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データ分析

BigQuery リポジトリの発表: BigQuery Studio での Git ベースのコラボレーション

2025年3月26日
Guillaume-Henri Huon

Product manager

Bo Wang

Software engineer

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※この投稿は米国時間 2025 年 3 月 21 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

現代のデータチームは、Git を使用して効果的に共同作業を行い、データ パイプラインと分析コードの管理にソフトウェア エンジニアリングのベスト プラクティスを適用したいと考えています。しかし、データチームが使用するツールのほとんどは Git のバージョン管理システムとの統合に対応していないため、Git ワークフローの活用に至っていません。この状況では、UI 間でコードをコピーして貼り付ける必要があるため、時間がかかるだけでなく、エラーが発生しがちです。

そこで、Google はこのたびプレビュー版の BigQuery のリポジトリを発表します。これは、データチームが Git リポジトリに保存されたコードを使って共同作業できるようにする、BigQuery Studio の新しい機能です。

BigQuery Studio で Git を使用して開発する

BigQuery リポジトリには、Git ワークフローを BigQuery 環境に直接統合するための、以下のような包括的な機能セットが備わっています。

  • BigQuery Studio に新しいリポジトリをセットアップする機能。このリポジトリでは、SQL クエリ、ノートブック、データ準備、データ キャンバス、テキスト ファイル(ファイル拡張子は任意)を作成できます。

  • リポジトリをリモート git ホスト(GitHub、GitLab、その他の一般的な Git プラットフォーム)に接続する機能。

  • 専用ワークスペースでリポジトリ内のコードを編集する機能。独自のコードのコピーを編集してから、変更分をブランチに公開します。

  • BigQuery Studio 内の使いやすいインターフェースでほとんどの Git オペレーションを実行できる機能。差分の検査、変更の commit、アップデートの push、pull リクエストの作成などに対応しています。

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あらゆるデータ実務者向けのソフトウェア エンジニアリングのベスト プラクティス

BigQuery リポジトリは、コードの開発、バージョン管理、デプロイの方法を標準化するのに役立ちます。そのため、メンバーの技術的な専門知識レベルが異なるデータチームでも、同じソフトウェア エンジニアリングのベスト プラクティスに沿って、同じコードベースを使って共同作業できます。

データ アナリストは、シンプルな GUI インターフェースを介してワークスペースの作成、変更の commit、コードのブランチへの push を行うことによって、コード リポジトリに貢献できます。

データ エンジニアは、同じコードベースに基づいて、BigQuery Studio や使い慣れたローカル IDE を利用して開発を行えます。

データ サイエンティストは、組織の VPC 内で BigQuery Studio から Colab Enterprise ノートブックを開発する一方で、コードをリモート リポジトリに保存して、バージョンを管理したり、同僚にコードレビューを依頼したりできます。

ご利用にあたって

BigQuery リポジトリの使用を開始するには、Google Cloud コンソールで BigQuery Studio にアクセスするか、ドキュメントで詳細な手順をご確認ください。

-プロダクト マネージャー Guillaume-Henri Huon
-ソフトウェア エンジニア Bo Wang

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