Google Cloud、企業における生成 AI 運用を支援する最新アップデートを発表

Google Cloud は米国時間 9 月 24 日、世界中のお客様による生成 AI の活用事例を紹介するグローバルなバーチャル イベント Gemini at Work を開催し、最新の AI 製品アップデートと業界最高水準の AI ポートフォリオを発表しました。

Google Cloud は、お客様による生成 AI 活用の創意工夫とスピードにインスピレーションを受けています。実際、2024 年だけで Vertex AI での Gemini API の利用は 36 倍に増加し、企業が生成 AI を実験的段階から実際の運用段階に移行していることを明確に表しています。

これをさらに加速させるため、 Vertex AI プラットフォーム上でアクセスできる Google の Gemini ファミリーの最新モデルを発表しました。また、Google Cloud の主要なコンタクト センター AI ソリューションと新世代の AI 機能を組み合わせた新しい Customer Engagement Suite with Google AI、および Gemini for Google Workspace への新たなエンタープライズ グレードのデータ保護の導入を発表しました。

Gemini at Work で発表した内容の詳細については、以下をご覧ください。

最新の Google AI モデルが Vertex AI 上でアクセス可能に

Google Cloud は、パフォーマンス、レイテンシ、コストの最適化を通じて、企業のユースケースに適した最適なモデルを提供することを目指しています。

Gemini モデルのアップデート : 本日より一般提供を開始した、Vertex AI 上からアクセス可能な Gemini 1.5 Pro および Gemini 1.5 Flash モデルの最新版は、数学能力、長いコンテキストの理解、ビジョンの品質向上を実現します。Gemini 1.5 Flash の新バージョンは レイテンシの観点で GPT-4o mini より 60% 高速です。200 万 のコンテキストウィンドウを備えた Gemini 1.5 Pro も一般提供中で、2 時間の動画の分析や、非常に大きなコードベースまたは長い契約書や財務文書に関する質問への回答など、複雑なタスクに役立ちます。

Gemini 1.5 Pro の価格改定 : AI をあらゆる企業にとって利用しやすいものにするという継続的な取り組みの一環として、8 月に Gemini 1.5 Flash を改良し、コストを最大 80% 削減しました。そしてこの度、Gemini 1.5 Pro にも同様の改良を施し、入力トークンと出力トークンの両方でコストを 50% 削減しました。この価格改定は、2024 年 10 月 7 日より Vertex AI 上で有効になります。

Imagen 3 へのアップデート : 一般提供を開始した Imagen 3 では、プロンプトの理解、指示への追従性、フォトリアリスティックな品質、画像内のテキスト レンダリング制御がさらに向上しています。2024 年の Vertex AI 上での Imagen API の利用は約 5 倍に増加しています。

Google Cloud は、Data Residency への取り組みも拡大しています。現在、保存中 (お客様が選択した特定の地理的な場所のみにデータを保存) と ML 処理中 (プロンプト インジェクション、推論、出力生成などといった、データの機械学習処理をデータが保存されている同じ特定の地域または複数の地域内で実行すること) の 2 種類の Data Residency に関するコミットメントを提供しています。Google Cloud は最近、ML 処理に関する取り組みをカナダリージョンに拡大し、今後数週間のうちに日本とオーストラリアのリージョンにも拡大する予定です。

Google の AI により、お客様とのエンゲージメントをモダナイズ

お客様による Google Cloud 独自のパッケージ エージェントを活用したイノベーションを支援すべく、Google は Customer Engagement Suite with Google AI を発表しました。この新しいエンドツーエンド アプリケーションは、Google Cloud の最先端の対話型 AI 製品と、オムニチャネルの Contact Center as a Service (CCaaS) 機能および Google の最新の Gemini 1.5 Flash モデルのスピードとマルチモダリティを組み合わせたものです。

Customer Engagement Suite with Google AI には次のようなメリットがあります。

• Web、モバイル、音声、メール、アプリにわたるオムニチャネル機能を単一のプラットフォームで実現 : 企業はチャネル全体でシームレスに顧客とやり取りできるようになり、カスタマー オペレーションからのリアルタイム データを分析できるようになります。さらに、運用マネージャーと品質保証チームは、KPI、優先すべき問い合わせ内容のカテゴリ、および顧客エンゲージメントを向上させるための改善領域を把握することができます。
• Gemini のマルチモーダル機能がテキスト、音声、画像などのマルチモーダル情報をサポート : たとえば、あなたが携帯電話会社に電話して、携帯を下取りしてほしいと伝えたとします。バーチャル エージェントがプロセスを説明し、手順が記載されたメッセージも送られてきます。さらに分かりやすいよう、バーチャル エージェントは、質問に対する回答とともに、役立つ画像や視覚補助を携帯電話に直接送信してくれます。これにより、混乱を招きがちなプロセスを簡素化し、真に優れた顧客体験を提供します。
• ルールベースの制御と生成 AI : 企業は顧客から発生する可能性のあるさまざまな問題に対処できます。たとえば、顧客が銀行の担当者と話す際、特定の質問を通じて本人確認をする必要がある場合があります。これには、決定論的なフローが求められます。一方、顧客にとって最適な住宅ローンや、銀行が提供するサービスとの連携に関して尋ねられた場合は、生成フローが必要です。
• 精度を向上するグラウンディング : Customer Engagement Suite with Google AI で使用する Gemini モデルは、組織独自のリソースからの情報をグラウンディングし、生成される応答の精度を高めることができます。これにより、AI エージェントはカスタマーケア担当者にその場で支援を提供し、顧客の問題をより迅速かつ正確に解決できるようになります。

Gemini のメリットを Google Workspace を通してお客様に展開

Gemini for Google Workspace により、あらゆる規模の企業が日々より多くの成果をより短時間で達成しています。企業のお客様を対象とした調査によると、Gmail、ドキュメント、ドライブなどの人気アプリに組み込まれている AI を使用することで、ユーザーは週に平均 105 分節約できます ¹。Gemini for Workspace は単により多くのことを成し遂げるだけでなく、クオリティ高く成し遂げることを支援しており、Gemini for Workspace ユーザーの 75% が、仕事の質が向上していると述べています。

そして、本日、生成 AI がすべての従業員に変革をもたらせるよう、スタンドアロンの Gemini アプリ (gemini.google.com) が Google Workspace の Business、Enterprise、Frontline の各プランに含まれたことを発表しました。お客様は管理コンソールを通じて、Gemini アプリにおけるユーザー プロンプトと生成された応答の保持方法を選択および制御できます。また、組織のデータ、ユーザー プロンプト、生成された応答を Gemini モデルのトレーニングや改善に使用しないことを保証します。

また、あらゆる規模の企業が、巧妙化と規模が拡大し続けるセキュリティの脅威に先んじて対応できるように、Google Cloud は新たなセキュリティ アドバイザーも発表しました。セキュリティ アドバイザーは、企業の事業に合わせた洞察、実用的なガイダンス、さらなる脅威防止とデータ保護の制御を IT 管理者にメールで直接提供し、組織のセキュリティ体制を強化するためのカスタマイズされた推奨事項を提供します。これには、おすすめの脅威防御、アカウントのセキュリティ対策、データ保護機能を実装するためのガイド付きエクスペリエンスが含まれます。今後数週間のうちに、セキュリティ アドバイザーは Workspace Business エディションのすべてのお客様に提供します。

生成 AI の時代において、Google は引き続きデータのプライバシー、機密性、セキュリティを製品設計の中核に据えています。Gemini for Workspace は、SOC 1/2/3、ISO 27001、ISO 27701 などの業界のセキュリティおよびプライバシー基準に準拠した最初の生成 AI ソリューションの 1 つです。Gemini を使用することで、ほかのソリューションでは利用できない、コンプライアンス要件を満たすのに役立つエンタープライズ グレードの AI 搭載アシスタントを利用できます。

^{1: Gemini for Google Workspace のパイロット版の調査データを Google が内部分析した結果に基づいています。パイロット版は 2023 年 12 月から開始され、一部は現在も進行中。データは 2024 年 7 月時点で、北米、中東、アジア太平洋地域の製造、ヘルスケア、ライフサイエンス、小売、エネルギー、金融サービス、ソフトウェア、テクノロジーなど、18 社、3,200 人以上のお客様を対象に回答を得ています。}

Gemini at Work の詳細

Google Cloud は Gemini at Work で、Pods、Snap、Volkwagen US、Warner Bros. Discovery など、 生成 AI を活用して現実世界の課題を解決しているお客様の事例を紹介しました。これらの事例は、多くの企業が 戦略的 AI パートナーとしてGoogle Cloud を選択していることを示しています。

Google Cloud の CEO である Thomas Kurian は基調講演で、お客様やパートナーが Google Cloud を選ぶ 4 つの理由について紹介しました。

1. Gemini など、Google のみならず業界全体において最高の基盤モデルにアクセスし、カスタマイズできます。Google は、幅広く使用されているファーストパーティ、サードパーティおよびオープンモデルを提供する唯一のクラウド プロバイダーです。企業のほとんどは、選択肢の多いプラットフォームを使用したいと考えているでしょう。
2. 単一の統合開発プラットフォームである Vertex AI を使用して、高度な生成 AI エージェントを迅速に作成できます。Vertex AI は、当社の世界最高水準のインフラストラクチャ上にあり、お客様がモデルを選択、アクセス、調整、拡張し、AI エージェントとエクスペリエンスを作成、グラウンディング、デプロイ、管理を可能にする唯一の統合プラットフォームです。
3. お客様は Google の AI エージェントで生産性を高めることができます。Gemini for Google Cloud と Gemini for Google Workspace のほか、カスタマー エンゲージメントと検索専用のエージェントも提供しています。お客様は、自社で構築するだけでなく、パッケージ化されたエージェントも利用できることを非常に高く評価しています。
4. 企業内のデータをグラウンディングするアプローチによってハルシネーションを防ぐことができるため、モデルを自信をもって活用できます。これにより、正確かつ網羅された情報を提供できるようになるため、自社のブランド と顧客体験をコントロールできます。

基調講演では、Google Cloud のお客様が AI エージェント (単純なチャットや予測を超えて積極的に行動を起こすインテリジェントなシステム) からどのように恩恵を受けているかについて詳しく紹介しました。AI エージェントは、主に以下の 6 つのユースケースがあります。

カスタマー エージェントは、優れたレコメンデーションを支援

カスタマー エージェントは、Web、モバイル、POS などのチャネル間でシームレスに連携し、音声と動画を製品エクスペリエンスに統合できます。

• Bell Canada : デジタル エージェントを使用してセルフサービスを提供するパイオニアであり、顧客体験を向上させ、2,000 万ドルのコスト削減を実現しました。
• Best Buy : 自動通話要約を使用して問題解決を最大 90 秒高速化しています。
• GoTo Group : 同社のフィンテックアプリ GoPay に、インドネシア語の AI 搭載音声アシスタント Dira を統合しています。顧客は音声コマンドを使用して、請求書の支払いや送金などのタスクをより少ない手順で完了できます（動画はこちら）。
• ScottsMiracle-Gro : Google Cloud の Vertex AI 上に AI エージェントを構築し、オーダーメイドのガーデニング アドバイスと製品の推奨事項を提供しています。
• Snap : Gemini のマルチモーダル機能を My AI チャットボットに導入し、米国の My AI 内でエンゲージメントが 2.5 倍以上増加しました（動画はこちら）。
• Telecom Italia (TIM) : 多くの顧客からの問い合わせに対応するために Google の音声エージェントを導入し、効率を 20% 向上させました。
• UPS Capital : Google Cloud テクノロジーを基盤とするエージェントを使用して、郵便物の動き、保険金請求、住所データをリアルタイムで分析し、異常を特定しています。
• Volkswagen US : myVW アプリに仮想アシスタントを構築し、ドライバーはマニュアルを調べる際に「パンクしたタイヤを交換する方法」や「デジタル コックピット インジケーター ライト点灯の意味」などの質問をすることができます。また、ユーザーは Gemini のマルチモーダル機能を使用して、スマートフォンのカメラをダッシュボードに向けるだけで、インジケーター ライトに関する役立つ情報やコンテキストを確認することもできます（動画はこちら）。

従業員エージェントは、従業員のコラボレーションと生産性向上を支援

従業員エージェントは、プロセスの合理化、反復的なタスクの管理、従業員の質問への回答、重要なコミュニケーションの編集と翻訳を行うことができます。

• Click Therapeutics : 疾患を治療するために設計された処方デジタル セラピューティクス(DTx）を開発しています。同社のクリニカル オペレーション チームは、Gemini for Google Workspace を活用して、複雑なオペレーション データを実用的な分析情報に変換し、臨床試験における患者体験を効率化する方法を迅速に特定しています。
• Dun & Bradstreet : Gemini を使用して、販売担当者が調査サービスの見込み客や顧客に合わせてパーソナライズされたコミュニケーションができるように、メール生成ツールを構築しました。また、「この分野で ESG 評価の高い企業をすべて探してください」などの複雑なクエリでユーザーを支援するインテリジェントな検索機能も開発しました。
• 動物の健康の世界的リーダーである Elanco : Vertex AI と Gemini を活用した生成 AI フレームワークを実装し、 Pharmacovigilance (医療品安全性監視) 、顧客注文、臨床分析などの重要なビジネス プロセスをサポートしています。これにより、2023 年のローンチ以来、推定 ROI は 190 万ドルに達しました。
• Randstad : Gemini for Google Workspace を使用して、候補者との社内外との関係を強化し、候補者の生産性向上と採用プロセスの効率化を実現しています（動画はこちら）。
• ラテンアメリカ最大の資産運用会社である SURA Investments : Google Cloud 上に構築された従業員向けの 生成AI ベースの分析モデルを開発し、顧客ニーズの理解を深め、90 % 以上の通話でセンチメント分析を改善し、顧客満足度を 10 ポイント向上させています。
• トムソン・ロイター : 大規模言語モデルに Gemini Pro を追加。200 万トークンのコンテキストウィンドウにより、LLM が文書全体をコンテキストで処理する新しいスキル作成を 10 倍高速化しています。

データ エージェントは、より効果的な調査とデータ分析を支援

データ エージェントは、内部および外部のソースに関する質問に答え、研究を統合し、新しいモデルを開発することを支援します。さらに、私たちがまだ考えもしなかった質問を見つけ、答えを得ることができるようになります。

• Bayer のクロップ サイエンス チーム : Vertex AI を基盤とする Field Answers アプリケーションを開発、現場で重要かつタイムリーな意思決定を行い、より持続可能で効率的な農業に貢献しています。
• CME Group : Google Cloud の AI ツールを組み込んだ、これまでにないクラウドベースの商品取引プラットフォームを構築しており、顧客により深い分析情報とよりスマートな取引へのアクセスを提供するとともに、既存の取引フローを妨げない新しい取引戦略を迅速に実験できるようにしています。
• ロイズ・オブ・ロンドンで最も古いシンジケートの 1 つである Hiscox : BigQuery と Vertex AI を使用して、初めて AI で強化されたリード引受モデルを作成し、複雑なリスクの見積もり時間を 3 日から数分に大幅に短縮しました。
• 多国籍の市場調査会社である Ipsos : 市場調査員向けに Google 検索を基盤としたデータ分析ツールを構築したことで、アナリストに多大な時間を要するような依頼をする必要がなくなりました。
• ヘルスケア テクノロジー企業である Intelligencia AI : AI 主導の医薬品開発予測を強化するデータ インフラストラクチャに Cloud SQL for Postgres を使用して、経費削減と、顧客への正確で透明性の高い結果の提供が可能になりました。
• 医療機器メーカーの NeuroPace : Google Cloud の生成 AI テクノロジーを使用してソリューションを構築し、効果的なてんかんの治療法を迅速に特定しました。脳波のパターンを分析することで、類似の患者を見つけ、成功した治療法をより迅速に適用することができます。
• Warner Bros. Discovery : Vertex AI を使用して AI キャプション ツールを構築し、全体的なコストを 50% 削減、機械学習を使用せずに手動でファイルにキャプションを付けるのにかかる時間を 80% 短縮しました（動画はこちら）。

セキュリティ エージェントは、調査スピードの大幅な向上を支援

セキュリティ エージェントは、監視と対応を自動化して、警戒とコンプライアンスの制御を強化します。また、悪意のあるプロンプト インジェクションなどのサイバー攻撃からのデータやモデルの保護にも役立ちます。

• Apex Fintech : Google SecOps を使用して、複雑な脅威検知の作成を加速し、所要時間を数時間からわずか数秒に短縮しました。
• Certify OS : Google Cloud と連携し、医療ネットワークにおける医療提供者の認証、ライセンス、モニタリングを自動化することで、時間がかかりサイロ化しがちな情報の負担を軽減しています。
• Fiserv : Gemini in Security Operations を使用することで、セキュリティ運用での脅威の要約、回答の検索、セキュリティイベントの検知、検証、対応を迅速化しています。
• NetRise : 同社の Trace というプロダクトはソフトウェア サプライ チェーンにおいて、Google Cloud の生成 AI で構築された AI によるセマンティック検索を実現しています。

クリエイティブ エージェントは、デザイン、アート、制作のスキル習得を支援

クリエイティブ エージェントは、組織が優れたデザインおよび制作スキルで画像やスライドなどを作成できるよう支援します。多くの企業は、マーケティング チーム、音声および動画制作チーム、クリエイティブ チームとともにエージェントを構築し、クリエイティブ コンセプトの探求と構築を実現しています。

• Formula E : Google Cloud の生成 AI を使用して、ドライバー データと進行中のシーズンのストーリー ラインをもとに、2 時間に及ぶレース解説を多言語で 2 分間のポッドキャストに要約しています。
• ラテンアメリカ最大のメディア グループである Globo : Google Cloud の AI を使用して、ストリーミング ユーザー向けにコンテンツを高度にパーソナライズし、視聴者のエクスペリエンスを向上させています。
• PODS : 広告代理店の Tombrasと協力して、Gemini を使用することで、ニューヨーク市の各エリアに適応するトラック キャンペーン「世界で最もスマートなビルボード」を作成しました。広告はデータのライブフィードを使用して、わずか 29 時間で 299 のエリアすべてでリアルタイムで更新され、6,000 以上の広告コピーを作成しました（動画はこちら）。
• Puma : Web サイト上の商品写真のカスタマイズに Imagen を使用することで、時間の節約と、地域ごとに適した写真の表示を実現しています。Puma India では、すでにクリック率が 10% 増加しています（動画はこちら）。

Radisson Hotel Group : Accenture および Google Cloud と協力して、Vertex AI と Gemini のモデルを使用し、BigQuery に保存された広範なデータセットで AI モデルをトレーニング、広告を大規模にパーソナライズしました。広告チームの生産性は 50% 向上し、AI を活用したキャンペーンの収益は 20% 以上増加しました。