ハイブリッド クラウド

IDC: 規制やビジネスリスクを軽減するマルチクラウド戦略

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※この投稿は米国時間 2021 年 4 月 7 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

近年、クラウドはイノベーションにおける重要な原動力となり、セキュリティやオペレーショナル レジリエンスを高めています。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)のパンデミックがこの流れに拍車をかけていることは言うまでもありません。しかし、政府機関や金融機関などの規制が厳しい業界では、レガシー システムの複雑さ、文化的な認識、コンプライアンス上の一定の課題といった理由によりクラウドの導入が遅れており、特に、ベンダー ロックイン、集中リスク、サードパーティ プロバイダへの過度な依存を低減することに重点が置かれています。

このような懸念に対処すべく、規制の厳しい企業の多くが、革新的なマルチベンダー戦略の実装を検討しています。マルチクラウドのアプローチにより、複数のクラウド プロバイダからクラウド サービスを選択できるため、商業的なリスクに対処しながら、高い柔軟性と豊富な選択肢を得られます。

Google Cloud は、移植性、相互運用性、そしてお客様の選択に重きを置いています。マルチクラウドのアプローチに関連する課題とメリットについての理解を深めるにあたり、Google Cloud は IDC のホワイトペーパーの作成に協力し、規制の厳しい企業で、単一のクラウド ベンダーの使用によるリスクを軽減するために、マルチクラウドがどのように役立つかを調査しました。このホワイトペーパーでは、ヨーロッパの組織が採用しているマルチベンダーやハイブリッド クラウドに対するさまざまなアプローチの紹介に加え、これらの戦略が、企業の集中リスクとベンダー ロックインへの対処、コンプライアンス体制の強化、出口戦略の実証にどのように役立つかについても説明しています。ホワイトペーパーでの調査結果の一部を以下にご紹介します。

  • マルチクラウドを実現するための手段として、コンテナ、オープン API、オープンソース データベースなどのオープンソースや技術が活用されています。コンテナや Kubernetes などのコンテナ オーケストレーション サービスは圧倒的な支持を得ており、少なくとも 50% の企業が、コンテナ プラットフォーム上でのデータベースの実行を希望しています。コンテナベースのマルチクラウド アーキテクチャ アプローチにより、企業は、一度ビルドすれば複数のクラウド環境にわたってデプロイできる移植性を獲得できます。

  • 金融サービス企業の 3 社に 1 社は、パブリック クラウドへの支出を増やして、お客様向けの機能の提供を加速しています。マルチクラウド戦略を選択することで、イノベーションを優先しながら、重要な金融テクノロジーのクラウド集中リスクに対処できるようになります。

  • 公共部門では、規制に関する懸念事項に対処し、さまざまなプロバイダの最適なサービスを活用する方法として、マルチクラウドが推奨されるようになりました。しかし残念ながら、多くの政府機関では、戦略的ではなく自然発生的にマルチクラウドの導入が拡大されています。

このホワイトペーパーではまた、規制の厳しい業界や政策担当者に向けて、安全かつ復元力のある方法でクラウドやマルチベンダー戦略の採用を加速していくための推奨事項も提示しています。規制の厳しい企業が、どのようにマルチクラウドを導入しているかについて詳しくは、IDC ホワイトペーパーをダウンロードするか、Google Cloud のマルチクラウド ソリューションに関するウェブサイトをご覧ください

-Google Cloud CISO オフィス ディレクター Nick Godfrey