中東とアフリカの気候変動に関する新しいスタートアップ アクセラレータのご紹介

※この投稿は米国時間 2023 年 6 月 10 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

今年の国連気候変動枠組条約締約国会議（COP 28）はドバイで開催されます。気候変動による水不足、気温と海面の上昇、砂漠化の拡大の影響を受けている地域が抱える多数の課題が取り上げられることは間違いないでしょう。世界中のリーダーたちが、温室効果ガス排出を削減し、増加し続ける気候変動の影響を緩和するための世界経済の変換というテーマを中心に議論します。気候変動は、とりわけ中東やアフリカなどの地域に大きな影響を与えています。必要とされる変革の実現につながる変化を起こすために、企業と政府機関は、温室効果ガス排出を削減し、気候変動の影響を緩和する新しいテクノロジーを導入する必要があります。

Google は、グローバルなスタートアップ エコシステムこそが事態の進展を促進するうえで重要な役割を果たすと確信しています。このため、中東とアフリカで新たに Google for Startups アクセラレータの気候変動対策プログラムを開始することにしました。

現在、プログラムへのお申し込みを受け付けています。このアクセラレータの目的は、Google の優れたプロダクトと優秀な人材を、クラウド サービスを利用してソリューションを構築している地域の気候およびクリーン技術のイノベーターと結び付けることです。

このプログラムは、シードからシリーズ A までのスタートアップを対象とする、10 週間のエクイティフリーのハイブリッド アクセラレータです。Google Cloud と連携し、中東とアフリカを拠点とする将来性のあるスタートアップに、対面式またはバーチャルでのアクティビティ、1 対 1 のメンタリング、グループ学習セッションなどを組み合わせて提供します。

このアクセラレータ プログラムでは、メンターシップや技術的なプロジェクト支援を実施するだけでなく、製品の設計、ビジネスの成長、リーダーシップの育成に関するワークショップも開催します。選定されたスタートアップには、Google Cloud の専任技術エキスパティーズによるサポートや、Google for Startups クラウド プログラムを介したクレジットの獲得という特典もあります。このプログラムは、スタートアップの規模を拡大するなかで発生する技術的な課題や運営上の課題を乗り越えようとしている起業家に、サポートとガイダンスを受けられる大きな機会をもたらします。

お申し込み期間は 2023 年 7 月 7 日までです。運営と技術の分野に携わる創業者の皆様がプログラムに参加できます。Google から大きな価値を得られるスタートアップは、自社の製品、サービス、運用にクラウドおよび AI / ML テクノロジーを活用している企業、または将来的にこれらのテクノロジーを活用することに関心がある企業です。

申し込むかどうか迷われている場合は、先日ヨーロッパと北米で開催された気候変動に関する Demo Day の動画をご覧ください。このアクセラレータがご自身のスタートアップにどのような効果をもたらすかを把握できるでしょう。