりました。
以前は、プロジェクトのリソースを表示する場合、プロジェクトの正確な名前を把握してから、ページ左側のリソースパネルにプロジェクトを固定する必要がありました。検索を拡張して固定したプロジェクト以外のリソースを見つけるには、[検索範囲をすべてのプロジェクトに広げます] を 1 回クリックするだけになりました。
各プロジェクトの横にある固定アイコンを 1 回クリックすると、速やかにプロジェクトの固定や固定解除ができます。
新しい SQL エディタ
最後に、SQL エディタ自体を更新して、多数の新機能をサポートするようになりました。パフォーマンスの高速化に加えて、Monaco を利用すれば、SQL 関数と列名や時間短縮の IDE 機能などのメタデータが入力途中で候補として表示され、迅速にコードを記述できます。
エディタ内でテキストを検索、置換
マルチカーソルと複数選択のサポート
ライン セクションの折りたたみと展開
エディタで F1 キーを押すと、便利な新しいショートカットや機能が他にも多数表示されます。
機能がプレビュー状態になっている間は、[プレビュー機能を非表示] ボタンで非表示にすることができます。
問題が発生した場合は、Cloud Console の右上にある [フィードバックを送信] ボタンでお知らせください。
BigQuery の Cloud Console UI にアクセスして開始できます。クエリ操作をお試しください。
-BigQuery プロダクト マネージャー Michael Saunders