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コンピューティング

Windows 仮想マシンを作成してみよう

2023年5月24日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2023 年 5 月 13 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

仮想マシン(VM)は、購入やセットアップ、または維持を必要とせずに使用することができるコンピュータであり、VM の作成はクラウドの最も基本的な機能の一つです。必要な数のコンピュータをレンタルし、使い終わったら削除できます。

ただし、VM の設定が簡単でなければ、メリットが半減してしまいます。Google Cloud では、Compute Engine サービスを使用して VM を作成できます。利用を開始するには、短い(5 分程度)インタラクティブなチュートリアルを参考にしてください。ここでは、そのチュートリアルの大まかな流れについて説明しますが、正確な手順をすべて確認するには、チュートリアルを一通り行う必要があります。

このチュートリアルを終了したら、VM の作成と使用について詳しく確認するために、必ずリファレンスをご覧ください。

プロジェクトの選択

アプリケーション内のすべてのものをプロジェクトに含めるため、このチュートリアルを進めるには、プロジェクトの作成または選択が必要となります。プロジェクトは請求先アカウントと関連付ける必要がありますので、アカウントをお持ちでない場合は、無料トライアルのお申し込みをご検討ください。まず Google Cloud コンソールから始めます。

API の有効化

通常、Compute Engine API を有効にするには、ナビゲーション メニューから [API とサービス] に移動しますが、チュートリアルではボタンをクリックするだけで、この作業を行うことができます。すでにプロジェクトで Compute Engine API が有効になっている場合は、再度有効にする必要はありません。

VM の作成

このチュートリアルでは、Windows Server VM を作成します(Linux VM が必要な場合は、Linux VM 用のチュートリアルをご覧いただけます)。ナビゲーション メニューから、[Computer Engine] を選択します。デフォルトでは、サブメニューの最初の項目である [VM インスタンス] が表示されます。  

次に、[インスタンスを作成] をクリックすると、新しい VM を作成できます。名前、マシン構成、ブートディスクなどを変更するためのオプションが多数用意されていることがわかります。オプションを変更して、画面右上に表示される VM の料金がどのように変化するかに注目してください。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/Figure_1_VM_Options-page_1_c7PE6WV.max-1200x1200.jpg
図 1 - 利用可能な多数の VM オプションの一部

チュートリアルでは、オペレーティング システムを変更し、HTTP トラフィックを許可するために行うべき変更が提案されます。これらのオプションは、図 2 に示されているように、オプション画面のさらに下に表示されます。また、実際の画面を初めて見るときは少し戸惑ってしまうかもしれないため、チュートリアルはこれらの情報を入力する適切な場所を確認するのにも役立ちます。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/Figure_2_VM_Options-page_2_vGjF4qu.max-700x700.jpg
図 2 - その他の VM オプション

ブートディスクのセクション(図 3)に示されているように、さまざまな種類のオペレーティング システムが使用可能です。オペレーティング システム(OS)を選択したら、その OS の特定のバージョンも選択する必要があります。ライセンス料が発生するオペレーティング システムの場合、その料金は VM の料金に含まれています。いくつかの OS を選択してみて、料金がどのように変化するか確認してみましょう。

ブートディスクのセクションでは、カスタム イメージ、スナップショット、既存の VM を使用してイメージを作成することも可能です。これらについて詳しくは、リファレンス セクションをご覧ください。

https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/Figure_3_VM_Options-page_3_nNbHEV6.max-900x900.jpg
図 3 - 組み込みの OS オプションの一部

VM に接続

オプションを設定したら、[作成] を選択し、図 4 で示されている、[VM インスタンス] ページに戻ります。VM 名の横にチェックマークが表示されたら準備完了です。VM にアクセスする前に、パスワードを設定する必要があります。この設定は、[接続] 列の下矢印をクリックし、[Windows パスワードを設定] を選択することで簡単に行えます。パスワードは必ず保存してください。  

パスワードを設定したら、RDP クライアントを使用してサーバーに接続できます。問題が発生した場合は、RDP のトラブルシューティングをご覧ください。この時点で、他の Windows マシンと同じように、マシンの管理、アカウントの設定、ソフトウェアのインストールなどを行うことができます。
https://storage.googleapis.com/gweb-cloudblog-publish/images/Figure_4_Windows-VM-instances.max-900x900.jpg
図 4 - [VM インスタンス] ページ

クリーンアップ

VM を実行し続けること、そのブートディスクを保存すること、この両方に料金が発生します。[VM インスタンス] ページで VM を選択し、[停止] をクリックすることで、VM の実行に対する課金を停止できます。この VM を再度使用しない場合は、VM を選択し、代わりに [削除] をクリックします。

チュートリアルでは、この方法を具体的に紹介しています。

Compute Engine には他にも多くの機能がありますが、全体像はつかめたと思います。これを基に、クリエイティブで有益な利用方法をぜひ見つけてください。

次のステップ

さらに詳しく学習したい方は、利用可能な Compute Engine のインタラクティブなチュートリアルが多数用意されています。次のステップとして以下をおすすめします。


- デベロッパーリレーションズ エンジニア Laurie White
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