経済産業省と NEDO が公募する生成 AI 基盤モデル開発の計算資源として、 NVIDIA H100 を搭載した Google Cloud A3 GPU スーパーコンピュータが採用
Google Cloud Japan Team
経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)は、国内で競争力があり、経済や社会活動への波及効果が大きい生成 AI 基盤モデルの開発を行う事業者に対し、開発に必須となる計算資源であるコンピュータの利用料を補助することを決定しました。本事業において、Google Cloud は A3 GPU スーパーコンピュータ(以下、A3)の提供と技術支援を行うことで、日本国内の生成AIの開発と、生成 AI の活用による日本社会・経済のイノベーション加速に貢献します。本事業の詳細は、2023 年 11 月 10 日に公開された、 生成 AI 基盤モデルの開発支援にむけた公募をご覧ください。
AI を活用してテキスト、画像、音楽、音声、動画などの新しいコンテンツを作成する革新的な技術として登場した生成 AI は、今後、様々な製品やサービスに組み込まれることで、利用者の情報アクセシビリティの向上や、労働力不足、生産性の向上など、日本が抱える社会課題の解決にも貢献すると期待されています。
世界各国で生成 AI の開発が進む中、特に生成 AI のコア技術である基盤モデルを日本国内で開発することに大きな意味がありますが、その開発には非常に大型のコンピュータを活用して膨大なデータを機械学習させる必要があります。
Google Cloud は、大規模言語モデル(LLM)、生成 AI、拡散モデルなどの 機械学習向けに幅広いコンピューティング オプションを提供してきました。今回、採用された A3 は、NVIDIA H100 を搭載した VM で、生成 AI や大規模言語モデル開発のために必要な、非常に高度な AI モデルのトレーニングおよび推論処理に特化して構築されています。A3 に関する詳細はこちらからご覧ください。
Google Cloud は、数十年にわたり世界規模のサービスを提供してきたコンピューティングの経験を適用することで、多様な AI のワークロードを実行できるインフラストラクチャを設計してきました。このたび、A3 を日本における生成 AI の基盤モデル開発に利用いただくことで、革新的な基盤モデルが開発されることを期待しています。