Sanmina の費用、柔軟性、メンテナンス容易性の要件すべてに応える ChromeOS
Google Cloud Japan Team
ミッション クリティカルな製品を市場投入するために ChromeOS を採用した Sanmina
※この投稿は米国時間 2023 年 8 月 18 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
編集者注: 今回の投稿の執筆者は、通信、医療、防衛、航空宇宙などの業界で使用される信頼性の高い製品のグローバル サプライ チェーン マネージャーであり、メーカーでもある Sanmina のシニア バイス プレジデント兼 CIO を務める Manesh Patel 氏です。Sanmina は、重要な運用プロセスの管理と従業員の効率性向上のために ChromeOS を使用しています。
Sanmina の製品は複雑で、機密性の高い医療や防衛の現場で重要な役割を果たしています。そのため当社では、信頼性が高く、品質管理機能を備えたコラボレーション ツールを求めています。従業員が製造現場で正確な情報をやり取りできるようにすることが不可欠だからです。また、オフィス環境においては、従業員によるグローバル オペレーションの改善や、複雑な設計プロセスの効率化を支援するコラボレーション ツールも必要です。
こうした理由から、当社ではあらゆる IT 導入計画を、総所有コスト、速度、柔軟性という 3 つの重要な観点から検討しています。Sanmina オペレーティング システムは、当社の製造業務の非常に重要な要素です。これらのシステムの管理は大きな課題となっており、できる限り効率的に管理し、総費用を最低限に抑えることが重点となっています。
ChromeOS を導入したことで、費用、速度、柔軟性という 3 つの要件をすべて満たすことができました。
24 時間 365 日の製造業務に適した容易なメンテナンスとゼロ ダウンタイム
Sanmina の製造拠点は、20 か国で 24 時間 365 日稼働しています。稼働時間を長くできれば、お客様により良いサービスを提供できます。そのため、稼働時間に悪影響を及ぼす IT サポートやセキュリティの問題を最低限に抑えるように努めています。ありがたいことに、ChormeOS には組み込みのセキュリティ機能があるため、当社ではこの 10 年間セキュリティ インシデントが 1 件も起きていません。
ChromeOS を採用し、製造工場と業務オフィスに 10,000 台以上の ChromeOS デバイスを導入して以降、IT メンテナンス作業が基本的に不要となり、総所有コストとサポート費用が 50% 削減されました。
全社的に ChromeOS を採用
多種多様な役職の従業員をサポートするため、Sanmina ではさまざまな ChromeOS デバイスを採用しています。Chromebase はオフィスの従来のパソコンに取って代わり、Chromebox は製造現場でデジタル サイネージとして利用されています。ChromeOS 搭載のデジタル サイネージは、完全なペーパーレス化を実現してくれました。製造現場から、購買や部品の品質情報を Sanmina の管理部門にリアルタイムで直接共有できるため、管理者はリアルタイムでより良い意思決定を下すことができます。また、これらの画面を通じて製造現場や社内のカフェテリアにいる従業員にも情報を共有できるため、最新の生産性指標を常に把握し、会社の目標達成に向けて業務に従事できます。
今後も、Sanmina のより多くの業務で ChromeOS を活用する方法を模索していきます。現在、モバイル ワーカーやリモート ワーカーには、タブレットなどの ChromeOS デバイスを支給しています。また、製造現場のデバイスにも ChromeOS Flex を導入して、既存のハードウェアを再利用し、寿命を延ばしています。
ChromeOS は、セキュリティ、品質、柔軟性の面で、従業員がより迅速かつ効率的に、はるかに簡単に仕事をこなせるよう支援してくれます。お客様は Sanmina が提供する不可欠な製品を頼りにしていますが、私たちは ChromeOS を頼りにしています。
- Sanmina、シニア バイス プレジデント兼 CIO Manesh Patel 氏