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Chrome Enterprise

ハイブリッド ワーカーのサポート: モバイル デバイスへの Chrome 管理の拡張

2022年4月12日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2022 年 4 月 6 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。


働き方は進化しています。組織がハイブリッドな業務環境に移行する中、従業員はいつでもどこでも簡単にビジネスアプリやデータにアクセスできる必要があります。管理の観点からは、IT チームはさまざまなデバイスやオペレーティング システムにまたがる技術スタックを管理する必要があります。

Chrome ブラウザ クラウド管理を利用すると、IT チームは、ブラウザの管理やセキュリティの確保をシンプルで効率的な方法で実行でき、また、これらをすべてクラウドから行うことができます。Windows、Linux、macOS に加えこのたび、Android と iOS でもデプロイを管理できるようになりました。

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Android と iOS で Chrome を管理する

100 回目のリリース?として、Chrome ブラウザ クラウド管理が Chrome on Android と Chrome on iOS に対応しました。医療業界、金融業界、通信業界、小売業界、政府機関からは、最前線で働く従業員と知識労働者のモバイル デバイス上の Chrome を安全に管理することが非常に重要であるとの声が聞かれました。  

つまり、IT チームは 1 つの場所から、次のことができます。

  • プラットフォーム間で Chrome ポリシーを構成し、より安全で一貫したデバイス間のユーザー エクスペリエンスを実現

  • ブラウザ、バージョン、デバイスの詳細に関する集計レポートを取得し、企業環境におけるより良い意思決定を行う 

  • API を使用して、カスタム ダッシュボードやワークフロー用に情報をエクスポート

Chrome ブラウザ クラウド管理をまだ使用していない場合、利用開始する方法はいくつかあります。すでにクラウドから Chrome を管理している企業向けに、この機能を AndroidiOS に拡張する手順を説明します。

最近、Google Cloud は、Chrome ブラウザ クラウド管理で利用できる多数の機能をリリースしました。そのハイライトを紹介します。

拡張機能のアップデートをより自由にコントロール

拡張機能の固定により、IT 部門は Chrome アプリや拡張機能の最新バージョンを固定して、新しいバージョンに更新するタイミングをコントロールできます。  特に規制の厳しい業界など、チェンジ マネジメントの要求が厳しい組織で有効です。

より詳細な管理者権限によるアクセス制御の強化 

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また、Google 管理コンソールで管理者が利用できる権限コントロールを強化する、読み取り専用の権限も導入されたばかりです。管理者は、他の管理者のサブセットに対してアクセスを許可または制限できます。読み取り専用権限に設定すると、組織部門間のブラウザの移動やブラウザの削除など、ブラウザ管理操作へのアクセスが制限されます。デプロイをできるだけ安全に保ちたいものの、複数の管理者が Chrome を管理できるようにしたい組織にとって、これは非常に有用となります。

Chrome ブラウザ クラウド管理をもっと活用しましょう

この機能により、IT 部門は Chrome ブラウザ クラウド管理のレポートから直接 CSV にデータをエクスポートできるため、組織全体や他のレポートツールでデータを利用できます。現在、マネージド ブラウザで利用可能ですが、近日中にアプリと拡張機能のデータやバージョン情報でも利用できるようになる予定です。第 2 四半期には、これらが一般提供される予定ですので、ご期待ください。

アプリケーションと拡張に関するリクエストについての追加情報を入手する 

多くの管理者が、拡張機能はビジネスの生産性に不可欠ですが、どの拡張機能が組織で使用されているかを監視したいと述べています。App Details API により、IT チームは拡張機能に関する詳細な情報や拡張機能のリクエスト数を取得できます。  また、他の API の使用例をまとめた GitHub ページも新設しました。

ポリシー オーダーのカスタマイズ

上級管理者は、複雑な環境で Chrome を管理するために、プラットフォーム(レジストリ、グループポリシー、PLIST、マネージド プリファレンス)とクラウド ポリシーの両方を同時にデプロイする必要がある場合があります。  これにより、IT チームは 組織のニーズに合わせて、Chrome ポリシーの優先順位を簡単に変更できるようになりました。  

Chrome のエキスパートによる年中無休 24 時間体制のサポートを受けることが可能

Chrome ブラウザのサポートが受けられることをご存じですか?Chrome のエキスパートによる年中無休 24 時間体制のサポートで IT にかかる時間を削減し、ユーザーのウェブ接続を維持します。  以下のいずれかに該当する場合は、組織全体に対する Chrome ブラウザのサポートを提供します。  100 以下の Chrome OS CEU ライセンス100 以下の Google Workspace ライセンスまたは Google Cloud Platform のエンハンスト サポートまたはプレミアム サポートのいずれかを利用している場合 


Chrome は先週、100 回目のリリースを迎えたばかりです。Google Cloud の LinkedIn では、お客様と一緒に成し遂げた成果を祝福し、過去 100 回のリリースの中から特別な機能やマイルストーンに関するチームの体験について記載しています。ぜひご覧ください。Chrome ブラウザ クラウド管理の組織での利用方法については、Google Cloud のウェブサイトをご覧ください。


- Chrome ブラウザ担当プロダクト マネージャー、Anuj Goyal
- Chrome ブラウザ担当プロダクト マネージャー、Maxime Martin

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