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Public Sector

アダプティブ AI で行政機関を強化

2024年7月9日
Amina Al Sherif

Generative AI Lead, Google Public Sector

Google AI for Public Sector

Empowering an Adaptive, Responsible, Secure, and Intelligent way forward

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※この投稿は米国時間 2024 年 6 月 26 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

このブログシリーズでは、AI がどのように行政サービスに革命をもたらすかについて、Google Cloud の公共部門担当のリーダーが専門知識を共有します。適応性、安全性、信頼性を備えた Google のインテリジェントな AI ソリューションにより、行政機関が住民にこれまでにない素晴らしいサービスを提供できるようにする方法をご紹介します。Googleソート リーダーシップ ハブで、公共サービスに関する革新的なアイデアを見ていきましょう。

公共部門向けのアダプティブ AI: Google Cloud の柔軟でスケーラブルなソリューション

公共部門は、進化する住民のニーズ、複雑な規制、限られたリソースといった特有の課題に直面しています。人工知能(AI)は、大きな変革をもたらすものとして存在感を高めており、業務の合理化、意思決定の強化、より影響力のあるサービスの提供などを可能にしています。ただし、AI をより効果的に活用するには、目的のミッションに合わせて調整する必要があります。この投稿では、Google Cloud の AI ソリューションが公共部門特有のニーズに合わせてどのように設計されているのか、また、そのような組織にどのような変化がもたらされているのかをご紹介します。

ミッションに適応する AI

公共部門向けの Google AI は、統合された技術スタック上に構築されており、AI 活用のあらゆる側面に取り組むための包括的な統合ツールスイートを提供します。この適応性により、次のことが可能になります。

  • 小さく始めて、大きくスケール: 新しいプロジェクトを試験運用する場合でも、ミッション クリティカルなソリューションを展開する場合でも、Google の AI はお客様のニーズに合わせてスケーリングできます。
  • お客様の課題に合わせてカスタマイズ: Google の AI は画一的なソリューションではありません。公共部門特有の目標や制約に合わせて設計されています。
  • ワークフローに合わせて進化: データが変化して新たな課題が発生した場合でも、Google の AI ソリューションは、パーソナライズしたエクスペリエンスを提供するように調整できるため、アプリの有効性と関連性を維持できます。

実世界における AI の影響

柔軟で適応性の高い AI のパワーは、単に理論上のものではありません。ここでは、すでに AI がもたらしている影響の実例をご紹介します。

  • ミシガン州ディアボーン市: Google の Translation AI を使用してデジタル サービスを変革しています。サービスの対応力と言語のアクセシビリティを向上させ、デジタル トランスフォーメーションの全国モデルとなりました。住民の半数以上が家庭で英語以外の言語を話すという多様な住民への対応を改善するため、同市は Google Cloud と提携して、住民が重要なサービスに多言語で 24 時間 365 日オンラインでアクセスできるようにしました。これにより、言語の障壁がなくなり、住民が自分の言葉で行政と対話できるようになりました。Contact Center AI を搭載した仮想エージェントが個別のサポートを提供し、Translation AI と Document AI によってアクセシビリティを支援しています。この変革は組織内にも波及しており、職員は Google Workspace や Google Cloud 認定資格のメリットを享受しています。
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ニューヨーク州の政府機関と教育機関は、州レベルと地方レベルの両方で生成 AI などの AI を活用しており、住民のエクスペリエンス向上、サービスや成果の改善、サイバー レジリエンスの強化などを実現しています。

  • ニューヨーク州サリバン郡: 田舎の小さな郡が、AI を活用した市民サービスの先駆けとなっています。Google Cloud の Vertex AI を活用することで、生成 AI chatbot を 40 以上の部門に迅速に導入し、一般的な問い合わせへの対応を効率化しています。電話での問い合わせ件数は 62% 削減され、職員をより複雑な業務に割り当てられるようになりました。
  • ニューヨーク州労働局(NYSDOL): 13 の言語で 24 時間 365 日利用可能な「Perkins」chatbot と仮想エージェントにより、NYSDOL の職員の負担を軽減しながら、ユーザー エクスペリエンスとアクセシビリティを大幅に改善しました。NYSDOL は、Google AI の革新的な利用方法が全国的に評価され「Merrill Baumgardner Innovation in Information Technology Award」を受賞しました。

生成 AI がニューヨーク州の公共部門をどのように変革したか、また、あなたの組織で AI をどのように活用できるかについて、ご興味がおありですか?ダウンロード:How GenAI is Transforming Public Sector Services in New York」(ニューヨーク州における生成 AI を活用した公共サービス変革の取り組み)をご覧ください。

生成 AI で次のステップへ

生成 AI に取り組む準備はできましたか?他の公共機関の動向を確認し、Google による 10 ステップ 30 日間のプランを使用することから着手しましょう。Google がそのプロセスをご案内し、お客様の組織に最適なユースケースを特定するお手伝いをします。

Google Public Sector の新しいソート リーダーシップ ハブでは、適応性、安全性を備えた責任ある AI に関する分析情報とリソースを提供しています。ウェブサイトにアクセスし、公共部門向けのケーススタディやホワイトペーパーなどのリソースをご覧ください。

-Google Public Sector、州および地方行政機関部門担当生成 AI リード Amina Al Sherif

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