コンピューティング

VM Manager のご紹介: 大規模な Compute Engine フリートの運用を容易に

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※この投稿は米国時間 2021 年 1 月 29 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

昨今、さまざまな企業でデジタル トランスフォーメーションが推し進められており、より多くのワークロードがクラウドに移行されています。とはいえ、ユーザーにとって不慣れなツールで仮想マシン(VM)の大規模なフリートの管理や運用が行われることで、クラウドの状況が複雑なものになりがちです。特にインフラストラクチャのセキュリティとコンプライアンスの透明性をクラウドの規模で管理することが、インフラストラクチャおよび運用の管理者にとっての課題となることもあります。使い慣れたオンプレミス インフラストラクチャ管理ツールと同じようにクラウド リソースの運用と管理を行えるシンプルなクラウドネイティブ ツールが求められているのです。

本日は VM Manager についてご紹介します。VM Manager はインフラストラクチャ管理ツールのスイートで、Compute Engine VM の大規模なフリートの管理をシンプルにし、自動化するものです。Google 規模のインフラストラクチャをベースにしたクラウドネイティブ ソリューションで、自動的なコンプライアンス レポートの作成や大規模なソフトウェア デプロイを行うシンプルなツールセットを提供します。

また自動化機能によって、コンプライアンスやオブザーバビリティが保障され、大規模な VM フリートのセキュリティ管理に関する複雑さが軽減されます。加えて、コンプライアンスの透明性とインベントリ データのリアルタイム トラッキング機能の質を高める統合ダッシュボードを備えており、アクションにつながるより多くのインサイトが得られ、インフラストラクチャのピーク パフォーマンスが保たれます。最も一般的な Windows および Linux オペレーティング システム環境をサポートしており、含まれるサービスには次のようなものがあります。

  • パッチ管理: VM セット全体への OS パッチの適用、複数の OS 環境におけるパッチ コンプライアンス データの受信、複数の VM に対する OS パッチの自動インストールをすべて一箇所で行うことができ、システムを最新の状態に保って脆弱性から保護します。

    パッチ管理サービスには重要コンポーネントが 2 つ存在します。1 つ目のパッチ コンプライアンス レポートは、Windows および Linux ディストリビューションの VM のパッチ ステータスに関するインサイトを提供するものです。2 つ目のパッチ デプロイメントは、OS とソフトウェアのパッチ更新プロセスを自動化し、パッチジョブをスケジュールします。

  • 構成管理: このサービスを使用すると、VM の統一的な構成をデプロイ、照会、管理できます。自動修正機能が備わっているため手作業による管理タスクが減少し、フリートのコンプライアンスを保つことができます。各 Compute Engine VM のゲストポリシーにより、ソフトウェア構成の一貫性が保たれます。

    「世界中で何億人ものユーザーをサポートするインフラストラクチャにおいては、仮想マシン インスタンスの一貫した構成を維持することが重要です。構成管理のリソースを大規模に管理できる機能のおかげで、こうしたプロセスに伴う手作業が減りました。」- King.com シニア DevOps エンジニア Martin Danko 氏

  • Inventory Management をご確認いただけば、OS とパッケージに関する情報を集めることができます。あるバージョンの OS システムを実行している VM の特定や、VM にインストールされているパッケージの表示、各 VM で利用可能なパッケージ更新のリストの生成、VM に不足しているパッケージ、更新、パッチの特定を行うことができます。

    Inventory Management は別の Google Cloud プロダクトである Cloud Asset Inventory と統合されており、Google Cloud フリートデータの表示、モニタリング、分析をシンプルにすることができます。

上述の点に加えて、VM Manager には今後数か月以内2リリースされる優れた機能のロードマップがあります。ぜひご期待ください。

大規模なフリートを簡単に管理する

VM Manager は複雑性を軽減し、セキュリティとコンプライアンスに関するレポートの質を高めて、大規模なクラウド環境におけるシンプルなリソース モニタリングを実現します。自動化ツールを利用してシステムを最新の状態に保ち、ダウンタイムのリスクを軽減し、社内ユーザーの生産性を高めることで、IT 管理者がその他のビジネス クリティカルな業務に専念できるとVM Manager の初期ユーザーは語っています。

「Google Cloud で VM Manager がリリースされたことを嬉しく思います。クラウド インフラストラクチャの管理は、あらゆる規模の企業にとって課題になっています。当社では、パッチと構成マネージャーの自動化機能を使用することで、社内およびお客様にとっての効率性を高めています。大規模な VM フリートを管理できる Google Cloud のクラウドネイティブ ソリューションのおかげで、お客様に付加価値を提供することができ、感謝しています。」- Atos タワー アーキテクト Ovidiu Julean 氏

VM Manager について詳しくは、ドキュメントにアクセスするか、Google Cloud Next ‘20: OnAir セッション、大規模な Compute Engine VM フリートの管理(Managing large fleets of Compute Engine VM fleets)をご参照ください。

-プロダクト マネージャー Ravi Kiran Chintalapudi

-プロダクト マーケティング マネージャー Senanu Aggor