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Containers & Kubernetes

さらに進化したコンテナ プラットフォーム、GKE Enterprise の一般提供を開始

2023年11月16日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2023 年 11 月 7 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

本日は、GKE のプレミアム エディションである GKE Enterprise の一般提供が 2023 年 11 月 15 日に開始されたことをお知らせいたします。GKE Enterprise を使用することで、企業は複数のチーム間で開発とデプロイのベロシティを向上させ、特に重要であるビジネスクリティカルなワークロードを簡単かつ安全に実行し、Google Cloud の完全に統合されたマネージド ソリューションによって総所有コストを削減できます。

GKE Enterprise: Google Cloud の Kubernetes の次なる進化

GKE Enterprise は、コンテナと Kubernetes における Google Cloud のリーダーシップに基づいて構築されています。GKE と Anthos の長所を、統一されたコンソール エクスペリエンスを備えた統合された直感的なコンテナ プラットフォームに統合します。Google Cloud は、コンテナ化されたワークロードを実行するための最適な場所になるという使命を担っています。それは、世界初のマネージド Kubernetes サービスである Google Kubernetes Engine(GKE)を導入した 2014 年に始まりました。Google の内部クラスタ管理システムである Borg を基に発明された GKE は、現在利用できる最もスケーラブルな、業界をリードする Kubernetes サービスです1

Google Cloud から他のクラウド、データセンター、エッジに至るまで、Google は、ユーザーがコンテナを構築および実行するあらゆる場所で、あらゆるワークロードに最もシンプルで包括的、かつ安全で信頼性の高いコンテナ プラットフォームを提供することを目指しています。

また先日、Gartner に 2023 年 Gartner® Magic Quadrant™ のコンテナ管理部門で Google がリーダーに選出されたことも嬉しく思います。Google は、評価対象となった全ベンダーの中で実行能力において最も高い評価を得ています。これは、先述のミッションの成功を証明するものと考えています。

スケーラブルかつ安全でシンプルな企業向けコンテナ プラットフォーム

Gartner は、2027 年までにグローバル企業の 90% 以上がコンテナ化されたアプリケーションを本番環境で実行するようになると予測しています。これは、2021 年の 40% 未満から大幅に増加しています。コンテナは今日の特に革新的なアプリケーションやビジネスを推進しており、今後数年間で、さらに大きなビジネスの変革とイノベーションをもたらすでしょう。しかし、特にビジネスクリティカルな新規および既存のワークロードにコンテナを使用するには、コンテナ以外のものも必要になります。それは、エンタープライズ クラスのスケール、セキュリティ、オブザーバビリティを備え、信頼性が組み込まれた、完全なコンテナ プラットフォームです。

GKE Enterprise エディションには、フリートチーム管理機能が備わっています。この機能により、プラットフォーム エンジニアは類似したワークロードを専用クラスタに簡単にグループ化し、フリートごとにカスタム構成とポリシー ガードレールを適用できます。また、機密性の高いワークロードを分離し、クラスタ管理を他のチームに委任することもできます。ワークロードの実行と管理に加え、独自のクラスタと名前空間のセットを対象としたログ、リソース使用率、エラー率などの指標を表示することも可能です。

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図 1 は、GKE Enterprise でチームのリソースを管理する方法を示しています

GKE Enterprise のリリースの一環として、Advanced Vulnerability Insights の一般提供も開始いたします。この機能では、Java、Go、JavaScript、Python の言語パッケージのスキャンと脆弱性検出が可能です。オープンソース ソフトウェアの脆弱性を検出するには、包括的なアプローチが必要です。セキュリティのベスト プラクティスでは、効果的なセキュリティ対策を維持するために、開発ライフサイクル全体を通じて早期かつ頻繁にスキャンを行うことが推奨されています。こうした脆弱性の結果は、GKE のセキュリティ対策ダッシュボードと [懸念事項] タブで、オペレーティング システムの懸念事項、構成ミス、セキュリティに関する公開情報とともに確認できます。GKE Enterprise のお客様は、Advanced Vulnerability Insights を追加料金なしで有効にできます。

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図 2 は、GKE のセキュリティ対策でのワークロードと言語パッケージの脆弱性の表示例です

GKE Enterprise には、ガバナンスとポリシーの制御やマネージド サービス メッシュの機能も備わっています。そのすべてが最高の Kubernetes オープンソース エコシステムに基づいています。また、GKE Enterprise は完全に統合されたフルマネージドのプラットフォームであり、シンプルで直感的なコンテキスト内可観測性ダッシュボードを備えているため、プラットフォームの管理に費やす時間と労力を減らし、自身の顧客に向けた素晴らしいアプリやエクスペリエンスの作成に多くの時間を費やすことができます。

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図 3 は、GKE コンソールの直感的で統合されたエクスペリエンスを示しています

コンテナファーストの世界における成功の原動力

2014 年以来 Google は、ウェブ アプリケーションの強化に始まり、変革的な AI 主導のビジネスクリティカルなアプリケーションをクラウド内のコンテナで実行できるようにするまで、長い道のりを歩んできました。GKE Enterprise を使用すると、分散したチームが費用や人員を増やすことなく、より高速かつ安全にワークロードを大規模に実行できるようになります。実際、GKE Enterprise はすでに驚くべき成果をもたらしており、一部のお客様は生産性を 45% 向上させ、ソフトウェアのデプロイ時間を 70% 以上短縮しています2

世界最大規模の多国籍金融機関である HSBC は、Google Cloud のテクノロジーを活用してアイデアを意義のあるプロジェクトへと変換し、驚異的なイノベーションの取り組みを進めています。インフラストラクチャの移行からデータ ウェアハウス プロジェクト、リスク アドバイザリー ツールまで、HSBC は GKE を含む一連の Google Cloud プロダクトを活用して変革的な結果を生み出しています。

「Google Kubernetes Engine は、お客様のためのビジネス拡大、迅速な行動、イノベーションを支援してくれます。当行では、組織全体にコンテナが普及したことで、複数のチームとワークロードにわたるスケーリングを行うために安全にベロシティを向上させる方法が必要となっていました。Google Cloud の新しい GKE Enterprise エディションなら、ビジネスクリティカルなアプリケーション向けに最適化された、エンタープライズ クラスのセキュリティとガバナンスを備える総合的なマネージド コンテナ プラットフォームを利用することができます。」- HSBC、プリンシパル エンジニア兼グローバル コンテナ エンジニアリング リード Scott Surovich 氏

詳細とお知らせ

現在、ワークロードにはこれまで以上に無限の可能性が秘められています。Google は、皆様のデジタル化の取り組みに協力できることを楽しみにしています。では、さっそく始めましょう。

1.2023 年 8 月時点。
2.出典: Google の委託により Forrester Consulting が実施した調査「The Total Economy Impact™ Of GKE Enterprise」

-GKE Enterprise プロダクト管理担当ディレクター Snehal Patel

-Cloud Runtimes 担当シニア プロダクト マネージャー Dave Bartoletti

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