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インフラストラクチャ

ジャカルタに新しい Google Cloud リージョンを開設

2020年6月26日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2020 年 6 月 24 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

インドネシアは、東南アジアでも特に、クリエイティブでダイナミックな、起業家精神にあふれた国の一つであり、開発者や企業は新しいクラウド テクノロジーを活用して課題を解決し、世界の中でもめざましい経済発展を遂げています。このたび、東南アジアにおける Google のお客様の成長促進に向け、ジャカルタに新しい Google Cloud Platform(GCP)リージョンを正式に開設したことをお知らせいたします。

ジャカルタ リージョンはインドネシアのお客様とそのエンドユーザーをサポートすることを目的としており、インドネシアでは初の、そしてアジア太平洋では 9 番目の GCP リージョンとなります。社会的距離が求められる現在、ジャカルタ リージョンの開設をデジタル イベントで迎えられることを大変嬉しく思います。基調講演はこちらでご覧いただけます。  

インドネシア向けのクラウド

新しいジャカルタ リージョン(asia-southeast2)の立ち上げにより、Google Cloud を使用するお客様は GCP を最大限に活用できるようになります。また、データやアプリケーションに低レイテンシでアクセスできるため、インドネシアでビジネスを行う企業はデジタル変革を加速できます。お客様が特定の規制やコンプライアンス要件を満たし、Google Cloud がアジア太平洋地域全体にわたるお客様により多くの災害復旧オプションを提供するのにも役立ちます。立ち上げ当初からジャカルタ リージョンには 3 つの Google Cloud ゾーンがあり、高可用性ワークロードを実現しています。このリージョンを含め、Google Cloud は現在、世界 17 か国で 24 のリージョンと 73 のゾーンを提供できるようになりました。

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ジャカルタにリージョンを開設したことで、インドネシアの新規または既存のお客様は Google Cloud テクノロジーを活用して、現地のユーザーにより優れたエクスペリエンスを提供できます。Bank Rakyat Indonesia(Persero)Tbk のデジタル、IT、オペレーション担当ディレクターである Indra Utoyo 氏は、次のように述べています。「Google Cloud のおかげで、当行は金融包摂を促進するデジタル バンキング戦略を実施し、お客様により優れたバンキング サービスを提供しています。当行では現在、開発の際に Apigee、Google Maps Platform API、Cloud Vision を使用し、クラウドとオンプレミスのハイブリッド アプローチを採用していますが、Google と当行の双方でデータ セキュリティを最優先事項に位置付けています。ジャカルタ リージョンが開設されたことで、Google の取り組みが強化されると同時に、当行の利用者へのアプローチがさらに向上しています。」

PT XL Axiata Tbk は、今後 3 年以内にワークロードの 70% をクラウドに移行することを目標に掲げる通信業界のリーダーです。Anthos を採用してハイブリッド クラウドとマルチクラウドの環境全体にわたって、ワークロードを安全かつ一貫した方法で自動化、管理、スケーリングしています。XL Axiata で最高情報責任者兼最高デジタル責任者を務める Yessie D Yosetya 氏は、次のように述べています。「XL Axiata では、ビジネス アジリティを向上させ、アプリケーションのデプロイをスピードアップするために、インフラストラクチャのモダナイゼーションに取り組んでいます。Kubernetes のリーダーである Google にコンテナ インフラストラクチャの管理を任せながらコンテナを導入できるので、Anthos は当社に適していました。」

インドネシアには、Tokopedia のように、デジタル サービスの提供方法を一変することで業界に変革をもたらしているデジタル ユニコーン企業が数多く存在します。Tokopedia のエンジニアリング担当バイス プレジデントである Tahir Hashmi 氏は、次のように述べています。「Google Cloud により Tokopedia は、この広大な国の 97% 以上の地域で 700 万以上の販売者そして毎月 9,000 万人以上のアクティブ ユーザーとつながることができます。このコラボレーションは、インドネシア人がより多くのことを達成し、インドネシアの技術を通じてより多くの商業の恩恵を受けられるようにするための絶好の機会を与えてくれます。」

Google はローカル パートナーのエコシステムと連携し、さまざまな業界のビジネスが新しいテクノロジーを採用して自社のデジタル変革を加速できるよう支援しています。Mambu で APAC マネージング ディレクターを務める Myles Bertrand 氏は、次のように述べています。「急速に変化する銀行業界では、クラウドネイティブ ソリューションを求める銀行や金融機関が増えており、クラウドでの運用により、応答性、アジリティ、革新性が向上するだけでなく、コストを削減できることを誰もが深く理解しています。Google Cloud Platform とのパートナーシップは、アジア太平洋地域全体のデジタル バンキング分野に非常に良い効果をもたらすものと確信しています。」

ジャカルタ リージョンの開設により、Compute Engine、Google Kubernetes Engine、Cloud SQL、Cloud Storage、Cloud Spanner、Cloud Bigtable、BigQuery をはじめとする Google の一連の標準サービスが使用できます。また、開発者、データ サイエンティスト、データ エンジニアは、ML ツールや AI ツールを活用して、プロジェクトの構想からデプロイまで、迅速かつ費用対効果の高い方法で実現できます。ハイブリッド クラウドを使用するお客様は、地域のパートナー エコシステムのサポートや複数の Dedicated Interconnect ロケーションを介して、新規または既存のデプロイメントを統合することができます。

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クラウドのロケーション ページにアクセスして、ジャカルタ リージョンで利用可能なサービスの一覧をご確認いただけます。

Maju Sama-Sama

「Maju Sama-Sama」とは Google インドネシアにおける目標で、「一緒に前進していきましょう」という意味です。現在、誰もがこれまでにない課題に直面している中で、Google Cloud はインドネシアの人々と連携して強靭な未来を築くために取り組んでいます。新しいクラウド リージョンの立ち上げに加え、お客様のデジタル変革において重要となる人材育成支援の取り組みも強化しています。

クラウド対応の即戦力となる人材を育成すべく、今年はインドネシアで 150,000 のハンズオン トレーニング ラボを実施する予定です。これには、無料の GCP トレーニング セッションへのアクセス、クレジット、キャリアに備えるためのさまざまなイニシアチブ(Juara GCP、Google のCloud OnBoard トレーニング、インドネシアの通信技術省とのデジタル奨学金など)が含まれ、多くの人が GCP 認定資格を取得できるよう支援します。

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の危機が始まって以来、Google はジャカルタ各地の数千もの学校に G Suite for Education をプロビジョニングして遠隔学習の手配をサポートしています。新しい「教室」を誰もが最大限に活用できるように、教育者が自宅から教えるのに役立つ情報、トレーニング、ツールを 1 か所に集めて提供する Google の「Teach from Home(家から教えよう)」をインドネシア語で立ち上げました。また、本日、インドネシア政府と協力して全国的に G Suite for Education へのアクセスをプロビジョニングすることで、何百万人もの教育者と学習者を支援する取り組みを発表しました。

次のステップ

グローバル インフラストラクチャの拡大に伴い、2020 年は引き続き Google Cloud にとって大きな年になるでしょう。リージョンについて詳しくは、ジャカルタ リージョン ページをご覧ください。また、利用可能な追加のサービスやリージョンに関する最新情報については、クラウドのロケーション ページをご覧ください。 

- Byプロダクト マネージャー Davis Hart、Google Cloud アジア太平洋マネージング ディレクター Rick Harshman

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