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Chrome Enterprise

ChromeOS Flex で電気電子機器廃棄物を削減して環境に優しい未来を実現

2023年5月11日
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Google Cloud Japan Team

ChromeOS Flex で電気電子機器廃棄物を削減して環境に優しい未来を実現

※この投稿は米国時間 2023 年 4 月 22 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

私がテクノロジーに惹かれる理由は、テクノロジーが世界中の数十億人の暮らしを改善できる可能性を秘めていることにあります。優れた医療、知識へのアクセス、ビジネスの向上、個人向けの娯楽など、プラスの影響は大きく広がっています。同時に、テクノロジーが環境に及ぼす可能性がある影響についても考慮することも同じくらい重要視しています。現在、正式にリサイクルされている電気電子機器廃棄物の割合は 20% に達していません1。世界中で使用されるデバイスが増えるなか、2030 年には電気電子機器廃棄物が 22% 増となると見込まれています。今年だけでも 6,130 万トンの電気電子機器廃棄物が発生すると予測されており2、これはエンパイア ステート ビル 168 棟分の重量に相当します。アースデーの本日、電気電子機器廃棄物の削減のために私たちができる取り組みと、電気電子機器廃棄物の削減が費用削減と環境に優しい未来の実現にもたらすプラスの影響についてご紹介します。

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サステナブルな未来に向けた Google の取り組み

Google では、2007 年からカーボン ニュートラルを達成しており、2030 年までにすべての場所で 24 時間 365 日カーボンフリー エネルギーで事業を運営すべく、エネルギー消費の脱炭素化に取り組んでいます。将来は、皆さんが利用する検索、YouTube 動画、Gmail などはすべて、風力、太陽光、地熱などを利用したクリーン エネルギーで賄われるようになります。2010 年から 2021 年までの再生可能エネルギー プロジェクトへの投資額は、約 33 億ドルに上ります。これは正しい方向へ向けた第一歩ですが、地球に対するテクノロジーの悪影響を抑えるために実現できることは他にもあります。

ChromeOS でこの取り組みを拡大

Google では、サーキュラリティ(循環性)が、デジタル サステナビリティの新たな最先端領域であると考えています。サーキュラリティはシンプルな概念です。それは、企業が「take-make-waste(資源を採取し、作って、捨てる)」アプローチを取るのでなく、デバイスの有用性、生産性、利益性を維持しながら、ごみ処理場に廃棄される原材料を削減することに注力することを意味します。

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サーキュラリティは、リニア(直線)型経済モデルに対抗できる機会をもたらし、企業にとって大きなメリットがあります。循環型経済は、廃棄物の削減、イノベーションの促進、雇用の創出によって 4 兆 5,000 億ドルの経済効果をもたらす可能性があります3

Google はまた、サステナビリティを推進する製造企業とも提携しています。たとえば、HP Engage ポートフォリオのオールインワン システム、タブレット、高性能なコンピューティング デバイスは、リサイクル素材とリサイクル可能な素材を採用して、私たちの未来を守ることに貢献しています。HP は、Google と連携し、ChromeOS Flex の利用において HP Engage デバイスを認定しています。これにより新規ハードウェアの購入の必要性を減らし、最終的にはサステナビリティ イニシアチブを導入しているお客様を支援します。

ChromeOS Flex でサステナビリティへの取り組みを始める

サーキュラリティの重要な側面として、すでに購入済みのデバイスのさらなる活用があります。ChromeOS Flex は、PC と Mac 向けの安全でサステナブルなクラウド ファーストのオペレーティング システムであり、企業がサーキュラリティに取り組むための足がかりとなります。Google は、サステナビリティが最も高いデバイスとは、すでに利用中のデバイスであると考えています。ChromeOS Flex はデバイスの寿命を伸ばすことで、既存のデバイスがごみ処理場に廃棄されることを防ぎます。実際に、ChromeOS Flex を利用すると、最大 96% の費用削減、83% の排出量削減、100% の電気電子機器廃棄物削減をわずか 1 年で実現できます4

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サーキュラリティを取り入れ、ChromeOS Flex などのサステナブルなプロダクトを取り入れることで、ビジネスが地球にもたらす電気電子機器廃棄物の量を削減し、新品同様に動作するデバイスで従業員を支援し、運用費を節約できます。

Google とともに取り組む

電気電子機器廃棄物は、私たち全員が取り組むことができる問題です。ChromeOS のようなクラウドベースのオペレーティング システムとの提携というシンプルな解決策によって、運用を全面的に変えることなくサステナブルな変更を実施できます。私たちには将来の世代に対し、テクノロジー デバイスのライフサイクル管理を、電気電子機器廃棄物を生み出す管理から環境に優しい管理へと変える責任があります。アースデーを祝って、意識的にサステナビリティ優先の選択をして、すべての人々にとってよりクリーンで健全な未来へ向けて取り組みましょう。

詳しくは、ChromeOS Flex と Google のサステナビリティに関する取り組みをご覧ください。環境に対する ChromeOS Flex の影響の詳細については、最新のレポートをダウンロードしてお読みください。

  1. UN Environment Programme、The growing footprint of digitalisation、2021

  2. Global E-waste Monitor、Unitar、2019

  3. Circular Electronics Partnership、Accenture、2022

  4. Accenture: ChromeOS & Android Enterprise Shared Value Model、2023


- ChromeOS、エンジニアリング担当シニア ディレクター Ashwini Varma

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