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クラウド オペレーション

GKE のサービスの可用性を確認できる、新しい専用の稼働時間チェック

2021年8月25日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 8 月 14 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

アプリケーションの開発においては、エンドユーザー エクスペリエンスを考慮することが重要です。オブザーバビリティ ツールを使用することで、稼働時間などユーザーにとって重要なパフォーマンス指標を測定できます。一般的には、稼働時間を示す指標やログを用いてサービスを内部的に測定することが推奨されていますが、利用できるのであれば外部のシグナルも非常に役立ちます。

サービスを外部から測定するための最も簡単な方法の一つに、稼働時間チェックの使用が挙げられます。稼働時間チェックは、確立された信頼性の高いテクノロジーであり、サービスの可用性を詳細にモニタリングし、問題の先行指標として役立ちます。これにより、問題がユーザーに影響を及ぼす時間の短縮または排除に効果が見込めます。

GKE サービス用の稼働時間チェック

マイクロサービス アーキテクチャの急増によって、サービスが増えれば測定対象となるエンドポイントの数も増加します。問題の追跡、特定、解決は、複雑化の一途をたどる可能性があります。そこで、このたびリリースされた Google Kubernetes Engine(GKE)LoadBalancer Service 用の新しい稼働時間チェックをご紹介します。

Google Cloud は、これまでもさまざまなタイプのリソースを対象とした稼働時間チェックを提供してきましたが、GKE に直接関連するものはありませんでした。新しく統合されたこの GKE LoadBalancer の稼働時間チェックでは、サービス ロードバランサと稼働時間チェックを直接関連付け、動的に稼働時間チェックが管理されるようになっています。サービスの基盤となるネットワークの変更に合わせて稼働時間チェックも変更されるため、サービスと稼働時間の障害をすばやく相関させることができます。

また、稼働時間チェックに基づいてアラート ポリシーを設定することもできるため、サービスに影響を与えている重要な問題について、SRE チームや運用チームに通知できます。通知を受けた後は、関連する GKE ダッシュボードに直接アクセスして、根本原因をより正確に特定することが可能になります。

新しい稼働時間チェックの作成

作成を開始するには、[Monitoring] > [稼働時間チェック]、続けて [+ 稼働時間チェックの作成] を選び、新しい [Kubernetes Loadbalancer Service] オプションを選択します。

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詳細情報

初めて稼働時間チェックを作成するための詳細情報や設定手順を確認するには、稼働時間チェックの管理に関するドキュメントをご覧ください。

また、今回ご紹介した新機能について、ご不明な点やフィードバックがございましたら、Cloud Operations コミュニティ ページにアクセスしてご連絡ください。

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-Cloud Ops プロダクト マネージャー Roy Nuriel

-Cloud Ops プロダクト マネージャー Kyle Benson
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