.NET 向け Google Cloud Vertex AI Extensions のご紹介

Mete Atamel
Cloud Developer Advocate
※この投稿は米国時間 2026 年 1 月 30 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
2024 年 10 月、Microsoft は .NET 用の Microsoft.Extensions.AI.Abstractions ライブラリと Microsoft.Extensions.AI ライブラリを発表しました。これらのライブラリは、Open AI、Azure、Google などのさまざまなプロバイダの AI サービスを .NET アプリケーションに統合する際に欠かすことのできない抽象化を .NET エコシステムに提供します。
このたび、Google.Cloud.VertexAI.Extensions ライブラリを発表いたしました。これは、Microsoft.Extensions.AI の Vertex AI 実装です。このライブラリを使用すると、.NET デベロッパーは Microsoft.Extensions.AI の抽象化を介して Vertex AI 上の Google Gemini モデルを統合できます。
注: このライブラリは現在、ユーザーからのフィードバックを受け付けているプレリリース / ベータ版です。フィードバックがございましたら、こちらからお寄せください。
主なメリット
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統合 API: AI サービスを .NET アプリケーションに統合するための一貫した API / 規則セットを提供します。
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柔軟性: .NET ライブラリの作成者は、特定のプロバイダに縛られることなく AI サービスを使用できるため、どのプロバイダにも適応できます。
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使いやすさ: .NET デベロッパーは、アプリケーション全体で単一の API を維持しながら、基盤となる同じ抽象化を使用してさまざまなパッケージを試すことができます。
API と機能
次の 3 つのコア インターフェースがあります。
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IChatClientインターフェースは、チャット機能を提供する AI サービスとやり取りするクライアントの抽象化を定義します。 -
IEmbeddingGeneratorインターフェースは、エンべディングの汎用生成ツールを表します。 -
IImageGeneratorインターフェース(試験運用版)は、テキスト プロンプトやその他の入力から画像を作成する生成ツールを表します。
Google.Cloud.VertexAI.Extensions ライブラリとは
Microsoft.Extensions.AI ライブラリは、OpenAI、Azure、Ollama などのプロバイダをサポートしています。Google.Cloud.VertexAI.Extensions ライブラリは、Microsoft.Extensions.AI の Vertex AI 実装です。これにより、.NET デベロッパーは Microsoft.Extensions.AI の抽象化を介して Vertex AI 上の Google Gemini と統合できます。
Google Gen AI .NET SDK はどうなるのか
ここで、Google にはすでに Gemini 用の .NET SDK があるのではないかと思われるかもしれません。
おっしゃるとおりです。2025 年 10 月に発表された Google Gen AI .NET SDK があります。AI プロバイダとして Google のみを使用するアプリケーションを構築するデベロッパーは、引き続き Google Gen AI .NET SDK を使用する必要があります。複数の AI プロバイダ(Google、OpenAI、Azure など)を使用する可能性のあるアプリケーションを構築するデベロッパーは、Google.Cloud.VertexAI.Extensions ライブラリのメリットを活用できます。
サンプル
背景を理解したところで、サンプルを見てみましょう。
Ollama を使用した Microsoft.Extensions.AI
Google.Cloud.VertexAI.Extensions について調べる前に、Ollama を使用した「Hello World」チャットのサンプルを見てみます。
詳細を見てみましょう。
Microsoft.Extension.AI ライブラリとは
Microsoft.Extensions.AI は、OpenAI、Azure AI Inference、Ollama など、さまざまなプロバイダの AI サービスとやり取りするための C# 抽象化の統合レイヤを提供する、コア .NET ライブラリのセットです。


これは、Gemma3 モデルを使用する Ollama です。簡単でしたね。
Google.Cloud.VertexAI.Extensions を使ってみる
Google.Cloud.VertexAI.Extensions を使用するには、まずパッケージをプロジェクトに追加する必要があります。現在はプレビュー版のため、必ず最新のベータ版をチェックしてみてください。
dotnet add package Google.Cloud.VertexAI.Extensions --prerelease
さらに、Microsoft.Extensions.AI パッケージも必要となります。
dotnet add package Microsoft.Extensions.AI
チャット
IChatClient インターフェースを使用するには、まず Vertex AI 固有の初期化でクライアントを初期化する必要があります。


次に、モデルに質問を始めることができます。


このサンプルは Ollama のサンプルと同じであり、サンプルはプロバイダが異なっても同じです。これが抽象化の優れた点です。Vertex AI の独自の部分は、クライアントの初期化方法だけです。
ストリーミング レスポンスを取得することもできます。


また、チャットの履歴を保存して送信することもできます。


エンベディング
エンベディングの場合は、エンベディング生成ツールを作成します。


複数の入力のエンベディングを生成します。


画像生成
画像生成も同じパターンに従います。
Vertex AI の画像生成ツールを作成します。


画像を生成します。


かわいいラッコの赤ちゃんが生成されます。


すべてのサンプルのソースコードは、GitHub の Google.Cloud.VertexAI.Extensions samples リポジトリにあります。
まとめ
このブログ投稿では、Google.Cloud.VertexAI.Extensions ライブラリについて説明しました。このライブラリにより、.NET デベロッパーは Microsoft.Extension.AI ライブラリを介して Google の Gemini モデルを利用できるようになります。ライブラリについてご質問やフィードバックがございましたら、X(@meteatamel)または LinkedIn(meteatamel)でお問い合わせください。
詳細については、以下のリンクをご覧ください。
- Cloud デベロッパー アドボケイト、Mete Atamel



