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アプリケーション開発

IT 業界の予測: 誰もがデベロッパーになれる未来へ

2023年1月6日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2022 年 12 月 21 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

編集者注: この投稿は Google Cloud のエキスパートが IT 業界の今後を予測しているシリーズの一部です。今後数年間の IT 業界の変化について予測した内容の一覧をご覧ください。


予測: 2025 年までに、すべてのビジネス アプリケーションの半数以上が、現在はプロのデベロッパーと見なされていないユーザーによって構築される

組織の進化に伴い、従来の IT 部門以外のチームや個人が開発作業を請け負うことがますます増えています。この傾向が続けば、2025 年までに、すべてのビジネス アプリケーションの半分以上がプロのデベロッパーではない個人によって構築されると考えられます。

考えてみてください。開発チームと IT チームが対応しきれなくなっているとはいえ、チームは新しい機能やアプリをどれほど待たなくてはならないのでしょうか。企業の IT チームのバックログが大きいことは周知の事実で、至るところで拡大しているバックログの平均所要処理時間は 3~12 か月にもなります。ローコード ツールやノーコード ツールを使用すれば、別のチームのバックログを待つ必要はありません。それどころか、ビジネス ユーザーはプログラミング スキルをほぼ必要とせずに、独自にアプリケーションとワークフローを自動化できます。

こうしたアプリケーションやツールはデベロッパーと共同で構築され、ビジネスの安全性の確保に必要なガードレールを提供すると同時に、技術的な知識のないユーザーでも独自のソリューションを作成して供給できるようにします。その結果、企業は開発チームと IT 処理能力を解放できるため、ロードマップの実現を早めたり、機能リクエストを追加したりできます。

このように考えているのは Google だけではありません。数多くの事業者はローコードやノーコードの開発の増加に追随しており、新しいプロダクトの取り組み、エンドツーエンドのプロセス自動化、販売エンゲージメント、顧客エンゲージメントからカスタマー サービスおよびサポートまで、あらゆることに使用されると予測しています。

組織はすでにこの方向に移行しはじめています。Globe Telecom は、シチズン デベロッパーが AppSheet と Google Workspace を使用して構築したデジタル エクスペリエンスのおかげで、対象とするビジネス プロセスの処理時間を 80% 削減しました。日々新たな組織がこうしたアプローチを検討しています。組織のシチズン デベロッパーの層を厚くする方法について詳しくは、Google Cloud Next ‘22 での私の講演をご覧ください。

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- エンジニアリング マネージャー Jana Mandic

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