ChromeOS 管理者の認定資格の取得

※この投稿は米国時間 2022 年 10 月 18 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

ChromeOS 管理者の皆様は日々業務に励んでいらっしゃることと思います。世界中で ChromeOS 管理者が管理している ChromeOS デバイスの数は 5,000 万台以上に及びます。皆様の多くが膨大な数のデバイスを管理している一方で、ChromeOS への移行を始めたばかりの方々もいらっしゃいます。

組織の規模や種類にかかわらず、Google は皆様のご希望にお応えします。このたび、管理を容易にするためのさまざまな新しいポリシーと更新を導入いたします。また、皆様の専門知識を証明するための新たな方法として、Professional ChromeOS Administrator 認定資格を取得していただけるようになりました。

Google グループを使用してポリシーを構成

独自のニーズに合わせて環境をカスタマイズするために Google 管理コンソールで使用できるポリシーの数が 600 種類以上になりました。

アプリと拡張機能の権限をより簡単に構成していただけるよう、新規および既存の Google グループで使用できるグループベースのポリシーを導入しました。今後は、特定のユーザーのグループ向けにアプリをインストールする必要がある場合、それらのユーザーを新しい組織部門に移動するのではなく、グループに追加できるようになりました。

たとえば、さまざまなチーム、さまざまな組織部門に分散したメンバーが新しいアプリを設計するために連携する必要があるとします。こうした場合に、メンバー全員をピックアップして新しい組織部門へと再編成するのではなく、新しいグループを簡単に作成して適切なメンバーにアプリへのアクセス権を付与できるようになりました。

グループベースのポリシーは、アプリと拡張機能の構成に必要な時間と労力を削減し、組織部門全体にアプリが自動インストールされてしまう事態を回避して、貴重なディスク容量やネットワーク帯域幅を節約するうえで役立ちます。

Professional ChromeOS Administrator の認定資格を取得する

Professional Google Workspace Administrator 認定資格と同様に、皆様の業務内容に合わせた Professional ChromeOS Administrator 認定資格を新たにご用意しました。認定資格は、トレーニングを積み、キャリアを形成して進展させ、プロとしての信用を築いていくうえで非常に役立ちます。Global Knowledge IT Skills and Salary Report では、有資格の IT プロフェッショナルは、資格を持たない IT プロフェッショナルよりも収入が多いとされています。

Professional ChromeOS Administrator 認定資格は、ChromeOS IT 管理者がそのスキルを示すのに最適な資格です。取得すると、同業者や求人企業に対して習熟度を証明するためのバッジも入手できます。

企業および教育機関のシステム管理者と、IT インフラストラクチャに関する全般的な経験が 1 年以上のジュニア エンジニアを対象としたこの 3 時間の認定資格試験は、約 50 問の多肢選択式の設問と 30 問のハンズオンラボの設問で構成されます。各セクションの回答時間は 90 分間です。試験では、ChromeOS ポリシーの構成や ChromeOS の基本原則の理解など、Google 管理コンソールで操作を実行する能力が評価されます。

今後 12 か月間、Google は $125 の受験費用を免除します。すべての IT 管理者に Professional ChromeOS Administrator 認定資格試験を無料で受験いただけます。試験は英語で行われます。2023 年初めには日本語での受験も可能になる予定です。

- ChromeOS パートナー様向けのトレーニングと支援担当責任者 Leah Coleman