Google Cloud Billing チュートリアル: お財布にサプライズは不要
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2021 年 11 月 6 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
正直な話、アプリやサービスを開発するうえで、請求は特に楽しいとも華やかとも言い難い機能ですが、非常に重要であることは間違いありません。請求が面白い機能ではないからこそ、まずはサプライズをご用意しました。
いえいえ、冗談です。サプライズはありません。実際のところ、私は毎日同じことをしていたい人間で、サプライズは苦手なのです。
毎朝、朝食は同じ時間に同じメニューを喜んで食べていますし、ホワイトボードのカレンダーに書き込む予定は、毎週だいたい同じです。レストランでお気に入りのメニューを見つけたら、毎回その同じメニューを頼むと思って間違いありません。誕生日に何をしたいかと家族に聞かれても、毎日しているのと同じことをしたいと答えます。幸い毎日大好きなことをしているので、サプライズ パーティーは苦手です。つまらない人間と思われるかもしれませんが、私らしく好きなように生活できることがとても嬉しいのです。
そういうわけで、先が予想できることが大好きな私が、Cloud Billing のメリットを誉め称えたいと思います。
請求書は退屈であるべき!
おそらく、皆様は私ほど型にはまった生活を送っていらっしゃらないと思います。とはいえ、サプライズ好きな方でも、請求書にびっくりするのは楽しいものではありません。請求書は退屈なのが一番。つまり、いくら払わなければならないか正確に予想できる請求書が良いということです。幸い、Google Cloud では、入門ガイド、コンセプト、サポートなどの Cloud Billing のドキュメントを用意して、サプライズの発生を防いでいます。
こうしたリソースにより、費用の計算方法を確認して予算を策定し、請求書の詳細を把握できます。皆様は Google Cloud Console で予算を確認されていると思います。Google Cloud Console を使用する簡単な手順がわかればいいと思いませんか?本日は、それをご紹介したいと思います。Google Cloud Console 内にはチュートリアルが用意されており、同じウィンドウ内に表示される詳細なガイダンスに沿って操作すると、課金に関する作業を完了できます。
チュートリアルの優れている点:
チュートリアルにリンクとハイライトが含まれているので、必要な画面やボタンを簡単に見つけられる
手順とコンソールを同時に見ることができるので、複数のタブを切り替える必要がない
Cloud Shell からコードを実行できるので、IDE 用に別のウィンドウを開く必要がない
提供されるデモデータを使って試してみる以外に、アプリのニーズに合ったデータを使って既存のプロジェクトに手順を適用できる
請求に関連するチュートリアルの一部を見てみましょう。
Cloud Billing のチュートリアル
以下は、Cloud Billing で試していただきたいチュートリアルです。
Understanding and Analyzing your Cost with Google(Google で費用を把握、分析する)
一部の組み込みレポートについてよく理解し、次のような質問に対する答えを得られるよう、レポートをカスタマイズする方法を学びます。
どのくらいの費用を費やしていますか。
費用にはどのような傾向がありますか。
コストドライバーとは何ですか。
プロダクト別の費用の内訳はどうなっていますか。
Google Cloud Console で費用を把握し、管理する方法の基本について説明します。
Analyze your Cloud Billing Data with BigQuery(BigQuery を使用して Cloud Billing データを分析する)
「請求管理」プロジェクトを作成して、エクスポートした課金データを保存する。
BigQuery データセットを作成し、同じ Cloud 請求先アカウントにリンクした全プロジェクトの課金データをエクスポートして保存する。
Cloud Billing で、BigQuery データセットへの課金データのエクスポートを有効にする。
BigQuery のウェブ インターフェースでサンプルクエリを実行して、課金データを確認する。
Manage Payment Methods and Settings(お支払い方法と設定を管理する)
Google Cloud アカウントのお支払い方法や、お支払いプロファイルの管理方法と更新方法など、Google でのお支払いの基本について説明します。
Tour of Google Cloud Budgets(Google Cloud の予算の概要)
請求先アカウントに移動する。
請求先アカウントで予算を設定する。
予算のしきい値を定義する。
しきい値によってトリガーされる予算アラートメールのデフォルトの受信者を設定する。
今後追加されるチュートリアル
このフォーマットは、新しいコンセプトを学び、プロダクトを試すのに適しています。これを知ってから、私はコンソール内で多くのチュートリアルを作成してきました。その中には Firestore のチュートリアルもあります。今後追加される、その他のトピックのチュートリアルについては、このブログでお知らせいたします。
お知らせは、サプライズになると思います。ということは、良いサプライズもあるということですね。
ご意見をお聞かせください
Cloud Billing の特定のアクションやコンセプトのチュートリアルを見たい場合や、別の Google Cloud プロダクトの詳細を知りたい場合は、@ThatJenPerson にツイートしてください。あなたの提案が Google Cloud Console で実現するかもしれません。
- Developer Relations シニア エンジニア Jen Person