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Chrome Enterprise

ChromeOS: Domino's が焼きたてのピザを提供するための秘訣

2024年6月4日
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Michael Crumley

Manager of Store Technology, Domino's

Malcolm Fisher

Director of ERP Systems, Domino's

注文からオーブンまで: ChromeOS が Domino's のデリバリー プロセスを効率化する仕組み

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※この投稿は米国時間 2024 年 5 月 22 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

本日の投稿は、Domino's の ERP システム担当ディレクター Malcolm Fisher 氏と店舗テクノロジー担当マネージャー Michael Crumley 氏によるものです。Domino's は、世界中に 2 万店以上の店舗を展開し、ChromeOS 搭載サイネージと機能豊富なアプリによる UI エクスペリエンスを各地の店舗で採用しています。

チーズたっぷりの美味しいピザの製法が生まれたのは、Domino's が創業した 1960 年のことです。しかし、メニュー以外の強みを発揮できるようになったのは、ChromeOS による店舗内テクノロジーを導入してからのことです。ChromeOS を基盤とするオールインワンのカスタム ソリューションを開発し、ピザの調理工程(「メイクライン」)とお客様を直接結び付けることで、可能な限り品質の安定したピザを提供できるようになりました。

ChromeOS デバイスによって業務効率が大きく向上したことで、従業員は焼きたての商品を安定した品質でお客様にお届けできています。最初の一口でピザの美味しさに魅了されたお客様は Domino's に愛着を持ち続けるため、フランチャイズ加盟店へのリピート注文が促進されます。

Michael Crumley 氏、Domino's 店舗テクノロジー担当マネージャー

相互接続がもたらす比類なきカスタマー エクスペリエンス

Domino's の最優先事項は、お客様の注文に沿った焼きたてのピザを提供することです。このブランドとしての約束を確実に果たすために、お客様と店舗を直接結び付け、可視性、アウトプット、精度を最大限に高める必要がありました。

当社は、ChromeOS を基盤とするカスタムアプリを開発し、複数のアプリと Domino's の店舗でシームレスなカスタマー エクスペリエンスを提供することが最適なソリューションになり得ると判断しました。当社のアプリは、注文の処理状況に応じてお客様に情報を視覚的に伝え続ける機能を備えています。お客様はスマートフォンで注文を追跡しますが、同じ内容が店舗内のデジタル画面にも表示されます。従業員は店舗内の画面を見ながら、トッピング、焼き上げ、箱詰めといった調理工程を進めるため、注文でカスタマイズされたとおりのピザを完成させることができます。これにより従業員は迅速かつ正確に商品をお客様に提供できるだけでなく、店舗内のオペレーションも改善します。

シームレスなデジタル ワークフローが物理的なワークフローを効率化

アプリは 1 つですが、対応できる領域は複数に及びます。マネージャーは、アプリの「Experience Launcher」を利用して、デジタル画面を店舗ごとのニーズに応じてカスタマイズできます。ある設定では、オンライン注文が入ったことを担当者に通知し、ドライバーが戻ってくる時間をマネージャーに伝えます。これにより、注文された商品を外のドライバーのところまで運ぶことができ、ドライバーは駐車スペースを探すための時間を節約できます。カスタマー エクスペリエンスと店舗の間で情報をリアルタイムに共有できるため、プロセスがスムーズに進みます。場所の移動に必要な時間が削減されることで、従業員は在庫確認や材料の補充などの重要な作業により多くの時間を費やすことができるようになります。

デプロイとサポートの簡素化

ChromeOS 上にオペレーションを標準化できるため、サポート費用を削減し、店舗のオペレーションを簡素化することが可能になります。Google 管理コンソールを介して、すべてのポリシーとデバイスをリモートで構成できます。また、デバイスごとにアプリ内エクスペリエンスをカスタマイズできる独自の管理レイヤーを開発しました。Chrome リモート デスクトップによって完全にリモートでアップデートを push し、問題のトラブルシューティングを行うことができるため、店舗スタッフの作業中断が最小限に抑えられます。当社のシステムは、再構成を行わなくても複数のデバイス間でシームレスに実行され、店舗での煩雑さと作業量を軽減します。

また、利用されている機能、画面分割の状態、アプリの利用者、繁忙期における利用の変化など、アプリの使用状況も正確に追跡できます。これにより、適切な機能に確実に投資できるだけでなく、規模拡張の際にはデバイスの管理と改善を一元化できます。

フランチャイズ加盟店へのデプロイで投資効率を向上

ChromeOS デバイスには、信頼性、管理、プロビジョニング面でのメリットに加えて、大幅な費用削減というメリットもあります。フランチャイズ加盟店では 1 台のデバイスで 4 台のディスプレイに対応できます。この機能により、各 Chromebox デバイスから 60% 以上の価値を引き出すことができます。その結果、店舗ごとに必要なデバイスの台数が少なくなり、当社にとってもフランチャイズ加盟店にとっても大幅な費用削減となります。ChromeOS は当社の成功の原動力です。カスタム アプリケーション開発のための柔軟性を備え、デバイス管理を効率化し、特定のニーズを満たすように各デバイスをカスタマイズする機能をフランチャイズ加盟店にもたらします。数々のメリットを兼ね備えた ChromeOS は、オペレーションの効率化を促進し、Domino's とフランチャイズ加盟店の両方を成功に導きます。

ChromeOS を基盤にして開発したことで、デプロイを効率化できました。新規デバイスについては、Google 管理コンソールを介して企業の登録を行います。ユーザーはログインして安全なアプリに登録すると、専用システムにアクセスできるようになります。これにより、フランチャイズ加盟店の設定や地域ごとの要件に応じて、各デバイスにアプリを一元的にインストールできます。このプロセスは完全に自動化されており、Domino's の各店舗では 10 分もかからずにデバイスを設定して使い始めることができます。店舗でデバイスを箱から取り出し、電源につないでネットワークにアクセスすれば、準備完了です。複雑な構成は一切必要ありません。デバイスが登録されると、事前構成済みの API によって日々の管理が自動化されるようになり、複雑性が減少して作業要件が緩和されます。世界中の 1 万か所に、5 万台を超える ChromeOS デバイスをデプロイしています。このプラグアンドプレイ システムのおかげで、新規店舗のオンライン化を短期間で実現すると同時に、効果的な商品提供のために必要なツールをそれらの店舗に確実に提供できています。

焼きたてのピザを時間どおりにお届け

Domino's の店舗を訪れたことがある方ならご存知だと思いますが、食事の時間帯の店舗は多忙です。当社とフランチャイズ加盟店は、品質を犠牲にすることなく忙しい時間帯の注文を処理できている点に誇りを持っています。ChromeOS デバイスによって業務効率が大きく向上したことで、従業員は焼きたての商品を安定した品質でお客様にお届けできています。最初の一口でピザの美味しさに魅了されたお客様は Domino's に愛着を持ち続けるため、フランチャイズ加盟店へのリピート注文が促進されます。

-Domino's、店舗テクノロジー担当マネージャー Michael Crumley 氏

-Domino's、ERP システム担当ディレクター Malcolm Fisher 氏

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