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コンピューティング

NetApp CVS を Google Cloud VMware Engine のデータストアとして使用する方法

2023年2月21日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2023 年 2 月 8 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Google Cloud VMware Engine は、Google Cloud のパフォーマンスに優れたスケーラブルなインフラストラクチャ上に構築された、フルマネージドのエンタープライズ クラスの VMware エクスペリエンスを提供します。一貫した VMware エクスペリエンスをこのサービスで実現することで、お客様は迅速かつ容易に Google Cloud を導入できます。また、オンプレミス vSphere ワークロードの変更を最小限に抑え、VMware と Google Cloud の長所を 1 つのプラットフォームに集約し、さまざまなユースケースに対応します。ユースケースには、短期間でのデータセンターの廃止、アプリケーションのリフト&シフト、障害復旧、仮想デスクトップ インフラストラクチャ、自社のペースに合わせたモダナイゼーションなどが含まれます。

Google Cloud VMware Engine は、ストレージの負荷の高い環境向けに、VM で使用できるストレージを拡張する方法をいくつか提供します。これには、Google Cloud Storage、Google Cloud Filestore、Dell PowerScaleNetApp Cloud Volumes Service (NetApp CVS) などのストレージ オプションへのゲスト内アクセスの提供が含まれます。

Google と NetApp とのパートナーシップの拡大は、クラウドへの移行をより簡単にすることに重点を置いています。このパートナーシップの拡大の一環として、NetApp Cloud Volume Service の NFS 共有を Google Cloud VMware Engine のデータストアとして使用できるようになります。このソリューションは一般提供を開始しており、お客様は NetApp CVS ボリュームを VMware Engine のデータストアとして使用できます。

外部 NFS データストアを使用すると、コンピューティングとストレージの個別スケーリングが可能になり、VMware Engine でストレージの負荷の高いワークロードを実行するお客様の TCO を削減できます。NetApp CVS は、スケーラブルなパフォーマンスを備えたフルマネージド NFS ボリュームをクラウドで提供します。

このソリューションを使用するには、ユーザーはまず CVS テナント プロジェクトと Google Cloud VMware Engine テナント プロジェクトをピアリングし、ESXi ホストが NetApp CVS と通信できるようにする必要があります。その後、CVS ボリュームを作成し、CVS の UI / API / CLI を使用してこれらのボリュームを管理します。CVS ボリュームを外部 NFS データストアとして VMware Engine の ESXi ホストにマウントする前に、vSphere 環境に支障をきたさないように、ボリュームが誤って削除されないようブロックする必要があります。これは、ボリュームの作成時に「Block volume from deletion when clients are connected」フラグを設定することで実現可能です。VMware Engine で使用可能なボリュームを作成した後、ユーザーはこれらのボリュームを VMware Engine クラスタの CVS NFS データストアとして利用できます。

「Google Cloud とのパートナーシップを 2018 年に開始して以来、私たちは Google と共同でイノベーションを推進し、お客様に最高のハイブリッド クラウド エクスペリエンスを提供してきました」と、NetApp のクラウド プロダクト管理担当バイス プレジデントである Eric Han 氏は語っています。「Google Cloud VMware Engine 向けの NetApp Cloud Volume データストアを使用することで、組織はコンピューティングとストレージを個別にスケールできるため、ストレージの負荷の高い VMware 資産を Google Cloud で迅速にリフトおよび変換できます。」

「エンタープライズ ワークロードをクラウドに移行するための魅力的な方法をお客様に提供できることを嬉しく思います」と Google Cloud プロダクト管理担当ディレクターである Manoj Sharma は語っています。「お客様は多くの場合、大容量のストレージを必要としており、Google Cloud VMware Engine 向けの NetApp Cloud Volumes Service データストアは、このニーズを満たす簡単で費用対効果の高い方法です。NetApp と Google Cloud VMware Engine を利用することで、お客様は既存のツールやプロセスを使用して VMware への投資を拡大しながら、アジリティ、セキュリティ、可用性を強化できます。」

この機能の利用を希望される場合は、Google、NetApp、VMware の各アカウント担当者までお問い合わせください。この機能の詳細については、NetApp のブログをご覧ください。


- Google Cloud、グループ プロダクト マネージャー Manish Lohani
- Google Cloud、プロダクト管理担当 Sai Gopalan

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