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Chrome Enterprise

変化し続けるヘルスケア業界で Hackensack Meridian Health は Chrome Enterprise を導入

2021年11月2日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 10 月 20 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

編集者注: 本日の投稿は、17 の病院と、36,000 人の従業員によるニュージャージー州のネットワークである Hackensack Meridian Health(HMH)の上級バイス プレジデントであり、アソシエイト CIO 兼最高技術責任者でもある Mark Eimer 氏によるものです。Hackensack Meridian Health は、Citrix や Imprivata と連携して、Chrome ブラウザ、Google Workspace、Chrome OS を標準化することで、クラウド導入プロセスを大きく進展させました。

革新的で飛躍的な医学の進歩や、新たな応答性の高い技術によって、ヘルスケア業界は常に変化し続けています。しかし、このパンデミックによって、Hackensack Meridian Health に属する 36,000 人の従業員たちは、かつてないほどの変化を経験しました。17 の病院でテクノロジー インフラストラクチャを管理している IT チームの立場から見ると、この変化は、モバイル ワーカーだけでなく、世界のどこにいても患者ケアを提供できる在宅勤務チームをサポートすることを意味します。当社は Chrome Enterprise と Google Cloud で構築された最新のクラウド プラットフォームを導入し、この重大な変化の中でも目標を達成する体制を整えました。

Chrome ブラウザからすべての仕事用アプリにアクセス

私たちのクラウド導入のプロセスは、ネットワーク全体で Chrome ブラウザをデフォルトにすることから始まりました。以前使用していたブラウザは遅くて時代遅れで、問題が発生した場合、従業員は IT 部門による多くのトラブルシューティングを必要としました。Chrome に切り替えることで、従業員は速くて、安全かつシンプルなブラウジング環境を手に入れました。

ヘルスケア業界では、多くのクラウド ベンダーが Chrome ブラウザをサポートしています。ブラウザのセキュリティ機能やクラウドから直接管理することが容易な点も考えれば、Chrome の導入は当然の決断でした。さらに、サポート費用も 25% 削減されました。Chrome を使用すると、アプリが瞬時に読み込まれるので、臨床医はより良い患者ケアを提供できます。

生産性を向上させる Google Workspace と Chrome OS デバイス

Chrome ブラウザは高速で使いやすく、Chrome ブラウザの使用に慣れてしまえば(すぐに慣れます)、従業員を Google Workspace と Chrome OS デバイスに移行させることは理にかなっています。

2020 年 3 月のパンデミック初期の頃に、3,000 人以上に Citrix を搭載した Chromebook をキオスクモードで持たせ帰宅させました。この時点では Google Workspace への移行さえしておらず、まだ Microsoft Office 365 を利用していました。ログイン プロセスは同じで、Citrix 経由でアプリにアクセスするためにログインします。Chrome OS デバイスを使用することで、クラウドでの作業とユーザー認証による簡素化が実現されました。また、当社の Chrome OS フリートは、Google 管理コンソールからリモートで簡単に管理できます。

Google Workspace を導入することで、アプリが Chrome ブラウザと完全に統合され、生産性が高まる可能性を実感しました。Google ドライブと Google フォームによって、誰もがどこにいても情報を収集し共同作業ができる場所を確保することで、私たちの組織に大きな効果をもたらしました。

Gmail を導入したところスパムが 30% 減少し、全員の時間を節約することができました。実際、Chrome OS デバイスで Google Workspace に移行してから、生産性が約 25% 向上しました

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エンドユーザー エクスペリエンスの向上がより良いヘルスケアにつながる

2020 年 3 月、80 か所にいる 500 人のコンタクト センターの従業員を安全かつ効率的に稼働させ続ける方法を策定する時間は 2 週間しかありませんでした。そこで、コンタクト センターの従業員に、Chrome OS デバイスと Google Workspace を用意しました。従業員が自宅で仕事をしていても、オフィスで仕事をしていても、患者へのサービスをシームレスに提供できると確信していました。それに加えて、当社の IT チームはデータの安全性を信頼できることで余計なストレスを抱えずに済みます。

現在、ネットワーク全体の臨床ワークステーション向けに、Imprivata と Citrix の両方を備えた Chrome OS デバイスを展開するためのプロセスを進めています。臨床医は電子医療記録システムである Epic を一日中使用しているので、そのエクスペリエンスを妨げないようにしたかったからです。臨床医はバッジを使用することで、Imprivata 経由でリーダーにバッジをタッチさせ、Citrix でログインして、Windows デバイスよりもはるかに速く Epic にアクセスできます。このシンプルさと速度の向上により、臨床医は患者ケアを行うために必要なツールを活用できます。

また、当社の Chrome OS 全体に対するポリシーの管理機能によって、臨床医がどこに移動したとしても業務をサポートします。臨床医が普段のワークエリアではない別の部署のワークステーションにログインした場合、ブックマークや設定などすべてが反映されます。Android Enterprise を使用して、一貫性とデバイス管理をモバイル デバイスに拡げ、セキュリティ、プライバシー、必要な管理機能を確保しています。

患者ケアの未来を担うクラウド

医療従事者から改善点の指摘があった場合、それをブレーンストーミングを始めるきっかけにして、Google との戦略的パートナーシップによるリソースを活用します。例えば、私たちは Google Cloud を使って、マンモグラフィーの画像に人工知能を統合する方法を研究しています。

ヘルスケアの分野は退屈とは無縁です。私たちの役割は、すべての医療従事者の生活環境を改善して、毎日より多くの人を診察できるようにし、患者ケアの提供を簡素化することです。このプロセスを Google とともに歩むことで、必ずこの目標を達成できると確信しています。


- Hackensack Meridian Health 上級バイス プレジデント、アソシエイト CIO 兼最高技術責任者 Mark Eimer
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