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ハイブリッド クラウド

Google Cloud が、ハイブリッド クラウドやマルチクラウドでお客様を成功に導く 3 つの方法

2020年12月28日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2020 年 12 月 16 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Google Cloud の使命は、データに基づいたイノベーションを通じて、お客様がビジネスをデジタル変革して再定義できる可能性を高めることです。この使命に忠実であり続けるために、私たちは早い段階でオープン クラウド アプローチの導入を決めました。このアプローチは、Kubernetes、TensorFlow、Knative、Go、その他多くのプロジェクトへの貢献に反映されています。これらのオープンな基盤に加え、マネージド環境を提供するために Google Kubernetes Engine(GKE)や Anthos などの独自のサービスも構築しています。

また、お客様からオンプレミスや他のクラウドでも Google Cloud と同じ最高レベルのサービスを実行したいという強いご要望もいただいています。この数年間、お客様がどこからクラウド化に着手していても、これらのサービスを提供できるよう私たちは懸命に取り組んできました。本日は、Google Cloud がハイブリッド クラウドやマルチクラウド環境でお客様を成功に導く 3 つの方法について、以下にご説明します。

  • Anthos で、一貫性のあるマネージド Kubernetes エクスペリエンスをどこでも実現する

  • Looker で、複数のクラウド間でも、必要な場所にデータと分析情報をもたらす

  • BigQuery で、マルチクラウド データ ウェアハウスでペタバイト規模の分析を実行する

すべてのアプリケーションに対応する 1 つのマルチクラウド管理レイヤ

Anthos は、レガシーでもクラウド ネイティブでも、すべてのアプリケーション デプロイ環境向けに一貫したプラットフォームを実現し、環境全体のサービス セントリック ビューを提供します。Kubernetes ベースの API でマルチクラウドをより快適に使用でき、1 つの管理インターフェースで Google Cloud、オンプレミス、Amazon Web Services(AWS)にわたって操作を実行できます。Azure も間もなくサポートされる予定です。さらにこのインターフェースは、コンテナの管理に加え、他のインフラストラクチャ、プラットフォーム、アプリケーション サービスなどの Kubernetes 以外のリソースも管理できます。

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今年の初め、AWS で実行されるアプリケーションにも Anthos のマルチクラウド サポートが一般提供されるようになりました。今では、オンプレミス、Google Cloud、その他のクラウド全体にわたって、あらゆる運用を統合することができます。さらに、エッジでもベアメタルを使用できます。

複数のクラウド間でも分析をモダナイズ

これまで、ビジネス分析のテクノロジー スタックは単一ベンダーのアーキテクチャとして構築され、さらにストレージと分析が緊密に結びついているために、ユーザーがデータを表示して使用する方法が固定されていました。こうした古いレポートやダッシュボードのアプローチでは、組織がデータから抽出できる価値が制限されてしまいますが、組織の可視化ツールやデータベースを変更するには、高い移行コスト、ビジネス ロジックの再構築、そして数か月の労力が必要になることが常です。

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Looker は、マルチクラウド データ プラットフォームであり、他とは一線を画しています。Looker は複数のデータソースとデプロイ方法をサポートし、透明性、セキュリティ、プライバシーを損なうことなく、多くのオプションを提供します。Looker の強みとして挙げられるのが、指標の整合性と再利用を促進する一元化されたデータモデルとガバナンス、そしてレポートとダッシュボードにとどまらない最新のデータドリブンなアプリやワークフローを構築するための API です。私たちは、制約のないテクノロジー スタックの価値を認識しています。Looker は、AWS や GCP などのパブリック クラウドでのホスティングに加え、マルチクラウドやハイブリッド環境でのホスティングをサポートしています。また、Redshift、Snowflake、BigQuery のほか、50 以上のサポート対象の SQL 言語と接続できるため、複数のデータベースにリンクし、データベースのロックインを回避して、マルチクラウド データ環境を維持できます。

クラウド全体のデータから簡単に分析情報を引き出す

データ アナリストは長い間、エンタープライズ データ ウェアハウスである BigQuery を使用して Google Cloud でペタバイト規模のデータ分析を行っています。私たちは分析機能を拡張し、BigQuery Omni でその他のパブリック クラウドのデータも分析できるようにしました。BigQuery Omni は、AWS や Azure(近日対応予定)で分析を行えるようにするための新しい方法を提供します。データをクラウド間で移動させたりコピーしたりすることもなく、すべて 1 つの画面から操作できます。

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たとえば、BigQuery Omni を使用して、Google Cloud に保存されている Google アナリティクス 360 の広告データをクエリしたり、Amazon S3 に保存されている e コマース プラットフォームやアプリケーションのログデータをクエリしたりできます。その後で Looker を活用して、広告費用とともにユーザーの行動や購入を可視化できるダッシュボードを作成することができます。

ご利用にあたって

Google のマルチクラウド サービスやソリューションについて詳しくは、新しいマルチクラウド ページをご覧ください。今すぐ無料トライアルをご利用になることも可能です。

-Google Cloud プロダクト マーケティング マネージャー Arun Ananthampalayam

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