公共機関の業務効率を高める: Google Workspace の試験運用版
Katie Tobin
Head of Google Workspace Innovation, Google Public Sector
※この投稿は米国時間 2025 年 12 月 13 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
公共機関は常に少ないリソースでより多くの成果を出すよう求められています。予算が縮小し、責任が拡大するなか、効率的で安全な最新ツールの必要性がかつてないほど高まっています。システムが古くなると、コラボレーションが妨げられ、セキュリティ リスクが生じ、従業員の士気が低下して、住民が必要とするサービスを提供することが困難になります。
ミッションの遂行をモダナイズ
Google Workspace は、こうした課題に正面から取り組むように設計された最新のソリューションです。AI が組み込まれた統合クラウドネイティブ プラットフォームにより、ワークフローの合理化、セキュリティの強化、シームレスなコラボレーションの促進を実現します。皆様のチームにその価値を実感していただくために、Google Workspace の試験運用版をご案内いたします。30 日間無料の試験運用版では、スイート全体の機能を実際に体験していただけます。契約義務や購入義務もありません。
この試験運用期間中は、Google のチームが次のような包括的なサポートを提供します。
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設定ガイド: 技術的な設定と構成は Google が処理するため、すぐに使用を開始できます。
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ユーザーのオンボーディング: チームが自信を持って能力を発揮できるよう、実践的なトレーニングを提供します。
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ワークフローのテスト: 公共機関の実際の日常業務で Google Workspace をテストできるようサポートします。
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影響評価: 価値とユーザーからのフィードバックを詳しく記載した最終レポートを提供します。こちらは経営陣の方にそのままご提示いただける内容となっています。
信頼できる安全で効率的な AI
公共部門では、効率化は単なる費用削減ではなく、ミッションのインパクトを最大化することも含みます。節約した費用や取り戻した時間は、公共の安全の向上から重要なサービスの提供まで、コミュニティへのサービス提供に再投資できるリソースとなります。AI は、この可能性を解き放つ鍵となります。AI によって日常的な管理業務を自動化することで、公務員が価値の高い人間中心の業務に集中し、本当の意味での強みを発揮できるようになります。AI はそういった面で強力な味方になります。Google Workspace は、Gemini をチームが毎日使用するツールに直接組み込むことで、この課題に対応しています。
Gemini in Workspace は公共部門に対する Google の取り組みを象徴しており、生産性向上およびコラボレーション スイート向けの生成 AI アシスタントとして、初めて FedRAMP High 認証を取得しました。この認証により、政府機関は、機密データが厳格な連邦政府のセキュリティ フレームワークのもとで保護されていることを前提に、先進的な AI ツールを安心して導入できます。これにより、政府機関は Gemini を戦力増強ツールとして活用し、スタッフが時間を確保してミッション クリティカルな業務に集中できるようになります。
セキュリティに対するこの取り組みは、防衛産業基盤(DIB)業界のパートナー様にも及んでいます。Google Public Sector は最近、サイバーセキュリティ成熟度モデル認証(CMMC)のレベル 2 認証を取得しました。この認証は、認定されたサードパーティの評価機関(C3PAO)によって検証されており、管理対象非機密情報(CUI)を処理するために使用される Google Public Sector の内部システムが、CUI を保護するための米国国防総省の厳格なサイバーセキュリティ基準を満たしていることを証明するものです。
Gemini でワークフローを変革
Google ドキュメントの「文書作成サポート」を使用して数分で計画の下書きを作成したり、Gmail で長いメールスレッドを即座に要約したり、リアルタイム翻訳で別言語の話者とチャットしたり、Google Meet で会議メモとアクション アイテムを自動的に取得したりできます。これが実践的な Gemini の力です。30 日間の試験運用版は、理論に留まらず、これらの AI 機能が政府機関の実際のワークフローをどのように変革できるかを確認する機会になります。Google のチームが、ワークフローの構築とフィードバックの収集をサポートし、最終的に経営陣の方向けの評価レポートを作成します。Gemini が管理業務の負担を軽減し、生産性を向上させる仕組みをチームで実際に体験できます。
米国運輸省(DOT)は、同省全体の新たなコラボレーション スイートとして Google Workspace を選択しました。これにより、同省は、Gemini 搭載の Google Workspace に職員を完全に移行した最初の内閣レベルの機関となりました。この移行は、米国連邦政府一般調達局(GSA)の OneGov 戦略に沿って行われました。連邦航空局(FAA)から道路交通安全局(NHTSA)に至るまで、あらゆる移動手段を管轄する 50,000 人超の運輸省職員が、クラウドベースの生産性向上およびコラボレーション ツールで、Gmail、ドキュメント、ドライブ、Meet などのアプリを含む Workspace の最新の製品群を利用できるようになります。これにより職員は、安全につながって、文書の作成や共同作業を容易に行うことができます。現在 12,000 人以上のユーザーが利用しており、2026 年にはさらに 40,000 人が利用を開始する予定です。
Google Workspace の試験運用版は、Google のお客様に大きな変化をもたらしています。冗長になりがちな長期間の試験運用版ではなく、30 日間の短期集中型なので、迅速な成果と明確な結果が得られます。お客様は、Google Workspace がコラボレーションとセキュリティをどのように改善できるかについて、具体的な分析情報を得ることができます。また、経営幹部の方からの支持を得ながら、意思決定を加速できます。
ゲーム プラン テクノロジー、CTO、Sean Maday
次のステップ
AI がミッションの遂行にどのような違いをもたらすかをご覧ください。FedRAMP High 認証取得済みの AI 搭載生産性向上スイートを、30 日間無料でご利用いただけます。Google Workspace の試験運用版に登録して、Gemini 搭載 Google Workspace を存分にお試しください。
-Google Public Sector、Google Workspace イノベーション担当責任者 Katie Tobin



