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インフラ モダナイゼーション

お知らせ: Twitter スペースで Multicloud Mindset シリーズをご紹介

2022年10月4日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2022 年 9 月 24 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

今こそマルチクラウドについてお話しするときです。マルチクラウドは、従来の IT インフラストラクチャをクラウドに「リフト&シフト」して費用の削減と利便性を図るだけでなく、さまざまなクラウド プロバイダのベスト オブ ブリード サービスを利用して、ビジネス目標を達成する新しい方法を考案し、デジタル トランスフォーメーションを促進します。実際、業界の調査では、89% の企業が最低でも 2 つ以上のパブリック クラウド プロバイダを使用していることがわかっています。

新しい Multicloud Mindset シリーズでは、2 週間に一度、マルチクラウドに関するトピックについて、トップクラスのエキスパートによる魅力的なライブ会話を Twitter スペースでお届けします。差し迫った問題への回答を得るために 15 分の Q&A へジャンプすることもできます。また、チャット後最大 30 日間は、オフラインで後からエピソードを聞くこともできます。

エピソード 1: 役員室内のマルチクラウド

まず、Cloud Wars の創業者である Bob Evans 氏との対話でシリーズをはじめたいと思います。先進的な企業では、さらなる柔軟性を求めるだけでなく、マルチクラウドを、特定のクラウド プロバイダにより提供されるイノベーションを活用するための極めて重要な方法として考えています。組織で起こっているマルチクラウドについての決定が、なぜほとんどの場合競争上のメリットを確保するために役員室内で行われるのかについて深く掘り下げました。

「マルチクラウド戦略の欠落は、ビジネスに競争上の不利益をもたらします。」 - Cloud Wars、創業者 Bob Evans 氏

経営者がどんなシナリオを計画しているのか、議論されている検討事項、主なトレードオフと課題について、気になったことがある方はぜひ聴いてください。

このエピソードは 30 日以上経過したため、Twitter でのアーカイブは終了しました。すぐにアーカイブ版にアクセスできるように対応し、次回のブログでご紹介する予定です。   

エピソード 2: マルチクラウドに関する 5 つのすべきこととすべきでないこと

デジタル トランスフォーメーションのプロセスにおいて、まったく同じ方法でクラウドを使用している人はいないというのが真実です。このシリーズのエピソード 2 では、Google Cloud のアウトバウンド プロダクト マネジメント ディレクターである Richard Seroter とともに、マルチクラウドの採用が組織にとって正しい選択である理由と、正しいアプローチを見つけるためのベスト プラクティスに関する知見についてご紹介します。

Richard によると、マルチクラウドには、5 つのすべきこととすべきでないことがあります。

  1. すべきこと: 正しい理由でマルチクラウドを選択する - アナリストの言いなりになるのではなく、ビジネスの価値に基づいて「なぜ」マルチクラウドなのかを定義してください。

  2. すべきでないこと: ワークロードやデータ ポータビリティの過剰なエンジニアリング - 「一度書けば、どこでも実行可能」は、価値以上にトラブルになる可能性があります。その代わりに、ネイティブ サービスの明確な価値を考慮し、クラウドにワークフローを持ち込むのではなく、ワークフローをサポートするために使用してください。

  3. すべきこと: さまざまなステークホルダーの関心やニーズを理解する - コンテキストが重要です。気をつけてほしいのは、マルチクラウドを必要とする理由はグループによって異なるということです。このことは全体のアプローチに影響します。

  4. すべきでないこと: 一人で行動する - 業界のコミュニティを上手に活用し、何がうまくいって何がうまくいかないのかについて知識を共有してください。

  5. すべきこと: まずマルチリージョンのデプロイでテストする - マルチリージョンのデプロイから始めることで、マルチクラウド アーキテクチャに挑戦する前に、問題点を解決できます。

マルチクラウドのどの段階にあるかにかかわらず、マルチクラウドとは何か、重要な検討事項、そして最も重要な点として、なぜマルチクラウドを活用すべきなのか(そして活用すべきでないのか)について学べる素晴らしいエピソードです。

こちらから Twitter スペース上のすべての会話にアクセスできます。

エピソード 3: Yugabyte のマルチクラウド への移行

過去 10 年間、これまでテクノロジー企業ではなかった組織は、競争力を維持するために、マイクロサービス、Kubernetes、マルチクラウドやハイブリッド クラウドを導入し、IT インフラストラクチャを変革する必要がありました。エピソード 3 では、クラウドネイティブ アプリのためのオープンソース分散型 SQL データベース、Yugabyte の戦略およびマーケティング担当バイス プレジデントである Suda Srinivasan 氏と、オープンソースとマルチクラウドについて対談します。

「過去 5 年間、多くの企業がアプリのモダナイゼーションに注目していました。現在、それらの企業は、デジタル トランスフォーメーションのデータベース モダナイゼーションのフェーズに移行しており、そのデータベース モダナイゼーションはある種、本当の旅のようです。今後 5 年間は、その多くが、予測可能な未来のためのハイブリッドやマルチクラウドを導入するステージへと移っていくでしょう。」 - Yugabyte、戦略およびマーケティング担当バイス プレジデント Suda Srinivasan 氏

Yugabyte の独自の成功がどのようにオープンソースの力とリンクしているのか、そしてマルチクラウドのためのサービスを構築するとき、データベースについてどのように考えるべきかを議論します。Suda 氏によると、鍵となるのは、異なる環境の不均一性や複雑性を取り除くためにテクノロジーを使用することです。データベースが異なる環境にまたがって動くかどうか、トラブルなくスムーズに動くかどうかという細かい点が、成功へとつながるのです。

Suda 氏によると、鍵となるのは、異なる環境の不均一性や複雑性を取り除くためにテクノロジーを使用することです。データベースが異なる環境にまたがって動くかどうか、トラブルなくスムーズに動くかどうかという細かい点が、成功へとつながるのです。マルチクラウドのためのデータベースをデプロイする際は、さまざまなクラウド環境でテストされ、その環境での動作が保証されたソリューションを選ぶことが重要です。また、Database as a Service(DBaaS)ソリューションを選んだ場合は、さまざまなクラウドでデータベース クラスタをスピンアップして、基盤となるインフラストラクチャやクラウド スタックの複雑性を取り除き、アプリケーションの構築に集中できるようにすべきです。

こちらから Twitter スペース上のすべての会話にアクセスできます。  

エピソード 4: クラウドがマルチクラウドへ進化するにつれ、仕事も進化する

すでに Cloud で仕事をしていてキャリアアップの道筋を探している、もしくは Cloud でのキャリアをスタートさせようとしている方は、Google Cloud のプロダクト マーケティング シニア ディレクターである Jeana Jorgensen によるこのエピソードは必見です。

Jeana はテクノロジー企業業界に入るまでの驚くべきストーリーでリスナーを魅了しました。Jeana はまた、忍耐力や学び続けることへの好奇心などの特定のスキルが、どのようなバックグラウンドの人が来るかに関係なく、リーダーとしてチームを作る際に求めることの核心であることを共有しました。

次に、クラウドがマルチクラウドへ進化するにつれ、仕事がどのように進化するかについて語りました。Jeana は、オープンソースやコードとしてのインフラストラクチャが、クラウドの専門家がクラウドのジェネラリストとなり、クラウドでのキャリアアップのためのスキルを習得するのに役立つということを説明しました。マルチクラウドを恐れる理由はあるかと尋ねられたとき、Jeana は次のように答えました。

「マルチクラウドは恐れるものではなく、利用すべきものです。」- Google Cloud、プロダクト マーケティング シニア ディレクター Jeana Jorgensen

こちらから Twitter スペース上で Jeana との会話にアクセスできます。

このブログシリーズでは、さまざまなマルチクラウドについてのトピックが毎月更新されますので、次回もどうぞお楽しみに。次回の Multicloud Mindset は 2022 年 9 月 30 日 9 時(太平洋標準時)からですので、ぜひお聞きください(詳細は Twitter 上ですぐに共有されます)。


- Google Cloud プロダクト マーケティング マネージャー Shubhika Taneja
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