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ネットワーキング

Network Connectivity Center: 新しいパートナーを活用して SD-WAN の到達範囲を拡大

2021年6月11日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 5 月 27 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

先月、Network Connectivity Center のプレビュー リリースをお知らせいたしました。この新しいソリューションは、Google Cloud へのオンプレミスとクラウドの接続を簡素化できるように設計されています。本日は、Fortinet、Palo Alto Networks、Versa Networks、VMware との統合について発表いたします。この統合により、企業は自動化の機能を活用し、ネットワーク デプロイをさらに簡素化できます。

Network Connectivity Center を利用すれば、管理者は異種のオンプレミス ネットワークとクラウド ネットワークを簡単に作成、管理し、Google のグローバル ネットワーク インフラストラクチャを活用する VPC などの Google Cloud リソースに接続できます。このソリューションは、Google Cloud でオンプレミス ロケーション間の接続やアプリケーション ワークロードへの接続を可能にする一元管理モデルを提供します。その際に、Cloud VPNCloud Interconnect、サードパーティ製ルーター アプライアンス(SD-WAN VM や、その他のタイプのネットワーク仮想アプライアンスなど)をはじめ、複数のハイブリッド接続タイプを利用して接続します。

Network Connectivity Center は、グローバル接続を可能にする世界中で利用可能なリソースであり、サードパーティの仮想アプライアンスが標準の BGP を使用して簡単に VPC に接続できるようにします。このため、動的ルート交換を可能にし、ネットワーク アーキテクチャと接続モデル全体を簡素化します。また、顧客サイト間の動的ルート交換を可能にし、サイト間で接続することもできます。

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複数のオンプレミス ロケーションを相互に接続し、クラウド VPC に接続することを目的とした WAN アーキテクチャの開発は、煩雑になる場合があります。Google のパートナーと Network Connectivity Center との統合により、より一元的なカスタマー エクスペリエンスが実現し、自動化ワークフローを使用してさまざまなリソースを手動でデプロイする運用上のオーバーヘッドが削減されます。

Fortinet、Palo Alto Networks、Versa Networks、VMware による統合の詳細についてご紹介します。

Fortinet

Fortinet の Secure SD-WAN と Adaptive Cloud Security は、組織があらゆるクラウド上のアプリケーションを保護し、シームレスかつ安全で優れたユーザー体感品質(QoE)を備えたアプリケーションをユーザーに提供できるようにします。

Fortinet の FortiGate Secure SD-WAN と Google Cloud の Network Connectivity Center の統合により、お客様は、ハイブリッド クラウドやマルチクラウドでのデプロイにおいて、Google Cloud で実行されているアプリケーションやワークロードをより効果的に相互接続できます。その結果、FortiGuard Labs による業界最高水準のセキュリティ インテリジェンスと保護を備え、さらに簡素化、自動化された作業効率の高いクラウド オンランプを利用できます。詳しくはこちらをご参照ください。

Palo Alto Networks

Palo Alto Networks の Prisma SD-WAN は業界初の次世代 SD-WAN の一つであり、アプリケーションで定義され、自律的なクラウド配信型のソリューションです。Prisma SD-WAN の統合により、組織はリモート オフィス、小規模な職場、大企業のオフィスなどのブランチをマルチクラウドにシームレスに接続できます。このターンキー統合によって Google の戦略的パートナーシップが拡大することで、組織は Google 独自の API ベースの CloudBlades プラットフォームを使用してブランチからクラウドへの接続を簡素化し自動化でき、サービスが中断されません。さらに、組織はクラウド配信型セキュリティ プラットフォームである Prisma Access 機能を Google Cloud に拡張し、セキュリティと最適なブランチ間接続を確保しながら、アプリケーションに関する詳細なインテリジェンスと可視性が得られます。Google Cloud を活用する Prisma Access と組み合わせた Prisma SD-WAN は、業界有数の包括的な SASE ソリューションになります。詳しくはこちらをご参照ください。

Palo Alto Networks の VM-Series 仮想化次世代ファイアウォールは、Network Connectivity Center と統合して、最高水準のエンタープライズ セキュリティを備え合理化された接続を提供します。Network Connectivity Center を使用すると、VM-Series ファイアウォールをデプロイして、水平方向のスケーラビリティ、リージョン間の冗長性、セッション同期によるアクティブ / アクティブの高可用性を実現できます。詳しくはこちらをご参照ください。

Versa Networks

Network Connectivity Center を Versa SASE の Versa Secure SD-WAN と統合すると、オンプレミスとクラウドのワークロードに対して信頼性の高いエンタープライズ クラスの接続がブランチ ユーザーに提供されます。Versa Secure SD-WAN は、ネットワーク SLA モニタリング、ディープ パケット インスペクション(DPI)、動画と音声のパフォーマンス分析、前方誤り訂正(FEC)が揃っており、パフォーマンスの低いリンクを取り除き、最適で一貫したユーザー エクスペリエンスが得られます。

Network Connectivity Center で Versa Secure SD-WAN をデプロイすることで、お客様はブランチや離れた場所にいるユーザーからオンプレミスやクラウドのアプリケーションまで、信頼できるエンドツーエンドの接続を獲得できます。Versa Secure SD-WAN ソリューションは、ネットワーク全体のパフォーマンスを完全に可視化できるエンドツーエンドの QoS を提供し、組織の総消費費用を大幅に削減します。詳しくはこちらをご参照ください。

VMware

VMware SASE のクラウドホスト型ネットワーキング サービスである VMware SD-WAN™ は、Google Cloud の Network Connectivity Center を使用する際に安全性、信頼性、効率性、アジリティに優れたアクセスを提供します。この統合ソリューションにより、あらゆる業界の世界中の組織が、ブランチ オフィス、データセンター、クラウドの宛先、リモート ワーカーに対して、デプロイが簡単で高性能な接続を取得できます。VMware SD-WAN は、WAN の状態を原因とするユーザー エクスペリエンスの低下によるワークロード移行の障壁を取り除きます。

SD-WAN の柔軟性とクラウドのオンデマンドの特質を組み合わせることで、企業は Network Connectivity Center の SD-WAN パートナーの統合を利用し、ビジネスニーズに基づいて、世界中の SD-WAN 接続サイトから Google Cloud ワークロードに迅速にアクセスしやすくなりました。詳しくはこちらをご参照ください。

グローバル接続が簡単に

Google Cloud の Network Connectivity Center の詳細を確認して使用を開始するには、ドキュメント ページをご覧ください。

-Cloud ネットワーキング担当プロダクト マネージャー Tony Sarathchandra

-テクニカル プログラム マネージャー Ashish Verma

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