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Private Catalog: Terraform のデプロイ管理エクスペリエンスの向上

2021年7月29日
Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 7 月 20 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

企業の管理者として Google Cloud Private Catalog を採用し、キュレートされたセルフサービスの Google Cloud インフラストラクチャのプロビジョニングを実現する場合、組織のデプロイを管理できる必要があります。このたび、Private Catalog で Terraform によるデプロイを行う際の動作が改善されたことをお知らせいたします。

今回の新たなリリースにより、Terraform の構成を更新するとこれが常にエンドユーザーへ通知されるようになります。同時に、Private Catalog のユーザーは新たな変更内容を確認し、バージョンに関する情報を確かめたうえでデプロイを更新できます。これにより、プロビジョニングされるソリューションのデプロイ管理が Private Catalog を通してきめ細やかに制御できるようになり、組織のポリシーや標準の遵守性が高まります。

このリリースに含まれる機能をさらに詳しく見ていきましょう。

デプロイのチェンジ マネジメント

Terraform ソリューションでは、構成ファイルの更新管理に Cloud Storage のオブジェクトのバージョニングを使用します。このたびのリリースにより、複数の方法で構成ファイルを更新できるようになりました。

  • 新しい構成バージョンを使用してソリューションの Cloud Storage オブジェクトを更新する

  • 新しい構成ファイルを含む別の Cloud Storage オブジェクトを使用する

Private Catalog で変更内容を確認してソリューションに適用すると、その後すぐにエンドユーザーが新しいバージョンのデプロイ構成を使用できるようになります。

さらに、変更を適用する前に、ダウンロードするバージョンを比較して更新の内容を評価し、構成の現在のバージョンと最新バージョンを比較して、新しいバージョンに関する情報を使用して更新についての説明を追加します。

使用しやすさ

Private Catalog は、デプロイ構成の変更を検知すると自動的にその変更をカタログのユーザーに通知します。エンドユーザーは [ソリューション] ページで次のことができます。

  • 更新があるソリューションについての情報を確認する

  • 管理者が公開しているバージョン情報を確認する

  • 新しいバージョンを適用する

さらに、今回のリリースでは、Catalog ユーザーがデプロイのパラメータを変更して既存のデプロイを再試行できます。

レポート機能の改善

Private Catalog をベースとしたデプロイのデプロイメント レポート ダッシュボードに、デプロイされたソリューションのバージョンに関する追加情報が表示されるようになりました。これにより、Private Catalog ソリューションのあらゆるアセットのデプロイ状況全体について、より詳細な分析情報を入手できます。

使ってみる

上記の新機能は、Private Catalog をご利用のすべてのお客様にご利用いただけます。これらの機能の使用方法については、以下のドキュメントをご覧ください。

-プロダクト マネージャー Abhijit Chatterjee

-UX 研究者 Thomas Stanton

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