CIO のためのアプリケーションのモダナイゼーション再考の手引き
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2020 年 7 月 22 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
現在の世界的危機の影響により、多くの IT 組織が以前から掲げていた課題への取り組みを強化しています。それは、顧客サービスを向上させ、今後の障害に備えるため、アジリティの向上とイノベーションの加速を図るということです。しかし多くの場合、過度に予算のかかるレガシー IT システムの保守のために変革が見送られていました。実際、企業に関するマッキンゼーの最新調査によると、レガシー システムは組織の IT 支出の 74% を占めると同時に、依然としてイノベーションの妨げとなっているということです。
今回の危機により、組織にとってクラウド内のアプリケーションをモダナイズする緊急性が高まったにすぎません。パブリック クラウド テクノロジーを活用すれば、企業はインフラストラクチャ コストや管理オーバーヘッドを削減しながら、アジリティやスケーラビリティ、セキュリティを向上させることができます。しかしながら、変革は容易ではありません。重要なシステムが危機に瀕しているときに、進むべき正しい道を決定するには困難が伴います。
そこで Google Cloud では、あらゆる規模の組織との連携を通して培った数多くのベスト プラクティスをまとめた新しいホワイト ペーパー「CIO のためのアプリケーションのモダナイゼーション ガイド」をご用意いたしました。このガイドでは、最初のアプリケーションのモダナイゼーションを成功させ、プロダクト提供モデルを使ってお客様のソフトウェア配信戦略全体を変革するまでのすべての段階を網羅する Google Cloud のインサイトを余すところなくご紹介しています。
アプリケーションのモダナイゼーション スタートガイド
アプリケーションのモダナイゼーションはほとんどの場合、既存のアプリケーションを評価することから始まります。既存のアプリケーション ポートフォリオを整理することで、効率を改善し複雑さを軽減できるだけでなく、総所有コスト(TCO)を抑えることが可能になります。このガイドでは、アプリケーションのモダナイゼーションを進めるためのロードマップの再編成を図る方法を、アプリケーションではなく企業向けサービスの視点から説明しています。
新しいアプリケーション プラットフォームの設計、構築、使用
デジタル変革に向けた取り組みは、初期の段階から価値を生み出し始めます。すぐ簡単に達成できる目標に集中することは、新しい機能がひとつ増えるごとに組織の企業向けサービスが向上し、より優れた価値を生み出すことにつながります。このガイドでは、進むべき正しい道を判断するうえで役立つ、Google Cloud の DevOps Research and Assessment(DORA)が「変革の J 曲線」と呼ぶものをご紹介します。
新しいプロダクト提供モデル
組織の IT 構造の変更はすべて、最終的には組織の顧客に価値を提供するものでなくてはなりません。このガイドでは、IT 組織を再編成し、ビジネス機能を迅速かつ効率よく安全に提供できるプロダクト ベースのモデルを採用するために、Google Cloud を活用する方法をご紹介しています。
Java のレガシー環境が抱える問題を解決しようとしている企業も、最新の開発原則を採用しようと考えている企業も、Google が変革をサポートいたします。いますぐガイドをダウンロードして、おすすめ情報の詳細を確認し、アプリケーションのモダナイゼーションを開始してください。
-アプリケーション モダナイゼーション ソリューション マネージャー Balaji Rajam /ソリューション アーキテクト Steve McGhee