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アプリケーション開発

新しい機能とインテグレーションを加えた Cloud Workstations の一般提供を開始

2023年5月26日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2023 年 5 月 16 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

ここ数年、リモートワークの増加傾向が続いています。これを受け、デベロッパー コミュニティは新たなコラボレーションの形を模索し、この持続的な変化から生じる生産性の課題に対処する新しいツールを探し求めるようになりました。Google に寄せられた声によると、リモート コラボレーション ツールは必要である一方、導入するには技術的にも文化的にも課題があり、さらにこのような分散型勤務は、データの引き出しといった新たなセキュリティ リスクをもたらします。こうした状況化で、開発チームが求めているのは、ユーザー フレンドリーであると同時に、高度なセキュリティ基準を適用できるツールです。

昨年の Google Cloud Next で紹介した Cloud Workstations の公開プレビュー版は、この課題に対処できるよう支援する、ソフトウェア デリバリー シールドを提供する重要な要素です。このたび、Cloud Workstations が一般提供になったことを発表いたします。これは、Google Cloud 上でフルマネージドの統合開発環境(IDE)を実現できる、強化された新機能を備えたソリューションです。開発者は Cloud Workstations を利用して、迅速にオンボーディングして生産性を高め、強化されたセキュリティ対策によってコンプライアンス要件に対処できます。Google Cloud コンソールにアクセスすることで、今すぐ利用可能です。

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Cloud Workstations は、企業の技術チームのさまざまなニーズに対応しています。開発者はどこにいても、ブラウザ、ローカル IDE、あるいはターミナルを使って、一般的なツールやライブラリが多数サポートされた安全でカスタマイズ可能な開発環境にアクセスできます。管理者プラットフォーム チームは、開発チームのニーズに応じて開発環境のプロビジョニング、スケーリング、管理、および保護を簡単に行うことができます。さらに、大幅な効率性の向上とセキュリティの強化を目指して、日常業務を自動化することも可能です。

Cloud Workstations は、以下の事項を実現できます。

  • 事前構成済みの環境による、開発者の迅速なオンボーディング、生産性向上、コラボレーションの強化

  • チームのニーズに応じてカスタマイズされた一貫性のある開発環境

  • チームが組織のポリシーに沿ってセキュリティが強化されたシステムを使用している使用しているという一定水準の確信

開発者の迅速なオンボーディングと生産性向上

開発者が新しいプロジェクトに着手するには数日から数週間かかり、その中の多くの時間が開発環境の設定に費やされます。従来のローカル設定のモデルでは、構成にずれが生じ、「私のマシンでは動いていたのに」という問題が発生して、開発者の生産性が損なわれることもあります。

こうした問題に対処するために、Cloud Workstations は開発環境を構築して管理するためのフルマネージド ソリューションを提供します。Cloud Workstations では、管理者が 1 つまたは複数のワークステーション構成を設定して、チームの環境に応じたテンプレートを定義できます。数十万もの開発環境で更新やパッチ適用が必要になったとしても、管理者がワークステーション構成を更新し、Cloud Workstations にその更新を処理させるだけで対応できます。

開発者は、アクセス権が付与されている構成の中から選択するだけで、オンデマンドでワークステーションを作成できます。これにより、開発環境間の一貫性を簡単に確保できるので、開発者は正しいバージョンのツールとライブラリを使っているという信頼感を持って作業を進められます。

チームのニーズに応じて最適化された一貫性のある開発環境

開発者はそれぞれのニーズに合わせて最適化されたさまざまなツールやプロセスを使用しています。ツールを柔軟に選択できる Cloud Workstations では、開発者は生産性の高いツールを使用しつつ、リモート開発の利点も享受することができます。この柔軟性を実現するために導入された新機能の一部をご紹介します。

  • RStudio Pro 対応の Posit Workbench(プレビュー版): プロフェッショナルの R ユーザーや R と Python を使用しているデータ サイエンティスト チームの多くは、データ分析および統合開発環境として Posit Workbench を好みます。こうしたコミュニティにより良いサービスを提供するために、Google は Posit と提携し、ユーザーが所有している既存のライセンスを使って Posit Workbench(RStudio Pro 対応)を Cloud Workstations で使用できるようにしました。
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Cloud Workstations カタログの拡大はこれにとどまらず、10 を超えるサポート対象 IDE が追加されています。

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  • GPU のサポートによるハードウェア アクセラレーション(プレビュー版): 開発者が ML とデータ処理のタスクを加速できるよう、Cloud Workstations で NVIDIA A100、T4、V100、P100、P4 を含む GPU プラットフォームがサポートされるようになりました。

  • リージョン サポートの拡大: 世界中の開発者をサポートするために、Cloud Workstations 対応のリージョンを増やしました。具体的には、asia-south1(インド)、asia-northeast1(日本)、europe-west6(スイス)、europe-west9(フランス)、us-east4(北米、北バージニア)です。

チームが組織のポリシーに沿ってセキュリティが強化されたシステムを使用しているという確信

Cloud Workstations を使用すれば、クラウドベースの本番環境サービスで使用しているのと同様のセキュリティ ポリシーとメカニズムを開発者のワークステーションに拡張できます。開発環境のセキュリティを簡単に強化できるよう、さらに次の機能が導入されています。

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  • BeyondCorp Enterprise のインテグレーション(プレビュー版): コンテキストアウェア アクセスによってコンテキストベースのアクセス ポリシーを適用し、脅威対策とデータ保護機能を使用して、コードの漏洩や、その他の知的財産のダウンロード、コピー、貼り付け、印刷などを防止できます。

  • 利便性が強化されたワークステーション管理のエクスペリエンス: プラットフォーム チームが組織のポリシーを Workstations のリソースに適用して管理するために、既存の Google Cloud コンソールと Cloud Workstations API だけでなく、Google Cloud CLI と Terraform も使用できるようになりました。

  • 顧客管理の暗号鍵(CMEK)のサポート: 開発者のワークステーションで使用されている永続ディスクを保護するための鍵を、管理者が管理できるようになりました。

  • 永続ディスクの保持ポリシー: バックアップや監査証跡に関するポリシーなどのデータ ガバナンスをサポートするために、ワークステーションに関連付けられている永続ディスクは、削除した後も保持されます。

  • 強化された共有 VPC のサポート: 最小権限の原則に沿った、きめ細かい IAM 権限がサポートされています。

Cloud Workstations の設定方法について詳しくは、こちらの推奨されるセキュリティのベスト プラクティスをご覧ください。

お客様とパートナー様の声

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「当社は、世界中に何百人もの開発者を抱え、いつでもどんなデバイスからでも接続できるようにする必要がありました。Cloud Workstations を導入することで、当社のカスタム ソリューションを、より安全で制御されたグローバルなマネージド ソリューションに置き換えることができました。」- L'Oréal、データ エンジニアリング責任者 Sebastien Morand 氏

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「Google Cloud と協力して、当社のプロフェッショナル ツールを両社のお客様に提供できることを大変嬉しく思います。Posit は、コードファーストのデータ サイエンスに対する長期的な取り組みを、個人のレベルでも企業のレベルでも進めています。企業のお客様が複雑かつ革新的なイニシアチブを進めるために利用しているプラットフォームに Cloud Workstations が加われば、大きなプラスの効果があります。」- Posit Software, PBC、プレジデント Tareef Kawaf 氏

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「これまで使ってきたエンタープライズ クラスのクラウドホスト型開発環境の中で、Cloud Workstations は特に見事なものです。Google の IDE 対応ベースコンテナに元に、特定の要件に合わせてカスタマイズされたコンテナを使用してそれらを起動できるという事実は、非常に魅力的です。Google Cloud が私が期待していたすべてのセキュリティを提供してくれるので、開発ワークステーションを大規模にデプロイできるようになりました。」- ThoughtWorks、クラウド スペシャリスト(Google Cloud プラクティス担当) Mark D. Richter 氏

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- プロダクト マネージャー Marcos Grappeggia
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