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Chrome Enterprise

Mac および iOS デバイス向けに絶えず進化する Chrome

2022年10月25日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2022 年 10 月 20 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

人々の働き方が変化したことに、疑いの余地はありません。しかも、良い方向に変化しました。今や企業は、勤務場所や使用デバイスの種類を問わず従業員をサポートできる体制を整える必要に迫られています。しかし、ハイブリッドな勤務形態には特有の課題が伴います。IT チームは、組織の生産性を確保しながら、デバイスの管理やセキュリティのベスト プラクティスも維持する責任を負っています。

今月初め、Chrome バイス プレジデントの Parisa Tabriz は、Jamf の年次ユーザー カンファレンスである JNUC基調講演に登壇しました。Jamf は、企業や教育機関に普及している管理ツールで、Mac や iOS をサポートしています。自社で Apple デバイスを担当する IT プロフェッショナルは毎年 JNUC に参加し、これらのプラットフォームの最適な管理方法に関する最新かつ重要な話に耳を傾けています。

Parisa は、企業が Chrome、Google Cloud、Jamf を使用して業務の次なる進化に対応するためのあらゆる方法を紹介しました。彼女が取り上げた方法の概要は以下のとおりです。  

ブラウザ管理が重要な理由

従業員は、ブラウザを使用する時間が増えています。このため、IT チームが複数のデバイスを一元管理できる構成と制御を導入することは、これまで以上に重要になっています。これを行う主要な方法の一つとして、包括的な管理ソリューションの使用が挙げられます。

Chorome は、まさにそのために Chrome ブラウザ クラウド管理をリリースしました。Chrome ブラウザ クラウド管理はクラウド ファーストの管理ツールで、企業が ChromeOS を管理するのと同じコンソール内でさまざまなオペレーティング システムに対応します。また、iOS にも対応するようになりました。

Chrome ブラウザ クラウド管理を使用すれば、数回クリックするだけでポリシーを設定し、ブラウザの可視性を高め、拡張機能やバージョンなどに関するレポートを作成できます。拡張機能の自動インストールや自動ブロックに加え、コンソールから直接リモート コマンドを送信することもできます。 

Mac や iOS を管理する企業は、Jamf Pro でゼロタッチ登録できるため、Chrome を簡単にデプロイしてカスタマイズすることが可能です。Google 管理コンソールに加え、Jamf Pro コンソールからでも、Chrome のポリシーを macOS、iOS、iPadOS の各デバイスに直接デプロイできます。以下のデモ動画では、この仕組みを簡単に紹介しています。

Chrome ブラウザ クラウド管理のメリットを組織で活用する方法について詳しくは、Chrome カスタマー エンジニアである Alex Bauer のセッションをオンデマンドでご覧ください。

ゼロトラストの原則を組織に拡張する

Google は BeyondCorp Alliance のメンバーである Jamf とも協力し、ゼロトラストの普及に努めています。ゼロトラスト ネットワーク アクセス(ZTNA)ソリューションは、社内外のネットワークは本質的に安全性に欠けるため、信頼できないと見なします。これは Google の 10 年以上にわたるセキュリティへのアプローチであり、BeyondCorp Enterprise を利用してお客様の組織にこのアプローチを導入いただけるようになりました。ネットワーク境界で行っていたアクセス制御をユーザー単位やデバイス単位で行うことで、従来のように VPN を介さなくても実質的にどこからでも安全に作業できるようになります。

こちらの JNUC セッションでは、ゼロトラストの重要性、デバイスのシグナル情報を活用してゼロトラスト アクセス ポリシーを作成する方法、ゼロトラストを Apple 環境に実装する方法について、Google と Jamf がご紹介します。また、ゼロトラスト モデルをサポートする方法など、企業ブラウジングの安全を確保する Chrome のアプローチについて詳しくは、最近のブログ投稿をご覧ください。

JNUC に参加できなかった場合は、エグゼクティブ パネル「Making Hybrid Work, work with Google and Jamf(Google と Jamf を使用してハイブリッド ワークを実現)」もご覧ください。このセッションでは、Google の Parisa Tabriz と Google Cloud シニア ディレクターの Amol Kabe が、Jamf の CEO である Dean Hager 氏をお迎えして、働き方の変化、ハイブリッドな勤務形態が大きなチャンスと課題を組織にもたらす仕組み、Jamf と Google を使用して従業員と顧客がより公平に技術スタックにアクセスできるようにする方法について取り上げました。コラボレーションの公平性に対する Google チームのアプローチ(ハイブリッドな勤務形態を重視)について詳しくは、こちらのブログ投稿をご覧ください。

DMG または PKG ユニバーサル インストーラを使って Chrome をダウンロードするには、こちらをクリックしてください。こちらのセッションやその他のセッションにオンデマンドでアクセスするには、JNUC にご登録ください。

- Chrome ブラウザ担当プロダクト マネージャー Anuj Goyal
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