2024 年 DORA 調査: AI、デベロッパー エクスペリエンス(DevEx)、プラットフォーム エンジニアリングに関するご意見を受付中
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2024 年 4 月 26 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
貴社のチームは急速な変化に対応できていますか?顧客の期待に応えながら、ビジネス価値を提供し、健全なチームを維持できていますか?2024 年 DORA 調査にぜひご協力ください(所要時間は 15 分ほどです)。この調査に参加いただくことで、Google の継続的な研究にインサイトが提供されるとともに、貴社チームの現状について振り返る時間が得られます。
DORA は 10 年以上にわたり、技術主導型チームの能力と、こうしたチームが以下のような重要な成果を向上させる方法について研究してきました。
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ソフトウェア デリバリーのパフォーマンス: チームがソフトウエアの変更をいかに迅速かつ確実に提供できるか。
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組織のパフォーマンス: 組織がいかに効果的にビジネス目標を達成できるか。
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チームのウェルビーイング: 働き方や文化が、ソフトウェア開発チームのウェルビーイングにどのように影響するか。
DORA の年に 1 度の調査は現在受付中です。ぜひご自身やチームの皆さん全員でご参加ください。
2023 年の調査の主な結果
DORA の Accelerate State of DevOps Report 2023 には、以下をはじめとして、チームの改善に役立つ多くの重要な調査結果と分析情報が記載されています。
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回答者の半数以上が技術的タスクの一部に AI を使用しており、今年はその数がさらに増加することが見込まれている。
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文化は、技術的能力を構築するための基盤となっている。
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ドキュメントの質が高いと、チームのパフォーマンスが 25% 向上する。
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コードレビューを迅速化したチームは、ソフトウェア デリバリーのパフォーマンスが 50% 高くなっている。
2024 年以降
調査の幅広い対象者
DORA の研究は、あらゆる業界におけるさまざまな職務の人の意見を参考にし、各種のアプリケーションやサービスに携わるチームに分析情報を提供します。
この調査に参加していただきたい対象者についてご説明します。Google は、技術主導型チームで働いている人、または技術主導型チームと一緒に働いている人からの意見を伺いたいを考えています。調査に参加していただくことで、Google が研究に関する貴重な意見を収集し、参加者自身もメリットを得ることができる職務として、次のようなものがあります。
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テクノロジーのリーダー
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プロダクト マネージャー
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アーキテクト
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ソフトウェア デベロッパー
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品質エンジニア
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コンプライアンス専門家とセキュリティ専門家
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オペレーター
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サイト信頼性エンジニア
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プラットフォーム エンジニア
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ユーザー エクスペリエンス専門家
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リリース エンジニア
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その他
この調査は匿名であり、プラットフォームに依存しません。Google は、調査の参加者が健全で生産的なチームを維持しながら、優れたカスタマー エクスペリエンスを実現するために、どのように取り組んでいるかを理解しようと努めています。
振り返る時間
調査に費やす 15 分間は、ご自身を振り返る時間にもなります。調査の質問について慎重に考えることで、ご自身やチームが改善できる余地に気付くことがよくあります。また、チーム全員が調査に回答し、その後 20~30 分かけてその内容について話し合う時間を設けることに意義を見出したチームもあります。チームの話し合いを促進するために使用できる質問をいくつかご紹介します。
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どの質問に答えるのが難しかったか、またその理由は?
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チームとして改善できると思う部分は?
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チームとして優れていると感じるところは?
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チームとして試したいことを 1 つ挙げるとしたら?
将来を見据える
DORA は常に、新たなトレンドがもたらす影響を理解し、評価すべく努めてきました。今年も例外ではありません。目覚ましい勢いで業界が変化し続けるなか、皆さんのチームが優先的に取り組んでいる新しいテクノロジー、トポロジ、アプローチがあるのではないでしょうか。今年は、次の 3 つの主要分野における取り組みについて、皆さんのご意見を伺いたいと思っています。
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AI - 昨年は、日常業務における AI の重要性について質問しました。今年はこの分野の調査を拡大し、AI が仕事をどのように変化させ、その変化がどのような影響を与えているかについて理解を深めたいと考えています。AI は組織のパフォーマンスにどのような影響を与えていますか?
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プラットフォーム エンジニアリング - プラットフォーム エンジニアリングに対する貴社の取り組み方について、より良く理解したいと考えています。プラットフォーム エンジニアリングには、テクノロジーとチームの両方が含まれる場合があります。プラットフォーム エンジニアリングは、ソフトウェア デリバリーのパフォーマンスにどのような影響を与えていますか?
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デベロッパー エクスペリエンス - 顧客にサービスを提供するうえで、全体的なエクスペリエンスはどのようなものですか?ご自身の経験は、提供できる価値にどのように影響していますか?
DORA の調査結果を活用しているチーム
DORA の研究から得られた分析情報と、パフォーマンスの向上を予測するプラクティスの導入は、世界中の組織の技術主導型チームに役立っています。ANZ、Sabre、Wayfair の 3 社は、ほんの一例にすぎません。
「DevOps の進化をさら加速させるために、ANZx チームは DORA 研究プログラムにある DevOps プラクティスを採用することを決めました。」
「Google Cloud が導入を支援してくれたテクノロジーや DORA リサーチの原則によって、クラウド コンピューティングの 5 つの基本特性において顕著な改善を達成できました。」
「主に DORA の指標を使用しています。広範なデベロッパー エコシステムで実際に効果を発揮する幅広い指標により、物事がより速く、より良くなっています。」
ご意見をお聞かせください
匿名でのご意見は、Google の調査プロセスの重要な一部であり、技術主導型チームの現状に関する総合的な理解を形成するのに役立ちます。貴社での経験を振り返り、継続的な改善への取り組みを次のステップに進めるために、こちらの調査にご回答ください。所要時間は 15 分ほどです。今年の調査は、英語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語、日本語、中国語(簡体)でご利用いただけます。間もなく締め切りとなりますので、ぜひご協力をお願いいたします。