Google Maps Platform

Navigation SDK のリアルタイムの交通情報とアダプティブカードデザインによるドライバーの認知度とエンゲージメントの向上

2025年5月1日

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Tingting Li

Google Maps Platform Product Manager

Nicholas DeMeuse

Product Manager

※この投稿は米国時間 2025 年 4 月 2 日に、Google Maps Platform blog に投稿されたものの抄訳です。

Navigation SDK for Android と Navigation SDK for iOS 向けの新機能強化により、リアルタイムの交通情報に関するアラート機能と、アダプティブターンカードのデザインが改善されました。Navigation SDK は、開発者が Google マップのナビゲーション機能をモバイルアプリに直接統合することを可能にし、リアルタイムの交通情報、正確な到着予定時刻（ETA）、道路上の正確な位置追跡、そして 250 か国以上でのターンバイターン方式のルート案内など、最適化されたルート案内機能を提供します。

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Navigation SDK のルート概要でアプリ内に交通情報アラートを表示

Navigation SDK のリアルタイムの交通情報で、ドライバーによるアプリの継続利用を実現

今回の機能強化により、ドライバーはナビゲーションエクスペリエンスに影響する可能性のあるルート上の交通情報をアプリ内から確認できるようになり、アプリを継続して利用しやすくなりました。交通情報アラートは、ルートの概要モードでもナビゲーション実行中でも、Navigation SDK を通じてコンテキストを認識した案内を視覚情報と音声でドライバーに即座に提供します。ドライバーはこの情報をもとに、この先に何が待ち受けているのかを予測し、注意しながら運転を続けることができるため、より安全で効率的な移動が可能になります。

交通情報データは、Google マップと Waze のエコシステム全体にわたるユーザーからの投稿と高度なマッピングテクノロジーによって最新の状態に保たれます。Navigation SDK でこのデータを可視化することで、ドライバーが他の画面に切り替えることなくアプリ内で関連性の高いリアルタイムのデータを確認できるようになり、アプリの市場競争力も高まります。

Navigation SDK のリアルタイムの交通情報には、以下のようなものがあります。

道路上の障害物と自動車事故
警察による取り締まりと移動式自動速度取締機
車線規制と工事現場
冠水した道路、視界が悪い場所、除雪されていない道路

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Navigation SDK のアプリ内交通情報レポート

ドライバーが交通状況の変化を報告して他のドライバーに最新情報を提供

たとえば、配達のためにアプリ内ナビゲーションを使用しているドライバーが、道路上の障害物（パンクしたタイヤなど）のために、車を急停止させた場合を考えてみましょう。事故を回避した後、ドライバーはアプリ内ナビゲーションのレポートアイコンをタップするだけで、道路上の該当地点に新たな交通情報を報告できます。近くを走行している他のドライバーにも Google のナビゲーション機能でそのドライバーの報告が直接通知されるため、路上で注意を払うことができます。また、通知を受け取ったドライバーはその交通情報がまだ有効化どうかをフィードバックできるため、マップ上のデータは常に最新の状態に保たれます。

交通情報では、利用できる交通情報レポートの種類を増やし、適時性や精度を高めるために、ユーザーの投稿を含む膨大な量のデータを利用しています。こうしたユーザーの投稿は常に任意です。ドライバーは安全のために、交通情報の報告や更新を行う際も運転に注意を払う必要があります。

リアルタイムの交通情報アラートとレポートは一部地域でご利用可能であり、Navigation SDK の今後のリリースにより自動的に利用可能になります。Navigation SDK でリアルタイムの交通情報を構成または無効化するには、Android と iOS のドキュメントをご確認ください。

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ルート上のアプリ内交通情報の最新情報を提供

モダナイズされたアダプティブターンカードのデザインと強化されたスケーラブルな視覚情報

Google は、Navigation SDK の最新のアダプティブターンカードのデザインを活用して、Google マップのユーザー体験と同等の、一貫性のあるクロスプラットフォームエクスペリエンスを提供できるよう投資を続けています。最適化されたアダプティブターンカードでは、アイコンの大型化といった視覚的な改善を加えて、ルート案内をわかりやすくしました。ナビゲーションのヘッダーとフッターにあるモジュール型のアダプティブコンポーネントは、横表示への対応も含め、適宜画面のサイズに合わせてスケールします。アダプティブターンカードは以前 Navigation SDK for iOS でリリースされていましたが、Navigation SDK for Android でも一般提供を開始しました。