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企業がクラウドに移行する 8 つの理由

編集部注 : 本稿はもともと Velostrata のブログに掲載されたものです。その後、Velostrata が Google Cloud に吸収されたことから、今回は、企業がクラウドに移行する理由に詳しい Velostrata ならではの視点で書かれたこの記事をお届けします。なお、移行をスピードアップする Velostrata のテクノロジーについてはこちらをご覧ください。]

私たち Velostrata は、クラウドへの移行を最適化する方法について、これまで多くの時間を費やして議論してきましたが、そもそも企業がクラウドへの移行に駆り立てられる理由は何かという問いからも多くのことを学びました。私たちはお客様の話に耳を傾けながら、RightScale などが所有する市場データとともに自社のデータを掘り下げることで、この問いに対する答えを見つけました。将来クラウドに移行することをお考えなら、移行プランを開始するきっかけとなるのは何かを知るうえで、本稿の内容がきっとお役に立つでしょう。

1. データセンターの契約更新

多くの企業は定期的な契約更新が必要なプライベート データセンターと契約しているため、契約更新の時期が近づくと、コスト調整などの制約要因について考えることになります。契約更新の時期にクラウドへの移行を検討し始める企業が多いのは、これが理由です。

2. 企業合併

企業が合併するときにたびたび問題となるのが、双方のアプリケーションとデータの統合です。これに複数のオンプレミス データセンターが関わってくると、問題はさらに大きくなります。こうしたことから、合併を行っている企業の多くは、主要なアプリケーションとデータをクラウドに移行することで合併のプロセスを容易にしています。クラウドを使用すると、新しい拠点や従業員にも対応しやすくなり、移行がスムーズに進みます。

3. 必要に応じたキャパシティの増減

企業の成長に伴う通常の需要拡大なのか、もしくは季節的な需要の大幅増なのかに関係なく、そうした変動への対応としてコンピューティングのキャパシティをすばやく増減できるとすれば、それは企業にとって大きなメリットになります。クラウドに移行すれば、オンプレミスでのキャパシティの上限に合わせて料金を支払う代わりに、需要に応じてキャパシティの増減を行い、使用した分だけ料金を支払うことが可能です。

4. ソフトウェアやハードウェアの刷新サイクル

オンプレミスのデータセンターを運用する場合、システムの刷新は自社で行う必要があります。ところが、オンプレミスのソフトウェア ライセンスの購入や、新ソフトウェアの要件を満足するハードウェアへのアップグレードには大きなコストがかかります。そのため、多くの企業は、オンプレミスのハードウェアやソフトウェアを廃止して SaaS をサブスクリプション契約するか、パブリック クラウドにアプリケーションをリフト&シフトするほうがずっと安上がりだということを学びます。どちらを選択するかはアプリケーション(そして SaaS が提供するオプション)に大きく左右されますが、いずれにしても、それがクラウド移行プロジェクトのスタートになります。

5. セキュリティ上の脅威

セキュリティ上の脅威が規模と深刻度の両面で拡大する中、多くの企業がリスク軽減を目的にクラウドに移行しています。パブリック クラウドのプロバイダーは、企業を脅威から保護するために、単一の企業では不可能に近いほどの膨大なリソースを提供してくれます。

6. コンプライアンスのニーズ

金融サービスや医療の分野では、データ コンプライアンスの徹底が事業運営のために欠かせません。クラウドに移行すれば、すでにコンプライアンスをクリアしているクラウド ベースのツールやサービスを利用できるため、社内 IT チームのコンプライアンス達成にかかる負担を軽減できます。

7. 製品開発上の利点

使った分だけの料金モデルや、製品の開発およびテストに合わせたダイナミックなプロビジョニングといったクラウドの利点を活用するうちに、多くの企業はクラウドが製品の迅速な市場投入に役立つことを学びます。企業は、時間とコストの節約だけでなく、収益実現のスピードアップのためにクラウドへの移行を進めています。

8. 既存システムの運用終了

良いものにはすべて終わりがあり、ソフトウェアもその例外ではありません。データセンターの基幹ソフトウェアが運用終了を迎えたとき、社内 IT チームがオンプレミスでのシステム継続ではなく、クラウドでのサービス再現の方法を探すのは自然な流れです。企業にとって、これは古いライセンスやハードウェアから解放され、クラウドの利点を手に入れるチャンスです。

以上のように、企業がクラウドへの移行開始を決断する理由はたくさんあります。すでに移行を始めており、クラウド サービスをうまく活用する新たな方法を見つけたケースもあります。クラウドへの移行のきっかけとなる出来事がどのようなものなのかを理解していれば、適切なクラウド アーキテクチャやワークロードの移行戦略について判断するうえで、きっと役に立つでしょう。

Velostrata によるクラウド移行の詳細についてはこちらをご覧ください。

- By Tom Nikl, Cloud migration team and Ravi Kiran Chintalapudi, Product Manager

※この投稿は米国時間 2018 年 11 月 29 日に Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。