La que nos une（私たちを結びつけるもの）: Univision が Google Cloud と提携してメディア エクスペリエンスを変革

※この投稿は米国時間 2021 年 4 月 27 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

昨年は誰にとっても、個人として、また企業として何を優先するのかについて多くを考えさせられる年でした。私たちは、世界が閉ざされたドアの中での生活を強いられる中でも、共通の関心や体験によって人々は共にいられるのだと学びました。一方で、全世界は共通の敵と格闘したわけですが、個人、コミュニティ、あるいは国ごとに、状況は異なることも目の当たりにしました。また、パンデミックを乗り越えるための終わりのない障害に直面する中でも、データに基づいたスマートな意思決定により、重要なソリューションを（直ちに）生み出すことができることも理解しました。

こうした点から、Google Cloud は、スペインを代表するスペイン語のコンテンツとメディア サービスを提供する企業である Univision と提携できることを非常に誇りに思っています。Univision は、Google Cloud と提携することで、プロパティ ポートフォリオ全体で成長を加速できます。また、スペイン語を話す視聴者のユーザー エクスペリエンスを強化し、時代に先駆けたスペイン語メディア企業を作り上げるために必要なエンタープライズ ソリューションを提供できるようになります。

Instituto Cervantes によると、全世界でスペイン語話者は 5 億 8,000 万人以上います。世界の他の地域の人々と同様、彼らもまたストリーミング コンテンツの熱烈な視聴者です。2020 年の第 4 四半期だけでも、そのコンテンツの視聴時間は 44%¹ 増加し、2020 年のソースは 50%² 増加しました。その需要の急増に伴い、Univision は、世界中のヒスパニック系視聴者へのリーチを可能にするインフラストラクチャを備えたクラウド プロバイダを必要としていました。ネットワークとデータセンターの構築に 20 年以上費やし、グローバルなコンテンツ配信機能を備えた Google Cloud には、Univision がスペイン語圏の視聴者にリーチするために必要なインフラストラクチャがあります。

同時に、Univision は、コンテンツの視聴者が非常に多様であるため、そのコンテンツを視聴者の特定の好みに合わせてターゲティングする必要があります。Univision は、Google Cloud の人工知能（AI）と機械学習（ML）テクノロジーをコンテンツ全体に適用することで、ユーザーが以前に視聴した番組に基づいてコンテンツをパーソナライズし、エンゲージメントと視聴エクスペリエンスを向上させたいと考えています。

また、ユーザー エクスペリエンスを変革するにあたり、Google Cloud のデータと分析スイートを使用して、視聴者に関するより深い分析情報を獲得し、各視聴者とのより強力な関係を築くことができます。Looker と BigQuery を使えば、Univision の従業員は、番組編成に関するビジネス上の意思決定に役立つリアルタイム データにアクセスできます。

Univision は動画の配信と制作業務を Google Cloud に移行する予定です。移行後は、Google Cloud がメディア ワークフローを合理化し、革新的な新機能を開発できるよう支援します。また、Google Cloud ではビジネスと技術が Google の他のサービスと緊密に統合されているため、Univision は世界中どこでも、どんなデバイスを使用している視聴者にも確実にリーチできます。たとえば、Univision は、今後数年間で、世界規模で YouTube とのパートナーシップを拡大し、Google 検索のエンターテインメント機能と統合して、ユーザーが自分の趣味に合ったテレビ番組や映画を発見できるようにすることを計画しています。さらに、グローバルな広告決定に Google アド マネージャーを使用し、PrendeTV と将来のビデオ オンデマンド サービスに Google のダイナミック広告挿入を使用する予定です。これに加えて、Google Play のコンテンツとサービスを Android スマートフォンとタブレット、および GoogleTV やその他の Android TV OS デバイスに配信しようとしています。

Google Cloud は、Univision と提携して、コンテンツを通してスペイン語圏の世界にリーチするお手伝いをできることをうれしく思います。Google Cloud のクラウド ポートフォリオにより、世界中の個々の視聴者にリーチし、それぞれに適した方法で消費できるパーソナライズされたコンテンツを提供するお手伝いができるからです。そして何よりも、Google Cloud は、確立されたクラウド、コンテンツ配信、データ分析テクノロジーを活用して、このビジョンを迅速に達成するのを支援できるからです。パートナーシップの詳細については、こちらをご覧ください。

^{1. https://pages.conviva.com/rs/138-XJA-134/images/RPT_Conviva_SoS_Q4_2020.pdf}

^{2. https://hubresearchllc.com/reports/}

-メディア、エンターテイメント業界ソリューション担当マネージング ディレクター Anil Jain