API 管理で政府プラットフォームを統合

※この投稿は米国時間 2023 年 4 月 8 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

ハワイ州の福祉局やイタリアのヴェネト州など、世界中の政府機関が API を利用してレガシー システムをモダナイズし、各部署や自治体間の相互運用性を実現して独自のセキュリティ体制を強化しています。Apigee は、政府機関が API を構築、管理、保護することを支援する最先端の API 管理プラットフォームです。

政府機関の多くでは、依然としてデータサイロや分離されたプラットフォームが使用されており、その結果、デジタル エクスペリエンスが非効率的で断片化されたものとなっています。Apigee は、政府機関がアプリケーションやデータへのアクセスを安全かつ実用的な方法で簡単に共有できるようにします。さらに、デベロッパーは Apigee を使用することで、市民や政府職員が利用できるモダンなウェブおよびモバイル エクスペリエンスを作成できます。

API を使用して政府システムを安全に接続する

政府のシステムのデータが、ファイアウォール ルールや認証プロトコルなど、多くのセキュリティ対策によって保護されていることは偶然ではありません。データ セキュリティは政府機関にとって最優先事項であり、これは望ましいことです。しかし、このセキュリティの実現のためにアクセス性が犠牲にされるべきではありません。政府が保有するデータは、安全であることは当然として、アクセス、理解、共有も容易であるべきです。

政府プラットフォームの統合

Apigee はデータシステム間の相互運用性を実現できるため、政府機関はサービスやテクノロジーの改善やモダナイズをより自由に行えます。人々が政府のデジタル サービスを利用する際、断片化されたエクスペリエンスに遭遇することがよくあります。行政機関のリーダーは、API を使用してデータを共有し、接続されるアプリケーションを構築することで、住民のエクスペリエンスを改善できます。

統合された政府プラットフォームは、ユーザー エクスペリエンスを向上させ、コールセンターやヘルプデスクなどのサポート サービスの負担を軽減します。そこで Google は、多くのウェブサイト上に散在する部門アプリケーションの代わりに、各部門の機能を単一の直感的なアプリケーションに統合するプラットフォームの構築を支援したいと考えています。

API 管理は、外部ユーザーのエクスペリエンスを向上させるだけでなく、政府職員のエクスペリエンスと生産性も向上させることができます。政府ではよくある、データにアクセスできないことによって生じる非効率的なプロセスは、通常は時間のかかる手作業で解決されています。API が可能にするシステム間の相互運用性により、データにアクセスできなくなる問題が解決されます。デベロッパーは、これらの API を使用して、細分化されたシステムを統合し、手動プロセスをデジタル化し、運用能力を拡張するソリューションを作成できます。

API エコシステムへのアクセスを管理する

データサイロ間の接続が可能になったとしても、API へのアクセスを管理する責任は引き続き存在します。この作業は、一元的な API 管理システムがない場合は困難になる可能性がありますが、Apigee では、API プロダクトとアプリケーションを使用することで安全な API を簡単に公開できます。API プロダクトは API プロキシを有用なサービスにバンドルし、アプリケーションは API プロダクトを利用するために必要なアクセスキーを提供します。これらのリソースを使用して、API をセグメント化し、必要なアクセスレベルに基づいて使用を制限します。

使ってみる

Apigee を使用することで、州の機関や地方自治体はデジタル プレゼンスをモダナイズし、データやサービスを取り巻くエコシステムを構築できます。Apigee API 管理は、従量課金制の料金プランまたは 60 日間の無料トライアルを利用して、今すぐお試しいただけます。ご利用にあたっては、こちらの動画をご覧ください。Apigee およびサービスの詳細については、Google のセールス スペシャリストまでお問い合わせください。