コンテンツに移動
Chrome Enterprise

Trimble、Chrome OS と Parallels Desktop を利用して働き方の変化に適応

2021年9月1日
https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/original_images/15331_Trimble_BlogHeader_V01.gif
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 8 月 13 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

編集者注: 今回の投稿は、Trimble で従業員用ツール担当コラボレーション コミュニティ マネージャーを務める Frej Krook 氏によるものです。Trimble は、ポジショニング、モデリング、接続、データ分析に特化した、米国カリフォルニア州サニーベールに本拠地を置くテクノロジー企業です。Trimble は、現在計画しているオフィス勤務の再開に向け、Chrome OS と Parallels Desktop for Chrome OS を使用することで、従業員がワークプレイス ツールを柔軟に選択できるようにしています。

変化は常に困難を伴います。過去 17 か月間、当社の全従業員は、在宅勤務や新しいテクノロジーへの適応など、今までにない規模の変化を経験しました。そして現在、徐々にオフィス勤務が再開されようとしています。日常的に使用するツールに変化が生じていることを認識したら、皆がその変化に対処できるよう折り合いをつけなければなりません。当社が Chrome OS を選択した理由はそこにあります。私たちは、将来どのような変化が起きても対応できるよう、柔軟なデバイスと、組織の適応力を高めるオペレーティング システムの配備を目指しました。

Google Workspace と Windows アプリを 1 つのデバイスで

Trimble の Google エコシステムへの移行計画は、Windows デバイスを使用するという慣習を捨て、Chrome OS に切り替える選択肢をユーザーに与えることから始まりました。従業員の多くは、Excel などの Office 365 ツールや AutoCAD などの設計ソリューションに慣れ親しんでいたため、Windows のデスクトップおよびノートパソコンから抜け出せませんでした。当社は、買収によって組織の一員となった従業員もいたため、テクノロジーに関する変化を要求して反発を招くようなことがないよう気をつけてきました。

その一方で、クラウドベースのツールをさらに採用し、複数のオペレーティング システムの管理からくる複雑さを軽減するというのが当社のデバイス戦略でもあります。そこで、Chrome OS への切り替えをさらに大規模に推進することで、クラウドで稼働する安全かつ高速なデバイスを供給しつつ、従来のツールへも柔軟にアクセスできる環境を整えたいと考えています。

特に当社は Google Workspace をすでに採用していたこともあり、Chrome OS への切り替えにはたくさんの利点があります。まず、高価な Windows ライセンスを台数分購入する必要がなくなりました。また、費用対効果の優れた Chrome OS デバイスを Google 管理コンソールからリモートで管理できるため、Windows デバイスの運用を維持するために技術者を世界中のオフィスに送る必要もなくなりました。加えて Chrome OS は、信頼性と安全性が高いオペレーティング システムでもあります。

Parallels Desktop for Chrome OS がなにより素晴らしいのは、特に動画アプリや設計アプリを実行する際に、Excel、AutoCAD などのアプリケーションや、当社独自のソフトウェア パッケージをすばやく簡単に使用できることです。Parallels Desktop はまた、デバイスのカメラとマイクをサポートしているため、従業員は複数のデバイスを持つ必要がなく、Chromebook だけで業務を行うことができます。

現時点で当社には約 150 台の Acer Chromebook と Google Pixelbook があります。今後、推奨オプションとして Dell 5400 Latitude Chromebook の配備を開始する計画です。また、全体で約 200 台ある Chromebox は、さらに増える予定です。私のチームは Chromebox をオフィス勤務時のメインのパソコンとして使用しています。

鍵となるのはデバイスの柔軟性です - そのため Android Enterprise は、当社のデバイス戦略におけるもう一つの重要な要素です。従業員の多くは、個人用および会社支給の Android デバイスを使用し、Workspace や社内アプリを介して常時つながっています。オフラインになるときは、仕事用プロファイルを使用して作業を一時停止します。

Chrome OS を使用してオフィス勤務再開に取り組む

Trimble のオフィス勤務再開計画は、ガイドラインの変更が激しいため、複雑になっていますが、2022 年第一四半期になんらかの形でオフィス勤務を再開することを目指しています。在宅勤務とオフィス勤務を組み合わせた形態を選択する従業員が多くなる見込みです。

そうなった場合に、Chrome OS の展開、Chromebook のパイロット プログラム、Parallels Desktop の用意が役立つことになります。従業員がオフィス勤務や出張を再開した際には、セキュリティ、デバイス管理のコントロール、バッテリー駆動時間が重要となります。Chromebook は保存データが自動的に暗号化されるため、取り掛かるタスクが Google ドライブ上に保存されて Chrome ブラウザから簡単にアクセスできる状態であっても、データは安全に保護されます。また、Chrome OS デバイスは、当社のフレキシブルな勤務形態にも対応できる非常に長いバッテリー駆動時間を有しています。

当社の従業員は Chrome OS を使用していれば、どこで作業をしていようと、自分の ToDo リストにあるタスクを行うことができます。タスクはクラウドにあるため、どこに保存されているか、どこからアクセスできるかを気にする必要はありません。

Chrome OS と Parallels Desktop を利用することで、個々の従業員に寄り添う仕方でオフィス勤務の再開を進め、最適な方法で業務を行うための慣れ親しんだツールを使用可能にする、高い柔軟性を当社は獲得できるのです。

 

-Trimble 従業員用ツール担当コラボレーション コミュニティ マネージャー Frej Krook 氏
投稿先