インフラストラクチャ

世界各地のお客様をサポートするための 2020 年の拠点拡充計画

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※この投稿は米国時間 2020 年 3 月 5 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。 

Google Cloud Platform(GCP)のリージョンは、Google Cloud のインフラストラクチャの土台となるものです。
この 4 年間で 16 か国にわたり 22 のクラウド リージョンと 67 のゾーンが展開され、世界中のユーザーに高性能かつ低レイテンシで炭素排出量ゼロのクラウドベースのサービスを提供しています。

最新リージョンのご紹介

すでにお知らせしたとおり、今後 1 年間で新しいクラウド リージョンをジャカルタ、ラスベガス、ソルトレイクシティ、ソウル、ワルシャワに開設する予定です。これらに加え、デリー(インド)、ドーハ(カタール)、メルボルン(オーストラリア)、トロント(カナダ)にも新たなクラウド リージョンを開設することになりましたのでお知らせいたします。各リージョンは、サービス中断の回避、主要な GCP プロダクトのポートフォリオの提供、近隣ユーザーのレイテンシの短縮を図るため、提供開始時点で 3 つのゾーンに分割されます。デリー、メルボルン、トロントはそれぞれの国で2 番目の GCP リージョンとなり、ミッション クリティカルなアプリケーションの国内での障害復旧が可能になります。

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インドのお客様の成長と多様化に伴い、Google Cloud はクラウド インフラストラクチャへの十分な投資を継続し、コマース、医療、金融サービスなどの業界だけでなく、インド全土の公的機関がそれぞれの目標を達成できるよう支援しています。 

IndiaMART で最高製品責任者を務める Amarinder S Dhaliwal 氏は、次のように述べています。「Google Cloud を使用することで、購入者やサプライヤーが以前よりもはるかに速くマーケットプレイスにアクセスできるようになりました。顧客エンゲージメント、所要時間、ユーザー ジャーニー全体にわたってプラスの効果がもたらされています。インドで 2 つ目となる GCP リージョンが開設されることで、IndiaMART のビジネス ユーザーにより優れたエクスペリエンスを提供できるようになることを非常に期待しています。」 

また、中東で初となるリージョンの開設に向け、Qatar Free Zones Authority(QFZA)との初の戦略的提携契約を締結しました。カタールのドーハにリージョンを開設することで、新規や既存のお客様に加えてパートナー様もローカルでワークロードを実行できるようになります。アジアを代表するクラウドのマネージド サービス プロバイダである Bespin Global をはじめ、中東やアフリカ地域の数多くのお客様から多大な関心が寄せられています。 

Bespin Global の CEO である John Lee 氏は、次のように述べています。「当社は韓国の大企業数社と協力して、デジタル変革の取り組みを推進しています。その主要な要件の一つが、世界中のすべてのお客様に同じ品質レベルのサービスを提供することです。Google Cloud が自社のインフラストラクチャへの継続的投資を中東地域にも広げているため、当社はお客様の所在地にかかわらず高品質なサービスを提供できます。」 

新設のトロント リージョンでは、お客様とのコラボレーションを拡大し、Hopper(120 か国で人気の旅行予約アプリ)のようなお客様の成長を国内や北米だけでなく世界中でサポートする予定です。 

Hopper の CTO である Ken Pickering 氏は、次のように述べています。「Hopper の本社があるモントリオールでは、すでに Google Cloud チームと緊密に連携していますが、トロント リージョンの展開を楽しみにしています。Google Cloud サービスにより、お客様に低レイテンシの旅行計画や予約サービスを提供できています。
カナダに 2 つ目のリージョンが加わることで、そのエクスペリエンスを世界中のより多くのユーザーに届けられるようになるでしょう。」 

メルボルン リージョンを開設することで、オーストラリアでの投資を強化し、拡大する GCP の顧客基盤全体を安全かつ持続可能な方法でサポートする取り組みをより具体化できます。その好例が、オーストラリアの金融サービス機関である ANZ Bank との協業によるマルチクラウド戦略の推進です。 

ANZ Bank のテクノロジー担当グープ エグゼクティブである Gerard Florian 氏は、次のように述べています。「当行では、人々とコミュニティが繁栄する世界づくりを目指しています。それを達成できるように導いてくれる変革の鍵が Google Cloud です。Google Cloud のメルボルン リージョンにより、統合されたガバナンス管理とサービス管理はもちろん、一貫したセキュリティ制御も組み込まれたクラウドベースのテクノロジー環境をさらに強化する機会が生まれるでしょう。」

キャパシティとスケーリングだけでなく 

ミッション クリティカルなサービスを実行するために必要なキャパシティと、ユーザーが期待する低レイテンシを確保するために、Google はグローバルなテクノロジー インフラストラクチャに絶えず投資しています。また、可用性、データ所在地、サステナビリティのニーズを満たすリージョンのキャパシティを構築するため尽力しています。Google は新しいリージョンを計画する際、以下のような優先事項も検討しています。


  1. 国内の障害復旧に対する複数の選択肢の提供: 同じ国に複数のリージョンがあると、障害復旧のためのセカンダリ サイトを提供できるため、お客様はビジネス継続性の要件を満たせます。昨年 Google は、大阪リージョンを開設しました。東京リージョンと組み合わせることで、お客様に国内の障害復旧ソリューションを提供しています。カナダ、インド、オーストラリアのお客様は、トロント、デリー、メルボルンのクラウド リージョンを同じような目的で活用できます。

  2. お客様によるデータの管理: Google では、グローバル企業の法規制、セキュリティ、コンプライアンスの要件をサポートするクラウド サービスを提供する必要があることを理解しています。昨年、データの保管場所の管理方法とデータのアクセス権を持つユーザーの管理方法に関するブログ記事を投稿しましたが、今後もデータのプライバシー、透明性、セキュリティへの投資を継続していきます。

  3. サステナビリティを意識した取り組み: クラウドに移行する企業が増えるにつれ、持続可能なオペレーションはビジネス戦略の一つと見なされ、同じ価値観を持つパートナーを選択する傾向が強まっています。Google では、消費するエネルギーの 100% を再生可能エネルギーで賄っています。この持続可能性への取り組みにより、お客様は炭素排出量を実質ゼロにしながら、クラウド コンピューティングのニーズを満たすことができます。 

最高のエクスペリエンスを実現することが Google Cloud の最優先事項です。顧客基盤が世界中に拡大していくのに伴い、中東、アジア、欧州、南北アメリカ地域の新たな市場へのリージョン追加を検討し、すべてのユーザーに信頼性の高いパフォーマンス、セキュリティ、優れたサステナビリティを提供します。Google Cloud のグローバル インフラストラクチャについて詳しくは、こちらをご覧ください。

-By Dave Stiver, Senior Product Manager, GeoExpansion