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サステナビリティ

IT リーダーは持続可能な未来を選択している

2021年8月23日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 8 月 12 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

新型コロナウイルスのパンデミックによる世界的なビジネスの中断は、企業が労働、学習、生活、消費といった人間活動をじっくりと振り返る機会になりました。仕事の停止と隔離命令により、炭素排出量と汚染レベルが大幅に減少し、ビジネスと環境のサステナビリティの関連性が浮き彫りになりました。世界的に通常の業務運営に復帰する動きが強まるにあたり、企業は新しい現実に適応し、地球の継続的なサステナビリティを確保するための決定を下す必要があります。

サステナビリティの必要性を理解する

先日、Google は IDG に委託して調査を行いました。この調査はグローバル規模で行われ、2,000 人を超える IT 意思決定者から回答を得ました。この調査により、組織の IT 部門がサステナビリティを重視している一方で、企業がサステナビリティの目標を達成するには、多大な取り組みが必要であることが明らかになりました。幸いなことに、90% がサステナビリティが IT 部門の優先事項であると回答し、デジタル トランスフォーメーションとクラウド移行のメリットを検討する組織が増えています。また、75% が、クラウド プロバイダを評価する際に、サステナビリティが「必須」または「主要な考慮事項」であると報告しています。

企業は、サステナビリティに関する新しい目標を達成するためにこれまでの慣行とプロセスを改革するよう、内外からプレッシャーを受けています。そして IT リーダーは、そうした取り組みにおいて重要な役割を担っています。具体的には、自社にとってサステナビリティ イニシアチブが重要である理由について尋ねた質問に対し、54% が企業の社会的責任のため、46% が環境規制と義務のため、40% が気候変動の影響のためと回答しました。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/why_is_sustainability_important_to_your_comp.max-800x800.jpg

この調査では、IT リーダーが組織のサステナビリティのための前向きな変化を目指している領域についても調査しました。これについては 62% が IT インフラストラクチャとデータセンター、53% がサプライチェーン、46% が施設と建物の運用と回答しており、驚くような結果にはなりませんでした。

進歩への障害に直面

しかし、多くの組織は、そのような意識があっても、行動は遅れています。実際に環境のサステナビリティ目標を設定しているのは 67% のみです。行動と意図のギャップは、デジタル化に積極的な組織とデジタル化に保守的な姿勢を取っている組織を比較すると、さらに大きくなります。この調査では、デジタル ネイティブな企業、またはデジタル戦略を策定しソリューションを実装している企業を「デジタル先進企業」と定義しています。また、戦略を策定していないか、デジタル トランスフォーメーションを検討または計画しているがソリューションを実装する段階に達していない企業を「デジタル保守組織」と定義しています。

この調査では、クラウド ソリューションを採用しているデジタル ネイティブ組織は、保守的な組織よりもサステナビリティへの取り組みを示す可能性が高いことが明らかになりました。デジタル ネイティブ組織の 20% は、排出量を削減して事業を環境的により持続可能なものにするための IT イニシアチブを実行していますが、デジタル保守組織ではわずか 10% に留まります。

COVID-10 パンデミックの影響については、デジタル保守組織の 20% が、排出量を削減して事業を環境的により持続可能なものにするイニシアチブを延期またはキャンセルしましたが、デジタル先進組織ではそれがわずか 12% でした。

サステナビリティは Google の DNA に含まれている

サステナビリティは、Google の創業時から続くコアバリューの1つです。Google は、2007 年に大企業として初めてカーボン ニュートラルを達成し、2017 年にエネルギー使用量を 100% 再生可能エネルギーに適合させた最初の大手企業になって以来、それを毎年継続しています。Google は業界で最もクリーンなグローバル クラウドを運用しており、世界最大の再生可能エネルギー購入企業です。この取り組みにより、Google はサステナビリティ イニシアチブを持つ組織の主要な選択肢になっています。

IDG の調査結果と、IT リーダーが持続可能なソリューションをどのように実装しているかについて詳しくは、完全なレポートをダウンロードしてください。


Google Cloud の持続可能なソリューションを提供するための取り組みが、どのようにして IT リーダーやその組織が独自のサステナビリティ目標達成に役立つのか、ご興味がおありですか?

Google では、何十億もの人々による環境フットプリント削減をお手伝いするため、Google プロダクトのさらなる強化に重点を置いています。

  • Google は、すべての人々にカーボンフリーな未来を実現し、企業が二酸化炭素排出量の削減を可能にするツールを作成し、そのためのテクノロジーに投資しています。

  • Google Cloud は、大手クラウド プロバイダの中で唯一、全体の運用を賄うのに十分な再生可能エネルギーを購入しており、業界で最もクリーンなクラウドの運用を実現しています。

  • Google Cloud を使用している場合、組織のエネルギー使用量は、実質的にカーボン ニュートラルであり、ワークロードに供給するために使用される電力は、すべて再生可能エネルギーで賄われています。

詳しくは、Google リージョン選択ツールを紹介しているブログをチェックしてください。組織が二酸化炭素排出量、価格、レイテンシに基づいて Google Cloud リージョンを選択するのに役立つツールです。

-Google Cloud メッセージングおよびコンテンツ担当ディレクター Natalie Lambert

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