日本のエンタープライズ企業をモダナイズさせる Google Cloud パートナーのご紹介

Google Cloud Japan では、2022 年 に日本企業のデジタル トランスフォーメーションを支える Google Cloud の内製化支援パートナーのご紹介 と 日本企業のビジネスのスピードアップを実現させる Google Cloud パートナーのご紹介という 2 つブログ記事を発表し、日本企業が内製化を実現するためにさまざまな側面から支援可能なパートナーをご紹介いたしました。

昨年ご紹介した第一弾では主に内製化へ向けての社内体制構築やアジャイル開発スキルの補完・ DevOps などのクラウドネイティブ環境構築などさまざまな伴走支援サービスのご紹介を各パートナー様の得意領域とともにご紹介をしました。また第二弾では最上流の新規ビジネス創造などに着目したサービスをご案内いたしました。そして今回の第三弾ではエンタープライズ企業のシステムのモダナイズへ向けて Google Cloud に特化したサービスをご紹介いたします。

日本のエンタープライズ企業の中には過去から引き継がれたシステムが多数ありなかなかデジタル ネイティブ企業のように素早くクラウド環境の利用が難しいケースも多々あると思います。

今回ご紹介するパートナーは長く SI サービスをエンタープライズ企業に提供してきた実績を持ち尚且つクラウドネイティブ環境への移行を得意としているパートナーになります。

Google が提唱する CAMP などのフレームワークを活用し素早くお客様のレガシー資産をクラウド化し日本企業のデジタル化のサポートをいたします。

エンタープライズ システムにもクラウドの恩恵を。

Cloud Native 対応や DX（デジタルトランスフォーメーション）という言葉が社内外問わず至るところで聞かれ実践されるようになりましたが、ことエンタープライズ システムにおいてはクラウド化が進んでいると実感できているケースはなかなか少ないのではないでしょうか？

当サービスでは、私たちのクラウド技術知見と 30 年以上のシステム開発経験で培った企業向け業務システムの構築導入ノウハウをもとに、Google Cloud を最大限に活用し、クラウド ネイティブ手法による業務システムのモダナイズを支援、システム構築のコンサルティングから設計・実装・運用をワンストップで提供し、エンタープライズ システムのクラウド・ネイティブ対応を推進します。

【本サービスの特徴】

• 全社基幹や部門 / システムがサイロ化している
• オンプレで構築されたシステムの性能 / キャパシティ限界を解消したい
• アプリの整備を、効果を確認しながらクラウド・ネイティブに対応したい
• 情シス部門のインフラ更改 / 運用負荷を軽減したい
• 将来 API 化を進め、他のシステムとも協調させていきたい

このような課題に対し、Google が提唱する CAMP (Cloud Application Modernization Program) の概念を取り入れ、評価、分析、計画を実施します。移行や開発、業務に関する要件を整理するコンサルテーションフェーズと、計画実行、測定、反復にて構築開発を実施する Agile/SCRUM 開発フェーズにて、クラウド・ネイティブ化を進めます。

【モダナイゼーションへのアプローチ事例】

某通信会社の事例では、社内システムのクラウド・ネイティブ化に向け下記の支援を実施しています。

• クラウド・ネイティブ化に向けた、方針・計画の策定
• 関係する業務の整理・最適化支援
• 構築開発、運用支援ならびに定着に向けたレクチャーの実施

お使いのアプリケーションにおいてレガシー、バージョン アップ、メンテナンス性、運用コストなどに課題はございませんか？

ビジネスへ密接に関わるアプリケーションをクラウド移行することで業務自体もモダナイズされ、内製開発の加速や品質向上への効果が期待できます。

そこで、クラウドを手軽にはじめられる【DevOps Starter Pack for Web】や、クラウド移行にお悩みの点をアドバイザがサポートする【Application Migration Service】をご用意しました。

自動リリースやマネージド構成など、開発現場へ有用なモダナイズされた環境を提供します。

【DevOps Starter Pack for Web の特徴】

【Application Migration Service の特徴】

CAMP はクラウド移行のフレームワークの手法で、Cloud Application Migration Program の略称です。

【モダナイゼーションの事例】

• データ分析、インフラ、データベース領域でのクラウド活用支援
• 自動デプロイ環境を構築し、アプリケーション開発の継続的リリースに対応
• LAMP 環境のアプリケーションを、クラウド環境へモダナイズ支援

GIMLE は「すべての人に最高の UX を届ける」をテーマにしたコンサルティング サービスです。ここでは、ビジョン達成に向けてクラウドを活かすための分析「デジタル戦略アセスメント」、最先端のアーキテクチャを提案、構築する「クラウドアーキテクチャデザイン」の 2 つを紹介します。

【デジタル戦略アセスメント】

デジタル戦略アセスメントでは、現状を調査、クラウド活用のグランドデザインをご提案いたします。例えば、現行システムをそのままクラウドに移行し、恩恵を受けられるとは限りません。コストが増加したり、パフォーマンスや可用性が下がるケースもあります。現状を調査し、クラウドの選定や適材適所のクラウド サービス活用をご提案します。

【クラウドアーキテクチャデザイン】

クラウドアーキテクチャデザインでは、新しいサービスやプロダクトも含めたベストな構成、アーキテクチャを顧客環境で実現するために、調査・ PoC ・試作・デモ プロトタイプ作成・クラウドセキュリティ対策・運用組織育成支援など製造工程以外を中心にコンサルティングを提供します。

システムの開発を効率化し、継続的な改善を支える、柔軟性の高い環境を実現するために、下記 5 つの項目を意識してコンサルティングを実施しています。

• Infrastructure as Code （ IaC ）
  • システム インフラの構築をコードで実現し、大幅な工数削減による業務効率化を可能にする
• Serverless ＆ Containers
  • CDN での高速配信、コンテナのスピードと不変性を応用し、スケールアップとコスト効率を両立する
• CI/CD
  • 開発サイクルを高速化し、十分な品質のシステムを提供する環境を整える
• Observability ＆ Analysis
  • 複雑なシステムの状況を視覚的に可視化し、スムーズな問題の検出、調査によるシステム改善を可能にする
• Well-Architected
  • システムの運用効率、セキュリティ、信頼性、パフォーマンス効率、コスト効率を高め、最適なクラウド環境を実現

クラウドネイティブな移⾏アプローチを通じて、柔軟性やスケーラビリティの向上、効率的なリソース活⽤、継続的なデリバリー、⾼度なセキュリティ対策、そしてイノベーションの促進を実現します。

お客さまのニーズに合わせた綿密なアセスメントから始まり、計画⽴案から実⾏までの⼀連のプロセスを⽀援する ソリューションを提供しています。業務の IT 化が求められる段階から、組織の⽂化変⾰が必要なフェーズまで、変⾰プロジェクトに関する幅広い領域でお⼿伝いいたします。

【モダナイゼーション実行プロセスにおける支援内容】

• アセスメントでは事業の実現に向けて調査や計画の立案、必要な予算の策定などを実施します
• 組織の一員として参画し、各種ガイドラインの整備を実施します
• モダナイズにおける最適なアーキテクチャや構成を検討しフィジビリティを評価します
• 要件定義から運用までの全フェーズにおいてお客様の内製化を支援いたします

貴社システムのモダナイズをご支援します

クラウドの活用は今後のシステム利用において避けて通れない検討項目になっております。より素早く既存システムをクラウド化することにより運用コストの低減や新しいアプリケーションのリリースが可能となります。Google Cloud パートナーでは皆様をご支援する体制が整っております。

皆様のデジタル化戦略の立案から、クラウド ネイティブな開発環境の構築＆運用まで、ぜひお気軽に下記の問い合わせフォームよりお問い合わせください。

お問い合わせフォーム