Modern SecOps マスタークラスが Coursera で受講可能に
Iman Ghanizada
Global Head of Security Operations Solutions, Google Cloud
Anton Chuvakin
Security Advisor, Office of the CISO, Google Cloud
※この投稿は米国時間 2024 年 7 月 19 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
セキュリティ担当者は、組織を保護するアプローチを常に見直し、洗練させる必要があります。脅威の一歩先を行くには、イノベーションと継続的な改善、そしてサイロ化した運用を脱してエンドツーエンドのソリューション構築を行うという発想の転換が必要です。
このたび Google Cloud は、Modern SecOps(MSO)コースを開始することを発表いたします。このコースは、プラットフォームに依存しない 6 週間の学習プログラムで、Google の自律型のセキュリティ運用フレームワーク、および継続的な検出と対応(CD / CR)手法に基づき、セキュリティ担当者にセキュリティ運用のモダナイズを支える最新のスキルと知識を習得してもらうことを目的に作られています。
Modern Security Operations コースのご紹介
Modern Security Operations コースは、昨今のセキュリティ運用チームが直面している主要な課題に対処する包括的なカリキュラムで、主に人材とプロセスの改善に重点を置いています。ROI Training、Netenrich、業界をリードするその他のエキスパートと協力して開発されたこのコースは、組織のセキュリティ オペレーション センター(SOC)の変革を支援する実用的なインサイトと実践演習を提供します。
ROI Training と Google Cloud コースの詳細については、こちらのカタログをご覧ください。Netenrich と自律型のセキュリティ運用に対する同社のアプローチの詳細については、こちらのケーススタディをご覧ください。
「自律型のセキュリティは、セキュリティ オペレーション センターを変革するための指針であり、Google Cloud と協力してこのコースを開発できることを嬉しく思っています。ASO フレームワーク上に構築された Netenrich Adaptive MDR は、自律型セキュリティ ソリューションを牽引しようとする当社のコミットメントを体現したものです。当社では、社内とお客様の両方に ASO を実装することで、自律的なセキュリティのビジョンを現実化しています」と、Netenrich の最高経営責任者である Raju Chekuri 氏は述べています。
コースの概要
MSO コースの 6 週間のカリキュラムは、以下に焦点を当てています。
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サイバー脅威管理のモダナイズ: 進化するサイバーセキュリティの状況とセキュリティ運用の将来について理解を深めます。
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SecOps の基礎: 検出、トリアージ、インシデント対応など、セキュリティ運用の基本的なコンセプトと構成要素を学びます。
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自律型のセキュリティ運用の原則: DevOps とサイト信頼性エンジニアリングから得た教訓を SecOps に活かす方法を探ります。
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継続的な検出と対応(CD / CR): アジャイル手法を導入することで、トイルを削減し、脅威管理と対応能力を高めます。
最新の SecOps 成熟度評価ツール: MSO 評価ツールを使用して、CD / CR 手法に対する組織の成熟度のベンチマーク テストを行います。
このコースは、以下のような方を対象としています。
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脅威の検出スキルと対応スキルを強化したいと考えているセキュリティ運用アナリスト
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セキュリティ オペレーション センターのモダナイズと効率化の方法を学びたいと考えている SOC 管理者
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組織のセキュリティ運用を変革する戦略的なインサイトを得たいと考えている CISO
このコースに参加すると、自動化によるセキュリティ運用の効率アップ、技術やプロセスに関する課題への対処と克服、運用効率と効果の大幅な向上に役立つ、豊富な知識や実用的なツールを得ることができます。
Google SecOps でトレーニングを補完する
生成 AI の時代においてセキュリティ チームは、生産性を高め防御担当者を支援してくれる、完全に機能する高性能なソリューションを必要としています。Google Security Operations は、脅威の検出、調査、対応を簡素化するよう設計された、インテリジェンスと AI を活用した統合プラットフォームです。
Google のプラットフォームは、SecOps の複雑さを軽減し、セキュリティ オペレーション センターの生産性を高めることができます。また、最前線の脅威インテリジェンス、Gemini、Investigation Assistant、Playbook Assistant、自律的なパーサーなどのイノベーションが盛り込まれています。こうした高度な機能により、セキュリティ チームは少ない労力で脅威を発見し、ワークフローを効率化して、最新の SecOps に向けた取り組みを加速させることができます。Google のプラットフォームを利用することで、これらのメリットを素早く実現する方法をご確認ください。
今すぐご登録ください
セキュリティ運用を変革するための第一歩を踏み出しましょう。Modern Security Operations コースの詳細をご確認のうえ、ぜひご登録ください。
ー Google Cloud、セキュリティ運用ソリューション グローバル責任者 Iman Ghanizada
ー Google Cloud、CISO オフィス、セキュリティ アドバイザー Anton Chuvakin