データ分析

TapClicks、Google Cloud をダブルクリックして、統合されたデータ管理とマーケティング運用で提携

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※この投稿は米国時間 2021 年 7 月 10 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

編集者注: 本ブログ投稿では、TapClicks がどのようにして Google Cloud に移行し、マーケティングの顧客にデータ管理、運用、インサイト、分析のための統合プラットフォームを提供したかをご紹介します。

TapClicks は、データを活用したスマートなマーケティング クラウドであり、お客様のマーケティングを統合します。2020 年に当社のコア アプリケーションを Google Cloud に移行したことで、コストを削減してお客様のデータ共有に関する懸念を解決し、新たなエコシステムの可能性を開きました。

当社がお客様のために解決している主な問題は、マーケティング インフラストラクチャのデータと運用をどのように管理するかということです。マーケティング担当者を取り巻く現在の環境は単純ではありません。この分野でサービスを提供しているベンダーは今や 7,000 社にのぼり、デジタル エージェンシー、メディア、ブランドの間の関係が複雑化しています。マーケティング担当者は、社内だけでなくクライアントに対しても大規模な分析と報告を行えるよう、これらすべてのシステムのナビゲート、ログインとログアウト、ペース目標の理解、マーケティング データのフロー管理を行ううえで課題に直面しています。

当社は、数多くのマーケティング ソースからオムニチャネルのキャンペーン データ(250 の API コネクタと 6,000 もの Smart Connectors™)を、自動化されたデータ ウェアハウジング ソリューションで統合し、組織を簡素化しています。4,000 社を超える代理店、メディア企業、ブランドが、当社のマーケティング運用およびデータ管理プラットフォームを使用しています。このプラットフォームは、大規模にデータをインポートし、Google Cloud 上に自動データ ウェアハウスを作成します。チームは、世界的規模の Facebook コネクタのように、TapClicks を活用してデータを Google データポータルに直接インポートすることもできます。インポートや保存に加えて、Google データポータルや Google スプレッドシートなど他の Google ソリューションへのデータのエクスポートも可能です。当社はまた、関係者とクライアントがデータを分析できるインタラクティブなダッシュボードや、指定された時間にクライアントに配信される、自動化されたマルチチャネル レポートも作成しています。そのため、チャネルの比較、最適化、アトリビューション、計算を簡単に行えます。一部のお客様は、クライアント向けに数十万もの個別のレポートとダッシュボードを生成できます。

当社はレポートと分析でよく知られている企業かもしれませんが、特に大規模なお客様や社内関係者からのマーケティング運用ワークフローを管理するチームもサポートしています。ユーザー フレンドリーで構成可能なシステムは、注文やキャンペーンの管理に役立ちます。このプロセスの自動化により、大幅な効率化、時間の節約、コストの節約、エラーの削減を実現しています。これらのソリューションを組み合わせることで、競合分析やブランドレベルの分析を行うためのマーケティング インテリジェンスなどの追加機能を備えた統合プラットフォームを構成します。これは、すべての主要なメディア企業、代理店、多くのブランドで使用されている革新的なソリューションです。

提携で追求する可能性

当社の以前の技術スタックでは、ベアメタル サーバーのベンダーだけでなく、ウェブサービス収益のリーダー企業、高パフォーマンスのデータ ウェアハウジングのリーダー企業を組み合わせて利用していたため、いくつかの課題に直面しました。

  • 1 つ目の課題は、増大するコストに関するものでした。

  • 2 つ目は、お客様の多くが複数のブランドを扱っており、競合他社と見なされがちなウェブサービスのリーダーとデータを共有することに二の足を踏んでいることです。

  • 3 つ目に、これらのベンダーは、自分たちが経験したような成功を顧客にもたらす真の長期的なパートナーシップよりも、自社の収益に重点を置いていることが挙げられます。

他のクラウド プロバイダを検討した結果、Google Cloud が最有力候補として浮上しました。コスト面で競争力があり、Kubernetes のネイティブ サポートも優れていました。これは当社の DevOps チームに対する大きなセールス ポイントです。また、データ共有に関する懸念から、マーケティングや広告業界では、AWS から Google Cloud に移行する動きもあります。最後に、ほとんどのお客様はすでに Google Cloud ツールを使用しているため、ブランド再認と親しみやすさがあり、自社のシステムとの統合が容易です。

Google Cloud への移行

約 5 か月かかった移行で、Google Kubernetes Engine(GKE)を使用して、コア アプリケーションを含むインフラストラクチャの大部分を移動しました。従来のアーキテクチャでは、それぞれのお客様が当社の仮想マシンの 1 つに割り当てられており、最大使用量に合わせてプロビジョニングする必要があったため、未使用の容量が多くありました。当社は GKE のクラウド ネイティブの機能を高く評価しています。特に自動スケーリングは、ウェブ アプリケーションにとって大きなメリットです。日中の使用パターンはさまざまで、アプリケーションは主に営業時間中に使用されますが、月の中で使用量が多い日もあり、自動スケーリングによって時間とコストを節約できます。また、GKE を使用すると、デプロイがとても簡単になり、開発環境にも多くのメリットがあると期待しています。当社はマイクロサービスの一部を GKE に移動しましたが、将来的にはさらに多くのマイクロサービスを移動する予定です。全体として、当社のコア製品と AWS の大部分を Google Cloud に正常に移行できました。

また、他のベンダーのリレーショナル データベース サービス(RDS)から、Google Cloud 上の自社の VM で稼働する MySQL に移行したことで、設定や微調整の点で柔軟性が向上しました。インフラストラクチャのモダナイズに伴い、最適な組み合わせを模索している最中ですが、この機会に MySQL 5.7 から 8.0 に移行しました。  

次の段階は、独自のデータ ウェアハウス用に検討している BigQuery など、Google Cloud の機能やサービスについてさらに詳しく調べることです。必要に応じて、Google Cloud で Snowflake を運用することもできるという事実は、移行にあたってのもう一つのセールス ポイントでした。

特に、BigQuery ML の機械学習と自然言語処理の機能に関心がありました。これらの機能により、予測分析が可能になりました。お客様は、どのキャンペーンが機能しているのか、どのキャンペーンが成果を上げているのか、次にどこに投資すべきなのかなど、キャンペーンから得られる分析情報を求めています。当社のプラットフォームを使用することで、レポートを作成するだけでなく、キャンペーンのパフォーマンスを向上させるチャンスを特定できます。今後は AI や機械学習(ML)を使用してこれらの機能を向上させ、お客様がマーケティング データやキャンペーンから分析情報やインテリジェンスをシームレスに引き出せるようにしていきます。

Google Cloud をダブルクリック

当社にとって、Google Cloud を深く活用し、パートナーとなって単一のスタックでこれらのソリューションを提供できることは非常に重要であり、お客様にも喜んでいただけると思います。TapClicks と Google Cloud は、通常のクラウド プロバイダの関係を超えたレベルで提携しています。すでに当社の 50% がさまざまな Google Cloud ソリューションと連携しています。そして、TapClicks と Google Cloud はお互いの延長線上にあり、単一の強力なプラットフォームを提供することを想定しています。

Google Cloud はパートナーシップのコンセプトを理解しており、Google Cloud チームは、サービスとそのメリットに光を当てることができました。これまでの経験と比べ、Google Cloud チームとのやり取りは本当に楽しいものでした。移行が完了した今、Google Cloud エコシステムで利用できるサービスや、お客様のために引き続き解決していく問題について、次のステップに踏み出す準備ができています。詳細については、TapClicksBigQuery ML をご参照ください。

-TapClicks エンジニアリング担当バイス プレジデント Pierre-Luc Soucy