クラウド ワークフォースで予期せぬ事態にも対応
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2020 年 10 月 6 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
ほんの数か月前、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響が世界中で現れ始めたとき、IT チームはこれ以上ないほどうまく困難に対処し、新しい方法を使ってビジネスや従業員を記録的な速さでサポートしました。しかし、企業が今度どのように労働力の維持に取り組んでいくかという計画に目を向ける中、特に IT チームにとっては、パンデミックの前に得た一部の分析情報が、将来を計画するうえで非常に役立つことが証明されるかもしれません。10 月 7 日(水)に Google が主催するウェブセミナーでは、ゲスト スピーカーに Forrester の J.P. Gownder 氏を迎え、このたびの困難な時局を振り返り、今後 IT リーダーが立ち向かう先に目を向けます。ぜひご参加ください。その際に取り上げる分析情報を以下にいくつかご紹介します。
2020 年 1 月に Google の委託により Forrester Consulting が実施した調査によると、COVID-19 より前にクラウドベースのエンドユーザー コンピューティング イニシアチブに投資していた組織は、その分野で後れを取っていた企業よりも、危機に対する準備が大幅に整っていました。こうした組織は、安全なリモートワークの遂行、同僚とのデジタル形式での共同作業、対面での会議ではなくビデオ会議の活用といった、労働条件の急激な変化に対処するための態勢がより整っていました。つまり、これらの企業はクラウド ワークフォースを保有している傾向にあったということです。
2020 年の始め、Forrester はインフォメーション ワーカーの 3 人に 1 人(37%)がクラウド利用者であることを突き止めました。これらのクラウド利用者は、作業にノートパソコンやタブレットを使用し、クラウドベースのアプリを日常的に使用して、就業時間のかなりの時間をブラウザでのタスク遂行に費やしています。こうしたクラウド利用者の人口はわずか 2 年前の 26% からすでに上昇していますが、そのうちの大多数が、それ以来、リモートワークや柔軟な働き方にシフトしています。そしてしばらくの間は多くの人がリモートまたはハイブリッド モデルの働き方にとどまるであろうことから、クラウド利用者の数は 2020 年の間に著しく増加し続ける可能性が高いでしょう。ウェブセミナーでは、Forrester が予測する未来の働き方をいくつかご紹介しますが、クラウド利用者が増えていることは確かです。
Forrester は調査の一環として、COVID-19 の前にすでにクラウドベースのエンドユーザー コンピューティングを大幅に、あるいは完全に進化させてきた企業と、そうでない企業を比較しました。その結果、前者の組織は予期しない状況に対処するのにより適した状況にありました。
さらに、すでにクラウドベースのエンドポイント コンピューティングに投資していた組織は、とりわけ加速的な投資を行っていました。わずか 2 年前と比べると、クラウドベースのコンピュータをすでに導入し、展開していた企業の数は 83% 上昇しました。
COVID-19 のような未曾有の事態が発生すると、企業はビジネスの持続性の手段に関わる準備や計画の方法を変更しなければならないという課題に直面します。リモート ワーカーをサポートすることは、すべての企業にとって簡単なわけではありませんでした。IT の意思決定者に実施したアンケートによると、ブラウザ経由でアクセスできる組織の業務アプリケーションはわずか 58% でした。多くの企業はすでにインフラストラクチャのモダナイゼーションに投資していますが、特に長期的なリモート作業をサポートするために、そうしたクラウドへの投資をエンドポイントのコンピューティング環境に拡張するのに今ほど重要な時期はありません。なぜなら、クラウド ワークフォースは、以前は生産性と安全性を推進する手段でしたが、いまや新しいスタンダードとなったためです。
クラウド エンドポイント コンピューティングへの投資による影響について詳しくは、Google の委託により Forrester Consulting が実施した調査「Cloud Workers Are Key To Disruption Preparedness: Drive Productivity, Business Continuity, And Growth By Empowering Cloud Workers」をご覧になるか、ウェブセミナーにご参加ください。
増え続けるクラウド ワークフォースのサポートを後押しする資料をお探しの場合は、リモート ワーカー ツールキットもご覧ください。
-Chrome Enterprise グループ プロダクト マネージャー Cyrus Mistry