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Cisco SD-WAN と Google Cloud でエンタープライズ ネットワーキングをモダナイズ

2020年4月24日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2020 年 4 月 21 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

カスタマー エクスペリエンスの最適化に向け、ハイブリッド クラウドとマルチクラウドを採用する企業がますます増えています。ネットワークがこの変革の土台となりますが、数多くのクラウド、SaaS アプリケーション、オンプレミス ロケーション、地域にまたがる企業のフットプリント全体の管理、保護、スケーリングは、複雑さを増すばかりです。

このような今日のネットワークが抱える課題の解決を促すため、Cisco とのパートナーシップをよりいっそう強化する運びとなりました。その一貫として、Cisco と Google Cloud のテクノロジーの長所を活かした新たなターンキー ネットワーキング ソリューション Cisco SD-WAN Cloud Hub with Google Cloud を提供してまいります。

Cisco と Google Cloud の統合が強化されたこのソリューションは、アプリケーションのニーズに適応するエンドツーエンドのネットワークを実現し、顧客のブランチからクラウドのエッジ、Google Cloud のバックボーンを介して、Google Cloud、プライベートデータセンター、別のクラウド、または SaaS アプリケーションで実行されているアプリケーションへのセキュアでオンデマンドな接続を可能にします。

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Google Cloud では、業界トップクラスのハイブリッドおよびマルチクラウド サービス、堅牢な接続、セキュリティ ソリューションを提供しています。これまで、アプリケーションの開発、デプロイ、保護を場所を問わず可能にする数々のテクノロジーをお届けしてきました。その一つである Anthos は、ハイブリッドおよびマルチクラウドのデプロイを容易にするものです。YouTube、Google 検索、Google マップ、Gmail といったサービスをサポートするネットワークのインフラストラクチャは、Google Cloud のお客様やそのユーザーに提供している接続と同じものです。このインフラストラクチャは世界中に張り巡らされた高帯域の光ファイバ ケーブルで構成され、200 以上の国と地域で「ラストマイル」のサービスを担う 3,000 のインターネット サービス プロバイダ(ISP)とピアリング接続されています。また、Google のネットワークは完全にソフトウェアで定義されるため、常に最適な出口ポイントを選択してパフォーマンスと可用性を最適化できます。

エンタープライズ ネットワークの構築と管理するために、数多くの企業で Cisco のテクノロジーを利用しています。Cisco SD-WAN は、ネットワーク全体の一元的な管理、企業の拠点間の接続の最適化と保護、日常業務の自動化による IT オペレーションの簡素化を実現する業界トップクラスのソリューションです。Google Cloud は、Cisco と Google Cloud それぞれのコア テクノロジーの強みが相乗効果を発揮し、クラウドによる最高水準のエンタープライズ ネットワーキング ソリューションをお届けできると考えています。ネットワークの管理が容易になり、ビジネスニーズに対して俊敏に対応することが可能になります。

Cisco のプロダクト、インテントベース ネットワーキング グループでシニア バイス プレジデントを務める Sachin Gupta 氏は、次のように述べています。「Cisco SD-WAN Cloud Hub with Google Cloud は、ユーザーがマルチクラウド環境のどこにいるかにかかわらず、エンドツーエンドでの自動化、セキュリティ、オブザーバビリティ、アプリケーション エクスペリエンスを提供します。このソリューションでは、ポリシーと制御の適用範囲を Google Cloud でネイティブに運用されているエンタープライズ アプリケーションまでシームレスに延長できます。」

Cisco SD-WAN Cloud Hub with Google Cloud が提供するのは、運用コストの最小化とアプリケーションのサービスレベル目標(SLO)の達成に向けた IT 部門への支援のほか、エンタープライズ ネットワーキングの簡素化とセキュリティ機能の強化を図る一連の新機能です。

柔軟なオンデマンド ネットワーク: 信頼性の高いグローバル ネットワークを自動的にプロビジョニングし、企業のビジネスニーズに合わせてスケールできます。ほとんどの場合、お客様のトラフィックはラストマイルのプロバイダから Google のネットワークに直接入り、Google のネットワークを通って、世界各地へと転送できます。Cisco の高度な SD-WAN 機能と Google のソフトウェア定義バックボーンを組み合わせてエンドツーエンドのネットワークを構築することにより、ブランチ間、ストア間、またはクラウドへの接続を最適化するだけでなく、トラブルシューティングと診断に利用できるテレメトリーを取得することも可能です。

●アプリケーションとパスを識別する自動ルーティング: アプリケーションのビジネス インテントをすべての環境にわたって管理する際の作業の煩雑さを解消します。すべてのサービスを 1 か所で公開し、それらのサービスのネットワークでの処理方法を自動定義機能で決めることで、新規サービスのネットワークへの導入時間を短縮化できます。各種ネットワーク テレメトリーの統合ビューにより、ハイブリッドやマルチクラウドの環境でホストされている Anthos ベースのサービスの相互接続に最適なパスを見つけることも可能です。

●より強力でスマートなセキュリティ: Cisco SD-WAN Cloud Hub with Google Cloud がエンドツーエンドのセキュリティを提供し、ワークロードやユーザー ID に基づく利用可能なアプリケーション レイヤ セキュリティ管理をネットワーク制御とシームレスに統合します。これらの豊富な制御機能を利用して複数のレイヤでセキュリティを適用し、アプリケーションの保護を強化できます。

グローバルなテクノロジーとソリューションのプロバイダーであり、Google Cloud とCisco のグローバル戦略パートナーでもある WWT は、Cisco SD-WAN Cloud Hub with Google Cloud により、企業が顧客のデジタルトランスフォーメーションを加速させる強力な機会を得られると考えています。WWT クラウド ネットワーキング アーキテクトの Derrick Monahan 氏は、次のように述べています。「顧客は、Google Cloud の Anthos のような技術を使ってアプリケーションを移行したりコンテナ化したり、それらのワークロードをマルチクラウド アーキテクチャーに配置したりしながら、ネットワークのモダナイゼーションを検討しています。」「データ、アプリケーション、サービスが存在する場所の流動的な性質と、より統合されたセキュリティ戦略の必要性から、Cisco SD-WAN Cloud Hub と Google Cloud Platform は、お客様のデジタル戦略を加速させるための重要なアーキテクチャーステップとなるでしょう。」

Cisco SD-WAN Cloud Hub with Google Cloud は、年内にプレビュー版の提供を予定しています。詳細については、Cisco のブログおよび Google のパートナー ウェブサイトをご覧ください。

- By GCP ネットワーキング プロダクト管理担当バイス プレジデント Shailesh Shukla

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