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パートナー

MongoDB と Google、企業向けクラウド モダナイゼーションを促進するパートナーシップを拡大

2021年3月8日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 2 月 25 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

ちょうど 2 年前の Next ‘19 で、Google の Thomas Kurian が最高水準のシームレスな環境をお客様に提供するというオープン クラウド戦略に関する理念を発表しましたが、MongoDB Atlas という人気の汎用データベース プラットフォームをさらに身近に感じてもらおうと Google Cloud Marketplace で Atlas をリリースしたことを機に、Google はかつてない成長を実現する旅に乗り出しています。それ以降、両社のパートナーシップは、ゲーム、小売り、ヘルスケア、金融サービス、自動車などの業界にわたって急速に拡大し、普及しています。

Google Cloud と MongoDB との連携の成果は、Forbes や Woolworths といった、両社共通のお客様が Google Cloud で MongoDB Atlas を利用し成功していることからもわかります。また、従来のリレーショナル データベースに取って代わる最適なデータベースとして、MongoDB Atlas を選択するお客様もますます増えています。両社は、デジタル化によってビジネスの成長を図るお客様(Forbes など)や、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)による需要の増加に対応するお客様(オンラインの食料品店 Boxed など)と連携し、限られた時間でインフラストラクチャやデータ処理機能をスケールアップすることに成功しています。

Google Cloud Marketplace 内のフルマネージド サービスである MongoDB Atlas を利用することで、お客様は、統合ユーザー エクスペリエンスと統合型課金モデルを採用し、Google Cloud 上にすばやくアプリケーションをデプロイすることができ、Google Cloud クレジットと Atlas の既存の年間使用契約の双方を利用できるという、真の意味での「従量課金制」サービスを享受できることになります。

COVID-19 によるパンデミックで、お客様がソフトウェア ライセンスを購入する際、年間または複数年にわたる契約を結びにくい状況になりました。そこで Google は、Google Cloud Marketplace でサービスを購入する場合にオンデマンドでの柔軟なお支払いを求めるお客様の声に応じる形で、Google Cloud Marketplace に従量課金制を導入しました。これは Google Cloud Marketplace で、MongoDB が発行する Private Offers を通じて有効になります。

さらに、オンプレミスのデータセンターを廃止し、パブリック クラウドに移行して、インフラストラクチャのモダナイゼーションを図るという方針を検討している組織が世界中で増加していることを受け、Google は、お客様やパートナーの皆様が Google Cloud 上の MongoDB Atlas にレガシー ワークロードを簡単に移行できるよう対処しました。MongoDB は、多くのグローバル システム インテグレータと提携し、MongoDB のプロダクトがお客様の広範なレガシー アプリケーションに適しているかをすばやく評価できる、モダナイゼーション ツールキットを開発しています。

お客様がインフラストラクチャをクラウドに移行する際には、MongoDB Atlas を他の Google Cloud サービス(BigQuery や Pub/Sub など)とともに活用して、データベース スタックのモダナイゼーションを行えるようにしました。Google Cloud の最先端の分析機能と機械学習機能を活用することもできます。業界固有のユースケースであるか、メインフレームのモダナイゼーションのような戦略的技術イニシアチブであるかにかかわらず、こうしたソリューションを導入することで、デベロッパーの生産性が大きく高まり、総所有コスト(TCO)が低減することが実証されています。また Google Cloud と MongoDB との連携を通じて、セキュリティ、人工知能(AI)、機械学習(ML)、モニタリング、ロギングといった Google Cloud のコア機能の統合を実現し、Google Cloud で Atlas を実行しているお客様に付加価値を提供しています。

Google Cloud のグローバル パートナーシップを活用されているお客様をいくつかご紹介します。

  • Woolworths グループ: オーストラリアとニュージーランドの小売最大手の一つである Woolworths は、COVID-19 状況下で人と人との接触を最小限に抑えるため、デジタル レシート提供の開始を決めました。Woolworths は、MongoDB Atlas を使って、販売時のデータをすべて取り込み、リアルタイムで顧客に提供できる新しいプラットフォームを構築しました。MongoDB のサポートにより、システムを 3 週間以内に立ち上げることができました。

  • Forbes: 創立 100 年の歴史を誇る、ビジネス ジャーナリズムと詳細な企業情報で有名な経済紙 Forbes は、オンプレミスのデータセンターから CMS を Google Cloud 上の MongoDB Atlas に移行しました。Google Cloud の Kubernetes Engine により、CMS が管理しやすくなり、50 以上のマイクロサービスからなる Forbes のサービス群をオーケストレートできました。クラウド インフラストラクチャを利用することで、ウェブサイトの 1 か月の利用者数は 1 億 4 千万人を超え、開発チームもリリース サイクルを 4 倍に加速することができました。その結果、総所有コストを 25% 低減することに成功しています。

  • Adeo: フランスの DIY 小売大手 Adeo は、製品カタログのモダナイゼーションとデベロッパーの生産性向上を図ろうと、Oracle から MongoDB Atlas へと移行しました。Adeo のソフトウェア エンジニアである Emmanuel Dieva 氏のでは、以前は 25 名のデベロッパーで構成されたチームがレガシー データベースのバージョンを更新するのに 3、4 か月かかっていたところ、Google Cloud 上の MongoDB Atlas を使うと、ダウンタイムなしでソフトウェアの更新を実行できるようになったということです。Adeo の開発チームは今では、データベース クラスタの管理にかかっていた時間を新しいイノベーションに使えるようになりました。

  • Current: 米国の大手新進銀行である、Current は、Google Cloud 上の Atlas を使って、次世代のモバイル銀行である Current Core を構築しました。Current の CTO である Trevor Marshall 氏は、次のように述べています。「Atlas のおかげで、当行は必要に応じてプラットフォームを簡単にスケールし、担当者が介入することなく需要の変化に対応することができたうえ、TCO を削減することができました。」Current の会員数は 6 か月足らずでそれまでの倍以上の 200 万人を突破し、収益は前年比で 500% 以上増加しています。

MongoDB データベースの利用をお考えの場合: TCO をすばやく低減する方法やMongoDB クラスタを Google Cloud 上の Atlas に移行する方法を、数回のクリックでご確認いただけます。

MongoDB Atlas をすでに利用されている場合: Marketplace のサービスについて詳しくは、mdb-gcp-marketplace@mongodb.com までご連絡ください。

-データベース パートナーシップ担当ディレクター Ritika Suri
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