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Chrome Enterprise

Chrome Enterprise の 2024 年を振り返る: ブラウザのセキュリティ強化と生産性向上

2024年12月24日
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Hakan Kilic

Group Product Manager, Chrome Enterprise

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※この投稿は米国時間 2024 年 12 月 13 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

さらに安全で生産性の高いブラウジング体験により組織を支援することに注力している Chrome Enterprise にとって、今年は飛躍の年となりました。年末を迎えるにあたり、IT チームやビジネス ユーザーの皆様向けに、今年導入された便利な新機能をいくつか振り返っていきます。

Chrome Enterprise Premium で企業向けブラウジングの安全性を強化

Chrome Enterprise Premium は、高度なセキュリティ機能とブラウザ環境をきめ細かく制御できる管理ツールを提供するために導入されました。そうしたツールには、ユーザーとデバイスの状態に応じてセキュリティ対策を動的に適用する強化版コンテキストアウェア アクセス制御や、機密データを保護するための堅牢なデータ損失防止(DLP)ツール(透かし挿入、コピーと貼り付けの制限、スクリーンショット防止など)が含まれます。これらの機能は Chrome Enterprise で直接使用することができ、追加のツールや複雑なデプロイを必要としません。Snap などのアーリー アドプターからは、こうした機能によってセキュリティが大幅に向上し、従業員の生産性も高まったとの声が寄せられています。Chrome Enterprise Premium について詳しくは、こちらのリリース時のブログをご覧ください。

セキュリティ エコシステムの拡充

強固なエコシステムは、企業のセキュリティ戦略において欠かせない要素です。そのため、Google は Zscaler、Cisco Duo、TrellixOkta などの主要なセキュリティ パートナーとの連携を一層強化し、Chrome Enterprise のブラウザベースの保護機能をさらに拡張してきました。こうした連携により、より包括的な脅威対策と効率的なセキュリティ運用が実現しました。たとえば、Okta とのデバイス トラスト機能の統合により、セキュリティ要件を満たしたデバイスやブラウザ プロファイルでなければ SaaS アプリケーションや機密データにアクセスできない仕組みが確立し、きめ細かなアクセス制御も数回のクリックだけで設定できるようになりました。他のソリューションとの連携を通じて、組織のセキュリティ体制を強化して運用効率を向上させるとともに、お客様によるテクノロジー投資全体の価値を最大限に高め、より強力で統合された対策を実現できるようにしています。詳しくは、こちらをご覧ください。

Chrome Enterprise Core で管理を簡素化し、セキュリティに関するインサイトを取得

Chrome Enterprise Core は、IT チーム向けのブラウザ環境のセキュリティと管理性の両方を継続的に強化しています。今年は、リスクの可視性を高め、組織が Chrome のセキュリティ ポスチャーをより適切に管理するための重要なアップデートを導入しました。これにより IT チームは、iOS 上で Chrome にログインするユーザーに対してポリシーを強制適用したり、グループごとにポリシーを管理したりできるようになりました。また、無料で利用できる Chrome Enterprise Core のセキュリティ インサイトも拡充しました。IT チームは、リスクの高いドメインやコンテンツ転送に関する可視性などのインサイトを活用して、潜在的な脅威をいち早く特定し、対策を講じられるようになります。詳しくは、こちらをご覧ください。

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Google Workspace のセキュリティと生産性の向上

Chrome Enterprise は、よりシームレスなプロファイル管理とレポート作成により、Google Workspace の管理機能と生産性機能を改善し続けています。IT 管理者は、Chrome プロファイル、グループ、ユーザーごとに、より詳細なポリシーを実装できるようになりました。管理されていないデバイスを使用している場合でも、ユーザーの生産性を損なうことなく重要なリソースを安全に利用できるようになっています。詳しくは、こちらをご覧ください。

AI による生産性向上のためのガバナンスとコントロールの強化

Chrome Enterprise は、生産性とセキュリティの両方を強化するために AI の力を活用しています。Chrome に搭載されている Google レンズや、タブのグループ化、「文書作成サポート」などの革新的な AI 搭載機能を利用して、ユーザーはワークフローを簡素化できます。また、組織による管理の重要性を考慮して、Chrome Enterprise は IT 管理者が特定のニーズに合わせて AI の利用を調整するための強力なツールを提供することを最優先しています。

今年は各機能のポリシーに加えて、管理者が Chrome の生成 AI 機能をデフォルトでオンまたはオフにできる統合ポリシーもリリースしました。こうした設定により、組織は機密データを保護し、セキュリティとプライバシーの基準に準拠しながら、最先端の AI ツールを活用できます。Chrome Enterprise Premium を活用すれば、未承認の生成 AI サイトにデータ制御を適用して、保護をさらに強化することもできます。Chrome Enterprise は、イノベーションとガバナンスの両方を提供することにより、組織が責任を持って安全に AI を活用できるよう支援します。

最新のセキュリティ構成ガイドで管理者を支援

組織が安全なブラウジング機能を使用してエンタープライズ対応のセキュリティを実現できるよう、最新版のセキュリティ構成ガイドをリリースしました。このガイドには、IT チームが Chrome の構成を通じて最適なセキュリティを実現するための明確で実用的な推奨事項が記載されています。

更新されたガイドは、セキュリティに関する最新のベスト プラクティスを活用する手順を管理者にわかりやすく示し、堅牢なセキュリティ ポスチャーの確立をサポートすることを目的としています。更新されたガイドにはこちらからアクセスしていただけます。

次のステップ

安全で生産性の高い企業向けブラウジングの未来を体験する準備は整っていますか?Chrome Enterprise Core なら、ワンクリックのセキュリティ インサイトを有効にできます。

この 1 年を振り返り、皆様との継続的なパートナーシップに感謝するとともに、2025 年以降も皆様の組織をサポートしていきたいと考えています。皆様にとって、安全で喜びにあふれた安らかなホリデー シーズンとなりますように。

-Chrome Enterprise、グループ プロダクト マネージャー Hakan Kilic

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