このページでは、AlloyDB Omni データベース クラスタで利用可能なデータのバックアップと復元ソリューションの概要について説明します。
AlloyDB Omni は PostgreSQL と互換性があるため、PostgreSQL コミュニティによって開発およびサポートされているさまざまなバックアップ ソリューションを AlloyDB Omni データベースでも使用できます。Docker または Podman コンテナで実行されている PostgreSQL クラスタからバックアップして復元できるソリューションは、AlloyDB Omni でも機能します。
単一サーバーのバックアップ ソリューション
個々のサーバーのコンテナで AlloyDB Omni を実行する場合は、pgBackRest を使用することをおすすめします。pgBackRest は物理データベース クラスタのバックアップを実行します。
pgBackRest には次の特徴があります。
- 完全バックアップ、増分バックアップ、差分バックアップを実行する
- ローカル ディスク、リモート ディスク、または Cloud Storage の宛先への書き込み
- バックアップを並列化して暗号化する
- 圧縮とチェックサム（ストリーム内で実行）のオプション
- バックアップの自動管理と有効期限の設定
AlloyDB Omni コンテナには、次のタスクを実行できる pgBackRest ユーティリティが含まれています。
- データベース クラスタの物理バックアップと復元を行う。
- 現在の時点または特定の時点のクローン クラスタをビルドします。
- データベース クラスタ内から特定のデータベースを選択的に復元します。
詳細については、AlloyDB Omni 用に pgBackRest を設定するをご覧ください。
Kubernetes バックアップ ソリューション
AlloyDB Omni を Kubernetes クラスタにデプロイした場合、AlloyDB Omni オペレーターは、追加の構成なしでバックアップと復元の方法を提供します。
詳細については、Kubernetes でのバックアップと復元をご覧ください。