Google Cloud 用 Rust SDK が利用可能に

Aile Momoh
Product Manager, Google Cloud SDK
Carlos ORyan
Software Engineer, Google Cloud SDK
※この投稿は米国時間 2025 年 9 月 10 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
Rust がクラウド デベロッパー コミュニティ全体で勢いを増しているのには、当然の理由があります。高速でメモリ安全性が高く、最新のシステム向けに構築されていることです。しかし、これまで Rust を Google Cloud と統合するオプションは、非公式の Rust SDK に限られていました。そのため メンテナンスが難しく、セキュリティが低く、機能も不足していました。
Google Cloud の公式 Rust SDK がリリースされました。これにより、140 以上の Google Cloud API で Rust を使用するための、サポートされたイディオム的な方法が提供されます。ラッパーもハックも必要ありません。この SDK は、他の公式 Google Cloud クライアント ライブラリと同様に、一貫性、セキュリティ、プラットフォーム統合に対する同じコミットメントに基づいて構築されています。
Rust で高パフォーマンスのバックエンド サービスを構築する場合に、安全で信頼性の高いデータ処理やリアルタイム分析のパイプラインを記述する場合、Google Cloud API を呼び出す社内ツールをメンテナンスする場合など、この SDK を使用すると Google Cloud での作業がはるかにスムーズになります。
含まれる内容
Google Cloud Rust SDK には、開発を効率化する機能が満載です。
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140 以上の API: Google Cloud のコアサービスをカバーするクライアント ライブラリにアクセスできます。これには、ML ワークフロー用の Vertex AI、非構造化データを保存する Cloud Storage、暗号鍵を管理する Cloud Key Management Service、リソースをきめ細かく制御する Identity and Access Management の機能が含まれます。
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パッケージの全リストをご覧ください。
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組み込みの認証: アプリケーションのデフォルト認証情報(ADC)、OAuth2、API キー、サービス アカウント、(近日提供予定)Workload Identity 連携をサポート。
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役立つドキュメントとコードサンプル: Rust デベロッパー向けに作成されたガイド、例、ドキュメントが含まれています。
今すぐ Rust SDK をお試しください。
SDK は crates.io で、ソースコードは GitHub で入手できます。
詳細を確認して構築を開始するには、Rust SDK の公式ユーザーガイドをご覧ください。
ご意見をお寄せください
Google Cloud の Rust SDK を使用してどのようなものを構築されるか、楽しみです。Rust SDK は現在も積極的に改善を進めています。ぜひフィードバックやご協力をお寄せください。
機能のリクエストはありますか?バグが見つかりましたか?次の時代を築きたいですか?GitHub でディスカッションに参加する。
-Aile Momoh、 Google Cloud SDK プロダクト マネージャー
-Carlos ORyan 氏、 Google Cloud SDK、ソフトウェア エンジニア