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Google Maps Platform

地理空間インテリジェンスで主要なビジネス KPI を向上させる方法

2025年1月17日
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Nina Thatcher

Head of Product Marketing, Google Maps Platform

※この投稿は米国時間 2025 年 1 月 7 日に、Google Maps Platform blog に投稿されたものの抄訳です。

Google Maps Platform チームは昨年、地理空間および位置情報インテリジェンスがビジネス パフォーマンスの重要な側面に与える影響を把握するために、世界的なマーケット インテリジェンス プロバイダである International Data CorporationIDC)に 1,300 人以上のビジネス リーダーを対象とした調査を委託しました。8 か国にわたる調査では、位置情報と地理空間のテクノロジー、データ、機能への投資がもたらす影響について調べました。

この調査により、地理空間および位置情報インテリジェンスを活用している企業は、収益や生産性の向上、費用削減などのメリットを得ていることが明らかになりました。さらにこのデータから地理空間インテリジェンスが、よりパーソナライズされた、位置認識を活用したサービスの提供にも役立っていることが判明しました。また、事業運営の観点では、企業は地理空間データを活用して物流、輸送、資産管理を最適化し、効率化につなげています。

この調査データの要点について、IDC Lynne Schneider 氏をゲスト スピーカーとして迎え、Maps OnAir ウェビナー「Global Location and Geospatial Intelligence Insights」(グローバルな位置情報および地理空間インテリジェンスの分析情報)を実施し、昨今のデータドリブンな世界において地理空間インテリジェンスがますます価値ある企業ツールとなっていることが浮き彫りになりました。調査の回答者は、ビジネス上の意思決定の改善や業務の効率化をはじめとして、さまざまな目標を達成するために地理空間データや位置情報データを使用していると述べています。

私にとってこの調査の最大の成果の一つは、「位置情報と地理空間のテクノロジーや機能を導入すると、自社にとって重要な指標を改善できる」という点が証明されたことです。

Lynne Schneider 氏, IDC、位置情報および地理空間インテリジェンス担当リサーチ ディレクター

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ゲスト スピーカーである IDC の Lynne Schneider 氏が、グローバルな位置情報および地理空間インテリジェンスに関する分析情報を共有します。

セッションの重要なポイントをいくつかご紹介しましょう。

重要業績評価指標(KPI)を特定し、最終目標に焦点を当てる

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このウェビナーでは、最終目標を念頭に取り組みを始めることの重要性を強調しています。こうすることで開発者は、目標達成に向けてどのような順序で何に投資すべきかを優先順位付けできるようになります。ビジネス上の優先事項とその影響の測定方法を特定することで、企業は地理空間関連の投資とビジネスの改善を結び付けて理解できます。地理空間および位置情報インテリジェンスをすでに導入している企業では、その効果は歴然としています。調査回答者の 51% が「位置情報および地理空間への投資により KPI 15% 以上大幅に改善された」と報告しています。

地理空間インテリジェンスはさまざまなユースケースに活用できる

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企業は、地理空間インテリジェンスの新しい活用方法を生み出し続けています。調査回答者が挙げた最も一般的なユースケースには、施設の管理、ビジネス パターンやトレンドの分析、資産の追跡や位置特定などがありました。それ以外にも、モバイル ワーカーの支援や新規市場の開拓など、新たに出現したユースケースも確認されています。たとえば、新規市場の開拓に地理空間インテリジェンスを使用していると回答した組織は、競争上の優位性の最大化、収益と生産性の向上を目的に据えており、30% の組織が KPI の大幅な改善(20% 以上)を報告しています。

企業は地理空間データの利用を拡大し、生産性向上につなげている

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地理空間インテリジェンスを導入している回答者のうち、1 年前との比較において、66% が「社内ソースの位置情報の使用が増えている」、そして 72% が「社外ソースの位置情報の使用が増えている」と回答しています。大事なことは、最も重要なデータを分析して解釈し、ビジネス オペレーションを継続的に改善できることです。調査に参加したビジネス リーダーが選択した最も一般的なパフォーマンス改善の KPI は生産性の向上でしたが、収益の増加や費用削減などの財務指標も非常に重要視されていました。

Google Maps Platform が提供する地理空間プロダクトを活用することで、企業は位置情報や顧客に関するよりスマートな意思決定を行い、最終的には生産性と収益の向上、費用の削減につなげることができます。その他のウェビナーにご興味をお持ちの場合は、Maps OnAir にアクセスするか、Google Maps Platform on YouTube で過去のウェブセミナーをご覧ください。

-Google Maps Platform、マーケティング責任者 Nina Thatcher

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