Google Cloud のアイドル状態の VM に関する推奨事項の機能に新しい構成オプションを追加
Google Cloud Japan Team
※この投稿は米国時間 2023 年 5 月 20 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。
Active Assist のアイドル状態の VM に関する推奨事項は、アイドル状態の VM を特定して削除することで、費用とリソースの節約に役立てることができます。このたび、アイドル状態の仮想マシンに関する推奨事項の機能に新しい構成オプションが追加されました。これにより、アイドル状態の VM を特定して削除を推奨する方法をより詳細に制御できるようになります。Google Cloud は、Cloud Monitoring サービスによって収集されたシステム指標に基づいて、アイドル状態の VM に関する推奨事項を自動的に生成します。以前は、アイドル状態の VM に関する推奨事項を生成するための観察期間が 14日間に固定されていました。そのため、モニタリングしたリソースの種類(開発、テスト、本番)に関係なく、常に 2 週間の期間に基づいた推奨事項が表示されていました。ほとんどのワークロードではこの方法が適切でしたが、お客様からは「さまざまなプロジェクトに合わせて構成を調整したい」というご要望をいただいていました。
新しい構成オプションでは、観察期間を 1 日から14 日までの範囲で自由にご指定いただけます。そのため、アイドル状態の VM に関する推奨事項をお客様の特定のニーズに合わせてより柔軟に調整できるようになります。たとえば、以下のような調整が可能です。
慎重にではなく積極的にできるだけ費用を削減したい場合は、観察期間を短くします。
ワークロードの短期的な変動の影響を受けない推奨事項を受け取りたい場合は、観察期間を長くします。
アイドル状態の VM に関する推奨事項の観察期間を構成するには、Idle Resource Recommendation API で observation_period
パラメータを使用します。
HTTP メソッドと URL の例:
このコマンドで返される Recommender 構成のサブフィールドに対して modify: params.observation_period
を実行できます。
また、gcloud recommender recommender-config update コマンドを使用することもできます。
たとえば、観察期間を 7 日(604800s)に設定するには、次のコマンドを使用して構成ファイルにこの値を指定します。
アイドル状態の VM に関する推奨事項について詳しくは、一般公開ドキュメントをご覧ください。推奨事項をお好みに合わせて調整し、ニーズに合わせてカスタマイズしてご利用ください。ご意見ご要望などございましたら、active-assist-feedback@google.com までお気軽にご連絡ください。
- プロダクト マネージャー Sharon Fang